株価の急回復

 急激に売られた反動からリバウンドが入ったと見ていた東京株式市場ですが、リバウンド後に日銀が臨時の政策決定会合を開き、株価は更に上昇。そこでなされた決定は、とても評価出来る内容ではなかったので円相場は即座に円高方向へ向かいましたが、株価の上昇は止まらず。しかも円相場も円安に振れ始めました。これは、正直言って想定以上の反発であり、これほど問題を抱え、しかも何も出来ない政府なのに、どうして株価はこんなにも回復してきたのでしょうか?

 首相の母親からの献金問題は、素人でも考え付きそうな対策もしていない事から、もしかしたら本当に知らない内に秘書がお金を預かっていたのかもしれない・・・。という肯定的な見方も出来るのですが、悪意の有無に関わらず、首相としての脇の甘さは否定出来ないところでありましょう。もはや知っていたかどうかは問題ではなく、一国の代表として相応しいかどうかという問題に思います。 → ranking

 また、普天間問題の解決は、米の言い成りにはならないという面は評価出来なくもないのですが、現在米が求めている前政権との合意事項の実行以外に良策があるとは思えません。問題の解決を遅らせる事は、単に時間ばかりが過ぎて行く愚行に過ぎないのではないでしょうか。

 マニフェストの実行についても色々と進展してきている様ですが、高速無料化の見直しだとか、ガソリン税の環境税へのすり替えだとか、まあ、結局は無理な事は無理だったという事で片付けて良いとは思いますが、それでも国家予算は膨張しそうであります。 → ranking

 とにかく何を決めるにもあちこちから異論が出て来る有様で、タバコ税にしても結局は欧州並みという話がタバコ農家に配慮して30円~60円程度の値上げという事ですし、本当に話ばかりで終る様なものばかりです。せめて、タバコ農家に配慮してというのであれば、毎年2円ずつ10年間値上げして行くから、タバコ農家はその間に次の作物へと生産を切り替えるようにとか、そういう配慮をすれば良いのではないでしょうか。反発されたから今回はこの値段で・・・では農家も見通しを立て難いというものです。

 どう見ても愚策が山ほどあり、首相は疑惑の人状態であり、優柔不断で方向が定まらない最低の内閣の様に感じるのですが、株価は急速に回復してきているのです・・・。なぜでしょうか?正直言ってこれと言って理由が見当たらないのですが、この政府の悪さが円売りへとつながっている可能性は考えられます。そして、それが株高へとつながっているのかも知れません。 → ranking

 また、政府と日銀が協調して行くという声明が、もしかしたら禁じ手である与謝野氏がぶち上げた株買い取り50兆円の様な政策を生み出すかも知れないという淡い期待を産んでいるのかもしれません。とりあえずこの材料は評価し、売り方は様子見と言った感じでしょう。

 それでも円は87円台でありますし、株価も相変わらず1万円割れの状態です。この奇妙な状態がいつまで続くかは分かりませんが、先行きを明るく感じる事は出来ないという見方をしております。目先は良い感じで動いておりますが、しっかりと先行きを見据えて行きたいところであります。ここから先は年金も売りに回る可能性が高いですし、買う理由は見当たりませんけどね・・・。

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