あくまでも個人的見解ではあるのですが、麻薬の密売をしていた人間を死刑にするのは行き過ぎか?と聞かれれば、別に行き過ぎではないと思います。多くの常習者を生み出し、一般社会にも多大な迷惑をかける麻薬を密売するなどという事は、絶対にあってはならない事だと考えており、その結果が死刑ならそれはそれで良いと思うのです。

 ただ、問題は密売を実行していたとされて死刑になった人物が、本当にその罪を犯していたのかどうか?日本国内でも冤罪がある訳ですし、中国にも冤罪があると見るべきでありますので、この冤罪の可能性を考えるならば安易な死刑は容認すべきではないと言わざるを得ません。

 そもそも中国の裁判制度を詳しく知っている訳ではないのですが、年間数千人の死刑が執行されており、いくら人口が多いとはいえ、その件数は異常なほどに多いといえるでしょう。世界中どこを見てもこれ以上死刑を執行している国家はないかと思いますが、ある意味死刑は犯罪の抑止力になっていないともいえるでしょう。

 おそらく、こうして死刑が執行されても犯罪が抑止されていないという事は、麻薬密売で儲けなければ、それは生きていても意味がないという程に生活が苦しいという事の表れでもあると思いますので、改善すべきは麻薬の取り締まり以上に生活の向上政策ではなかろうかとは思います。

 日本位まで生活が向上してしまった状態で、麻薬の取引をしただけで死刑とするならば、相当効果はあると思いますが、中国レベルでの麻薬取引絡みの死刑は抑止力にならないのではないでしょうか。いずれ中国も経済活動が更に広がり、低所得層のレベルが上がれば、きっと大きな成果となるかとはおもいますが、まだその時ではないでしょうね・・・。

 ちなみにですが、先日の米中のやり取りの話ですが、米は中国の為替操作で200万人の雇用が失われたと発言し、中国は2億人の失業者が居るんだ、その位の人数でガタガタ言うなと発言。まだそんなに失業者が居るんだなと、実感させられましたが、これだけ失業者が居るなら命を掛けて麻薬取引に手を出す奴も居るだろうと思わずにはいられませんでした。

 中国は確かに日本のGDPを抜き去りましたが、当局が言うとおり、まだまだ発展途上国なのかもしれません。本格的先進国に仲間入りできる位のレベルに達する事が出来るのか?そして、日本は先進国で居続ける事が出来るのか?現状ではどちらも怪しそうではあるのですが、この先行きを占うのは本当に難しい状態です。

 今、世界にとって本当に必要なものは何でしょうか?リーマンショックで受けた損失は、とりあえずは各国の政府が肩代わりし、民間は立ち直りはじめてはおります。ただ、過去20年の日本を見れば分かる事ですが、借金が巨額になればそれを返済するのは難しくなるのです。そして、デフレが始まるとそれを止めるのは非常に難しくなるのです。

 昨日、デフレ外食産業の代表格である吉野家が、デフレの波に飲み込まれて酷い決算を出しました。株価も酷い事になっており、牛丼の優待券を取りに行ってそのままだった投資家は、無料になるはずだった牛丼が数千円になってしまうはめに成りそうですが、デフレに至ればどんなにお金をばら撒いても物価を上昇させるのは難しくなるのです。

 中国の発展は世界を救う可能性を持っているのですが、現時点ではとても安心は出来ない状態であるとしか言い様がありません。冤罪さえないのであれば、こうした悪質な犯罪者は厳罰で良いと思いますが、やはり間違いがある可能性が残っているとも思いますし、簡単に受け入れて良い話ではないと言わざるを得ません。

 経済問題もありますので、非常に言い難い部分かとは思いますが、意思はしっかりと伝えるべきでしょう。中国に媚を売る小沢氏が率いる民主党政府では無理だと思いますけどね・・・。

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