よほどのことがない限り、企業業績というものは急激に変化するものではありません。特に昨日と今日との変化はないといっても過言ではなく、ほとんどの場合は髪の毛が伸びる位の変化しかないものです。気がつけば伸びていたとか、気がついたら白髪が増えていたとか、あるいは気がつけば抜けていた・・・という感じでしょうか。

 時として飛ぶ鳥も落とす勢いで業績を伸ばし、昨日と今日でも大きな違いが出るような企業が出る様な場合もあるかとは思いますが、それでもほとんどの場合は昨日と今日とでは大きな変化はないといって良いでしょうし、それが見通しをベースに考えた場合は、よほど見通しが甘くない限りは大きな差は出ないと見るべきでしょう。

 しかし、株価は昨日と今日とでは大違いであるケースが多々あります。業績見通しの修正や、予想外の増益をベースになら話も分かりますが、それ以外のケースでも株価は大きく動いたりするものです。 それは仕掛けと呼ばれるある意味強引な買い上がりであったり、カラ売りをベースとした売り仕掛けだったりするのですが、こうした勢力があるからこそ株価が動くのですし、株価が動くからこそ投資家というものが存在するのです。もしも、これが配当のみで株価というものが存在しないという事になれば、投資家等というものは消えてなくなるといえるでしょう。 →ranking

 そもそも配当というものは、もらえるかどうかが分からないものでありますので、それをもらうための株主の権利の売買は自由にさせておくべきであり、株価をいたずらされて困るようなら株式を上場させなければ良いだけの話なのです。資金調達のために株式を上場させているのであれば、そのぐらいのリスクはあって当然と考えるべきでありましょう。

 しかし、実際にはあちこちで規制されたりして非常にいびつな世界になってきているというのが現状であります。これは、多くの企業の下支えが政府となっているケースが多くなっており、政府の負担=国民の負担でありますので、どうしても安全性に敏感になるのでしょうから、これでは仕方がないとも思えては来るのですが、本当はこんなに国というものが相場に関わるべきではないのです。

 ただ、現実に色々な形で国というレベルで世界中が相場に参加するようになってしまいましたので、とにかく今まででは考えられない様な相場が多く見られるようになりました。何せ出てくるニュースまでもが、何らかの圧力を受けて出されている様なものが多く見られるようになったのです。

 冒頭で申し上げましたが、大きな流れは特に変わってはいないのです。材料だって特別大きな変化はないのです。ただ、良いところにスポットを当てるか?それとも悪いところにスポットを当てるか?であるのです。よって、私たちがすべきことは、先行きはどうなる?も大切ではあるのですが、これからスポットが当たるのは良いところ?それとも悪いところ?の予想という事になります。 →ranking

 今、私が一番注目しているのはEUでのストレステストなのですが、これは是が非でも悪い結果にはしないはずで、去年の米でのストレステストのように、これを機に相場を上昇させたいという思惑が働いているはずだという点です。EUは自力で増資できない銀行には資本注入をするという発表をしてきましたし、これでますます何とかするぞ!という空気が強まってきたと言えるでしょう。

 問題は、いずれどうにもならなくなる可能性が非常に高く、最終的にはパンクしか道がない様に見えますので、目先は何とかなってもな・・・という点です。ただ、まだしばらくは何とかなると思うので、何ともしようがなくなるまでは買いがベースという事になるでしょう。相場は買い賛成でありますし、株価が上昇してくれなくては全ての計画は水の泡なのです。

 まあ、最終的には売るしかなくなるでしょうけどね・・・。

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