口先介入・・・

 藤井前財務相が異例の円高容認発言をし、急激な円高を招いた記憶も消えない内に、今度は就任間もない菅氏が95円程度までの円安が望ましいなどという発言をし、為替相場は1円以上も円安になりました。言い回し的には逃げ道がある言い方でしたが、その軽々しい発言は市場を不安にさせるだけという事が分からないのでしょうか。 → ranking

 そもそも同じ民主党で、同じ内閣に居る藤井氏と間逆の発言ですし、少なくとも民主党としての為替方針という事ではなく、単に本人たちの妄想の話であるとしか言い様がないわけですが、財務大臣という立場で妄想を語られては洒落にならないという事を自覚してもらわなくてはなりません。いくら初体験の与党とは言え、日本の財政を握る立場に居るのですから、そこはもっとしっかりしてもらわなくてはなりません。 → ranking

 今回の95円発言ですが、実際どうやって95円に持って行くのか?と考えた場合ですが、米の思惑通りにドルを買って行くというのでしょうか?ドルを買うという事は、米国債を買うという事ですが、本当にそんな余裕があるのでしょうか?税収を上回る国債を発行せざるを得ない状況下で、そんな余裕が何処にあるというのでしょう?どこかの事業を削って買うとでもいうのでしょうか?それとも、銀行に買えと命令するというのでしょうか?銀行が買うとしても、それは私たちの預金が担保なのです。 → ranking

 また、他に手があるとするならば、政策面からの円安期待ですかね・・・。円安にするという事は、米以上に悪い状況にならなくてはならないので、相当巨額な国債発行をするなりしなくてはならないと思うのですが、今のままでも日本国債は格下げされそうな感じですし、それ程巨額の国債発行ではないとしても、何とか円安に持って行けるかもしれません。 → ranking

 ただ、本当に米の財政出動は巨額であり、それを上回る駄目さがなくては円安にはならないのです。金利だってゼロまで0.1しか残っていないのですし、そう簡単に円安にするのは無理なのです。打つ手がないから口先介入という可能性もあるわけですし、もしもこの流れで円が95円にもなるというのであれば・・・。 → ranking

 しかし、民主党は一体何をどうしようというのでしょう?幹事長は政治資金絡みで検察の事情聴取をという事になるようですし、一つの件で党内から色々な意見が出てきて何も決まらないというのは、どう考えてもおかしいとしか言い様がありません。今回の円安発言にしても、単に菅氏の妄想であり、党の方針でも考えでもないわけです。 → ranking

 まあ、企業は今の為替よりも95円位の方が良いに決まっておりますし、この程度の発言で為替が動く方がおかしいといえばおかしいのですが、この程度でも動いてしまうのだから、発言は慎重にすべきという事でも有ります。 → ranking

 株価や為替の予想は自民党政権の時の方が楽でした。最後はどうしようもない人達が出ては消えてを繰り返しておりましたが、最低限のルールは守っていたように思います。まあ、やっぱりあれはあれで酷かったですけどね・・・。 → ranking

 自民党が壊した政治というか、米が壊した世界経済というか、何もかもが壊れたところで引き継いだ民主党も気の毒だとは思います。しかし、あちこちが壊れたからこそ取れた政権ですし、それを覚悟で取りに来たのでしょう。とりあえずは貴方たちしか居ないわけですから、とにかく頑張ってもらうしかないでしょう・・・。不本意ですが、頑張ってもらう以外に手はないのです。 → ranking

 しかし、こんな事では本当に先が思いやられます・・・。 → ranking

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