無理のある予算編成

 小沢氏の政治資金についての問題ばかりがクローズアップされておりますが、その影では着々と安定多数の民主連立政権による予算編成が進んでおり、大幅に税収が減る中で巨額の支出が決議されて行っております。確かに景気が悪くなったのも、借金体質を作ったのも民主党ではなく、この責任を民主党に問うのは筋違いとも思うのですが、多くの国民が望む予算を組んでいるとは思えないのです。

 もはや国の借金は国民の預貯金を上回るのも時間の問題で、その借金を返すためにはそれ以上の税収を得るか、国民の預貯金を封鎖するしかないのです。返さなくて良いなら良いかも知れませんが、国際的にそういう訳には行かないはずですし、例えどんなに苦しいとしてもこれ以上借金出来るはずもない状態であるという事は、誰の目にも明らかなのです。 → ranking

 本当に何食わぬ顔でとんでもない予算が組まれて行っているのですが、今年度の予算が全て通り、足りない分の国債発行が行われた時点で、おそらく日本国債は格下げになる事でしょう。長期金利は既にそうした状況を織り込もうとしていると見られ、ジワジワと上昇傾向にあります。何せここで格下げになろうものならば、日本国債は暴落の危機となるのです。また、ここのところの銀行株の下落は、こうした局面を予兆した動きなのではないかと思えてなりません。

 日経平均が1万1000円に近づく頃、多くのアナリストが1万2000円は行くというレポートを発行し、そこから押したところで多くの個人投資家が買いに入りましたが、世界の経済情勢は悪化する一方であり、株価も1万1000円付近がピークと成りそうな気配が濃厚であります。私は一貫して下げを主張し、下げへ対する準備をしてきましたので、この下げは当然という見方をしておりますし、今出ている下げの材料は何カ月も前から警戒している事ばかりです。 → ranking

 また、連日マスコミは中国経済の好調ぶりをレポートしておりますが、その原資が経済対策でばら撒かれたお金であるという事には殆ど触れません。そして、中国の経済はバブル以外の何物でもないと言うのに、警戒すべきと言う言葉は何処にも出てこないのです。

 私も何処でバブルが弾けるかというのは分かりませんし、それが分かれば苦労はないのですが、少なくとも中国が世界経済を牽引し続けるとは考えておりません。日本の予算も無理があるのですが、中国の経済もまた無理があるのです。中国版サブプライムショックの勃発する日はそれ程遠くはない様に感じます。 → ranking

 しかし不可解なのは、こんな下げの局面が来るという事を外資が予測していなかったのか?という事です。ここ二ヶ月の外資の買い越し額とペースは異常な数値であり、私も完全に読み違えてしまった部分なのですが、ここ二週間で個人が買ってくれた分では清算出来ない程の買い越し額なのです。裏でオプションを売っているとか、何かしら手は打っているはずですが、それにしても不可解です。単にカネ余りで感覚が鈍って下手を打っただけなのでしょうかね・・・。何にしても売り仕掛けがあるか、投売りが出るかと言った感じであり、上げの可能性は見えてきません。

 さて、これから世界の経済はどんな流れになって行くのでしょうか?ポイントを抑え、気持ちをしっかりと固定し、欲張らない資金管理をしたならば、きっと勝利する事が出来るでしょう。変化の内容ははっきりと分かりませんが、確実に変化はするという事です。それも、今までの常識が通用しない程の大きな変化がです。 → ranking

 よって、無茶な予算編成をしたとしても、それが完全に間違いという事にもならないかもしれません。まあ、少なくとも税収を上回る国債を発行して組んだ予算は、どこをどう評価してもまともではないですし、間違いなく格下げを招くでしょう。格下げされないようにする為には、もっと米に媚びるしかないはずですが、どうもそれも出来なさそうですしね・・・。

 先行きが非常に危ぶまれますが、我々にはそれを見守るしか方法はないのが残念な所です。

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