ゴタゴタの普天間問題で頭の痛い民主党ですが、今まで実行した中で唯一国民受けが良かった事業仕分けです。前回の事業仕分けは結局骨抜きであり、確かにそこに問題はあると認識は出来たものの、結局は切り込めず仕舞いでしたが、普天間で後がなくなった民主党は、全てを蓮舫議員を中心とした事業仕分け部隊に事態の打開を任せるしかないという、何ともお粗末な状態になってきました。

 もはや支持率は30%を切り、背水の陣と化した鳩山政権にとって、選挙前に唯一期待出来るのはこの事業仕分けでありますから、今回は前回のように骨抜きにする事は出来ないでしょう。まさに徹底的に叩いてくる可能性があり、完全に民主党にさじを投げている私でも、この件に関しては注目せざるを得ません。

 この国には役に立たなくなった無駄な組織が溢れ、節約という言葉を知らない寄生虫が山ほど居る訳ですから、とりあえずは栄養源である補助金を一律3割カットなどとし、まずは人件費を中心に削ってもらうのが妥当だと思うのですが、連合が支持母体の民主党にはそこまで踏み込んだ事は出来ないでしょうし、目的は蓮舫議員が予算要求をする官僚達を虐める姿を放送することでありましょうから、根本的問題を解決する気がどこまであるのかが焦点になるように思います。

 これから始まる事業仕分け第二弾を見て、民主党は凄いと勘違いする国民はそれほど多くはないかとも思いますが、メディアを使ってイメージを一新しようと必死でしょうから、もしかしたらそんな策略も功を奏すかもしれません。支持率も35%位までは回復するかもしれませんが、問題は事業仕分けが終わった後です。削ったつもりが、結局は説得されて・・・というのが第一弾の落ちです。例え民主党を再度支持するとしても、予算の配分が終わるまでは決して気を許してはいけません。 →ranking

 例えばですが、前回、科学技術予算の削減が大騒ぎになりましたが、その後にノーベル賞受賞者がこぞってマスコミに出演し、そんな事ではだめだと訴えました。まあ、確かに彼らの言い分はごもっともでありますが、現状として日本の大学で先端技術を学んでいる日本人がどれほど居るというのでしょう?多くの有名大学の大学院では、アジアなどからの留学生が多く、国家予算で最先端技術を勉強させ、お土産に持ち帰って頂いている状態なのです。

 アジアの人たちの方がよほど勉強熱心であり、優秀な人材が日本人ではなくなっているという現実があるため、どうにも仕方がない事でもあるのかもしれませんが、単に科学技術予算を組んであげるだけでは国のためにはならないという事は明らかなのです。別に外国人を閉め出せといっている訳ではなく、もっと日本人が学びやすい環境を作る必要もあるのではないでしょうか。現状ならば科学技術予算は削ってしかるべきであるとしかいいようがなく、その事業にお金がどれほど必要かとかだけではなく、もっと大きな枠で考えていかねばならないはずなのです。

 民主党は単に人気取りのためにこうした事業仕分けをエンターテイメント化させている様ですが、国の未来を決める大事な予算配分なのです。正直言ってこんなやり方では良い答えが出るはずもなく、無駄に叩かれるまじめな人の方が不幸かもしれません。確かに悪い予算要求もありますが、要求している人が全て悪という訳でもないのです。

 まあ、そもそもみんな給料が高過ぎますし、天下りの退職金も膨大です。先にも書きましたが、事業の内容云々よりも、まずは全体経費の削減からが妥当なのではないでしょうか。

 そして、ここからがもっとも大事な部分なのですが、我が国の税収はすっかり落ち込んでおり、何をするにも借金をせねばならない状態なのです。手元にはわずか38兆円しかないのですから、本当はそれを元に何をするかを決めなくてはならないのです。はっきり申し上げますが、足りない分を国債でまかなうのは勝手ですが、その担保はは我々の貯金であったり生命保険だったりするのです。

 現状の話ですが、我々国民の金融資産を没収して、何とか精算出来る借金なのです。こんな無謀な事はそろそろ終わりにしなくてはならないはずなのです。ちなみに、私は貸してない!と言っても無駄です。銀行にお金を預け、生命保険に加入しているというだけで、それらが900兆円もの国の借金の担保になっているのですからね・・・。貸していない!というのであれば、まずはこれらを解約しなくてはなりません。

 またも劇場開演といった感じですが、せめて一流の演劇を見せて欲しいですし、本物のハッピーエンドを演出して欲しいものです。その場限りの虐めでスカッとした気分になっても仕方がないのですから・・・。

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