明日はSQで、これを通過したあたりから相場は変化を見せるのではないかと期待しています。
しかしまあ、個別が随分と悪いですね。
12月はIPOラッシュなので、これに向けての資金作り的な売りと見て良いのかも知れません。
所謂、需給悪化であり、個別でどうという相場ではないのでしょう。
なかなか先が読みにくいのですが、銘柄によっては良い買い場になっていると考えているところです。
強気の目で相場を観察し、狙っている銘柄の押し目を逃さないようにして頂ければと思います。

さて、大きな流れの話になりますが、米中間選挙の結果が出揃ってきています。
今回も不正の噂が絶えませんが、少なくとも下院は共和党の大勝利となり、大統領がどんな指示を出しても下院が許さなければ予算が付きません。
ですから、結局は下院を制した共和党の政権といっても良い状態です。
その議会が動き出すのが来年2月からです。
1月末までは今の選挙前の議会のままという事になります。
2月以降大きく変わると見ているのは「再生可能エネルギー政策」と「ウクライナ支援」でしょう。
再生可能エネルギーを中心にバイデンは2年間で555兆円ものカネをばら撒いてきました。
もちろん、コロナ対策費もかなり使ったと思いますし、このうちのどれだけが再生可能エネルギー関連なのかは調べないと分かりませんが、かなりの額が使われていたことは確かです。
この555兆円ものカネが全て使われなくなる訳ではありませんが、多くの予算は共和党によって削られるはずです。
そして、本来あるべき方向に戻って行くのですが、間違いなく盛り上がるのは石油関連でしょう。
カナダとのパイプライン建設を再開するでしょうし、米国内の石油開発には弾みが付くはずです。
その辺を読んでいるのもあると思いますが、足元の石油開発をバイデンが推進してきている事もあり、原油価格は大分値下がりました。
すっかり戦争前の値段に戻っていますし、もう少しするとバイデン政権前に戻る可能性が高いでしょう。
ロシアは中国に買い叩かれている様ですし、もはや継戦能力もないと思うのですが、問題は共和党がウクライナ支援に後ろ向きだという事です。
ここでウクライナが不利な形で戦争が終わると、ロシアによるエネルギー支配が継続する事になり、欧州勢としては非常に困った状態になります。
まあ、多くは欧州の問題であり、一番ウクライナを支援しなけれならないのは欧州勢なのですけどね。
身から出た錆とは言え、欧州勢はこの戦争によるエネルギーの高騰で厳しいリセッションに直面しています。
1月中にウクライナが勝利できれば良いのですが、そこまで都合よくいくかは微妙です。
欧州勢は本格的にウクライナを支援し、完全にロシアを潰さないと、今より酷い状況に至る可能性が高いのです。
とは言え、大分原油も値下がりしましたし、無茶なSDGsを止めるだけでも状況は変わると思いますけどね。
ただ、今までの様に天然ガスはクリーンだと言って、安いロシア産のLNGを買ってコストを下げるといった詐欺的手法は使えません。
これから欧州勢がどうやって身を立てていくのか・・・。
この戦争の行方を見ないと何とも言えませんが、結局多くのエネルギーは石油に戻ると思います。
そして、原発が発展するでしょう。
ただ、水素も発展しそうな感じはしています。
電池よりも燃やす方の水素です。
欧州勢の多くの自動車会社はトヨタに勝てないと判断し、EVにシフトしましたが、これは大きなミスだと思います。
自動車で生き残るのはハイブリッドであり、内燃機関は水素に変更していく感じだと思うのですけどね。
もちろん、ガソリンも当分なくならないと思います。
ただ、EVはそれ程盛り上がらず、長期的には衰退方向だと予想しています。
どう考えても不便ですからね・・・。
後は原発ですが、これも新型原発はかなり安全性が高いそうですし、残る問題は廃棄物処理です。
現時点では埋め立て処理しかありませんが、化学が進めば無害化も出来るでしょう。
それまでの間は安全に原発を使い続けるのが良いと思います。
この様な大きな流れを見ながら、個別銘柄をピックアップしようと思います。
ただ、短期でも取れるという感じで、噛み合う情報がないとなかなか推奨までは至りません。
それでもこうした大きな流れを頭に入れておくと、何か情報があった時に判断がしやすいです。
今すぐ役に立たずとも、こうした流れは頭に入れておくべきでしょう。
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