街角景気が三ヶ月連続で改善し、基調判断も上方修正されたとの事ですが、この調査結果には大きな違和感を強く感じました。

 エコポイントと地デジ移行で家電が売れている。エコカー減税延長で車が売れている。中国人が観光で訪れる。子供手当てへの期待・・・。これら全てが民間から生まれた自然な消費ではないのです。

 地デジ移行が終ったら?エコポイントもエコカー減税も、国債発行をベースとした借金で購入支援をしているだけでは?子供手当ても借金ベースでは?中国からの観光は中国がバブルだから出来るのであって、その他の国は円高の日本に行きたいとは思っていないのでは?この他にも突っ込みどころは山ほどありますが、基本的に財政出動が支えている景気であり、金融の引き締めなどの正常化の話が出ただけでも終わってしまうような小さな景気です。

 また、中小企業支援法などによって中小企業は資金繰りが出来ている状態になったところが多くなったかもしれませんが、結局は景気回復なくして借金返済なしの状況であり、問題を先送りしただけで何も解決していないし、解決する兆しもなく、多くの中小企業は苦しい状況が続いている状態なのです。大企業ですら潰れる世の中ですし、そう簡単に生き残れないのは当たり前なのですが、これほどまでに苦しい状況で三ヶ月連続改善と言われても、調べ方が悪いのではないか?とか、理解の仕方が悪すぎるのではないか?としか言い様がありません。

 そもそも民主党は、無駄を削減すれば予算は問題ないという政策を掲げて政権を奪ったのですが、無駄の排除など殆ど出来ておらず、その結果として国債発行額が増加する事となったのです。確かに自民党がベースを作ったので、民主党が悪い訳ではないのですが、今のやり方はあまりにお粗末でありましょう。故に支持率が40%を切る所まで落ちたのだとは思いますが、そんな政権下で発表される街角景気がどこまで信用できるというのでしょうか。

 今、日本は約40兆円分のデフレであり、40兆円分の消費を増やすか、生産を減らすかしかをしなければ、その分の物価も下がれば給料も下がるのです。そして、それを止める為にやっては行けないのが借金ベースの財政出動なのです。これを間違っているので、これはどうにも回復出来ないという状態になっているのです。

 やらないと言っていた消費税の増税も論議し始めるなど、いとも簡単に国民との約束を破ってくれるというか、余りにも無計画というか、本当に酷いありさまなのですが、普天間問題も含めて彼らに日本を任せる訳には行かないというのは証明されたも同然でありましょう。問題をややこしくしただけで、何の国益もない話ばかりなのです。

 ちなみにですが、1893五洋建設がジワジワと上昇して行っておりますが、噂では普天間基地の移設は沖縄の無人島にという事が裏で決まっており、その工事は五洋以外にないという理由で買われているとか・・・。そして、それを買っているのが・・・。とまあ、まことしやかに囁かれている訳ですが、もしも本当に無人島だとすれば、基地建設後の経済効果は皆無に等しい訳で、それこそ無駄以外の何も無いという状態になってしまいます。

 株もこんな理由でしか買えないのか・・・という寂しい状態でありますし、財政出動以外の知恵を絞った政策を出してくれない事にはどうにもなりやしません。とにかく、最初の約束どおりに無駄を削る所から始めなくては駄目なのです。

 私の感覚では、今回の街角景気は相当いじられたデータです。少なくとも私の周りに景気が良くなってきたなどという人は、家電量販店の店長さん位です。ただし、地デジ化が終わったらどうなるんだろうと非常に心配もしております。そしてこうも言っておりました。こんな状況で人は増やせないよね・・・と。雇用の回復なしに景気回復はない!少なくとも先行きが明るくなるような政策を出さなくては、誰も消費を増やそうとは思わないでしょう。

 もはや手遅れかもしれませんが、財政出動以外の方法で、何とか止めて欲しいところです。

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