グーグル問題や台湾への武器輸出問題で中国との関係が早くも崩れだしている米が、本日、中国が猛反対をしている中でダライラマと会談します。オバマ氏は大統領就任後に中国との関係を強化するという目的で、鳩山首相との会談をそこそこに中国へ飛んで行ったのですが、そんな親密ぶりも何処へやらといった感じです。既に中国は米国債をある程度売却しており、米国債の保有残高は二位に落ちたとはいえ、それでも影響が残っていない訳がないのです。その状況下で中国が最も嫌がる事の一つを強行するというのは、どういった背景があるというのでしょうか。

 オバマ氏は中間選挙へ向けての人気取りをせねばならず、それが先日の新金融規制、通称ボルカールールの発表であったり、今回の中国へ対する一種の強弁姿勢だったりという事だと思うのですが、中国の春節でのお休み期間を狙っての会談であるという部分では、やや気を使っているのか?という気もしなくもありません。

 ただ、どうもギクシャクが強まっている様に思いますし、そろそろ何らかの変化が起こってきそうな気配が感じられなくもないです。

 今、世界中で中国人がお金を使いまくってくれているので、世界経済はかなり中国に助けられている状態であると思うのですが、そもそもそのお金の出所は中国政府からのばら撒きであり、それがバブルを形成しているのは間違い無い事実でありましょう。中国当局はバブルを未然に防ぐという名目で金融の二度目の引き締めを実行しましたが、香港株は堅調な値動きであります。引き締められてもビクともしない株価・・・これこそがバブルの象徴だと思うのですがね・・・。

 ただ、香港というのは中国株が中心というよりは、外国株の上場が多い訳で、引き締めの効果を確認するには来週の春節明けの上海市場を見るしかありません。ここでも株価がビクともしなければ、中国は既にバブルに至っているという証拠になるように思います。

 経済的に持ちつ持たれつの部分が大きくなっている米中ですから、何処まで本気で中国を刺激しようというのか分からないのですが、明らかに米の対中路線は変わった様に思いますし、これから先の米の動向は非常に気になるところでありましょう。そして、当然中国の動向も気にしなくてはなりません。

 そして、あまり気にしなくても良いのは日本の政治です。もはや付ける薬はないので、崩壊するのを待つしかないのです。そして、崩壊の後に新しい政党が立ち上がる等し、まともな人達が政治をやってくれる様になるのを待つしかありません。出来るだけ早くそうなってくれなくては困るのですが、株と一緒で待つしかない時は待つしかないといった感じでしょうか。

 今日の会談で相場が急激に変わるような事はないかと思いますが、少なくとも良い変化が起こる事はないでしょう。スタンスには十分な注意が必要かと思います。

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