米のGDP二度目の下方修正

 昨日伝えられたニュースによりますと、米の発表していた7~9月期のGDPは0.6%引き下げられて2.2%増という事になりました。これは、前回の0.7%の引き下げ分も合計すれば1.3%の下方修正という事に成ります。3.5%が2.2%ですから、一気にその様に修正されたならば株価にも大きな影響があったかとは思うのですが、段階的に引き下げる事により大きな影響は出ませんでした。また、市場の感心は既に9~12月期へと移っており、もはや下方修正されても関係ないといった感じなのかもしれません。

 経済が上向き、相場も上向く。もしくは、経済が上向く事に対して株価が先行して上昇するというのが正常な動きだと思うのですが、今は株価を上昇させて経済を活性化させようという状態であります。その為に世界中で資金供給が行われ、低金利への誘導が実行されているわけですが、その上でもGDPがマイナスであったとなれば大変なことになるわけですし、この程度の成長は当然といえば当然なのです。 → ranking

 問題は景気の回復を見て、資金供給を止めても問題がない位に経済が自立して行くかどうかという事なのですが、ゼロ金利を延々と続けても経済が自律回復出来なかった日本を見ても分かるとおり、このやり方で世界の経済が回復して行くわけがないのです。今起こっているのは景気の回復という事ではなく、単に溢れかえったマネーが運用先を求めて世界を彷徨っているだけに過ぎないのです。

 こんな短期間でGDPが二度も下方修正をされるようなでたらめな状況の中では、どうしてもまともな投資が出来るわけがありませんし、常識があればあるほど買えないはずであり、私の様にその考えが極まって行けば、売るしかないという結論になるのです。ただ、経済状態を見て売るしかないという判断をしたとしても、相手は溢れかえっているマネーであります。それはもうゾンビと戦っている様なものであり、殺しても殺しても・・・の状態であります。 → ranking

 ただ、どんなに苦戦を強いられたとしても、いずれはゾンビも力尽きると考えております。誰が何と言おうとも、米の商業用不動産の値下がりを止める手段はありませんし、失業率を止める手段もないのです。これだけの財政出動をしても無理なのですから、打つ手などありやしないのです。落ちるところまで落ちて、そこから相場に任せて立ち直らせるしかないのです。ショックを和らげる事位までなら出来るとしても、無かった事にしようという事は出来ないのです。

 今の相場は、常識的な考えを元に売っているところと、金の力にものを言わせている勢力とのぶつかり合いなのです。業績は発射台が低くなっている為に変化率が大きく、それを材料に買い続けているに過ぎないのです。そして、今は買い方優勢の相場となっておりますが、最後は常識的な方向へ動き出すだろうと考えております。そのタイミングがつかめれば楽ですし、大儲けは間違いないのでしょうけれども、なかなかそうはさせてくれないのが相場の世界であります。 → ranking

 思惑通りになるまでの過程で敗退して行く相場師も沢山居りましたが、そうした教訓も踏まえ、私は大きな余裕を持ってこの相場に対峙しております。時間的タイミングまで読めれば本当に楽なのですが、こればかりは本当に難しい事なのです。特に今は世界中に今まで経験した事のない巨額のマネーが溢れているのです。この状況下で時間軸まで正確に見極めるのは不可能なのです。

 せめて出来ることと言えば、余裕を持って信念を貫く事位ではないでしょうか。一番愚かな事は、この状況で真剣に買い向かう事だと考えております。何せ買いの根拠は過剰流動性以外に何もないのですから・・・。

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