10兆円の資金供給

 昨日、わざわざ臨時で開いた日銀政策決定会合でありますが、そこで決定されたのは僅か0.1%の金利の据え置きと、10兆円の金融市場に供給するというものでありました。この件に関しては多くの評論家が言うとおりであるのですが、正直言って期待外れの感が否めません。NY高も手伝ってか日経平均自体は上昇傾向のように見えますが、為替は正直に円高という形で反応してきております。

 この経済状態で銀行に10兆円入れたところで、銀行はお金を民間に貸し出すでしょうか?せいぜいモラトリアムによる返済猶予が発生した時に使うお金としてしか考えないのではないでしょうか。とてもこれが民間の活力につながるとは思えませんし、民間の活力につながる事をするならば、それは円高をも意味するわけです・・・。 → ranking

 大事な事ですが、これだけ悪い日本経済ですが、欧州はもっと悪いし、米は更に悪いのです。これだけ悪くても未だ日本はマシなのです。見た目は海外の方が株価も上昇しておりますし、回復したのかな・・・という気がしなくもないのですが、これだけ大量の資金供給を実行して目先の景気が底打ちしない方がおかしいのです。問題は、来年度もこの資金供給を維持できるのか?この一点ではないでしょうか。

 日本は今まで大量の資金供給をしてきましたので、ここから更に増やすというのが非常に困難な状況なのです。だから欧米ほどに財務が悪化して行かないというだけで、それがこの円高に現れていると見て良いのではないでしょうか。 → ranking

 もし、本当に欧米の景気が回復基調だと言うのであれば、金が高値を更新して行くはずはないのです。金が高値を更新して行くという事は、それだけ通貨へ対する信認が低下し続けているという事です。決して経済が回復しているのではなく、単にごまかしているだけなのです。

 だったら売れば良いじゃないか!そうです。答えは単純なのです。しかし、ごまかしと幻想の相場でありますので、そのごまかしや幻想がどこまで続くかは読み難いのです。いずれは下だと見て良いはずですが、どこから下かは非常に難しい所でありましょう。下手に売ればあっという間に踏み殺されかねません。 → ranking

 これから、非常に危険な材料が次々と出て来る可能性が高いと見ているのですが、我々はそうなる前にしっかりと準備をして行かなくてはなりません。相場はその為のチャンスを与えてくれていると思います。先行きをしっかりと予測し、ぶれる事無くしっかりと前を見据えて計画的に行動して行くべきでありましょう。

 外資はいったい何を狙っているのか?最低でもこれだけは十分に予測して行くべきでありましょう。見えてくるシナリオはあまりに危険な為、ここでは触れませんが、相当恐ろしいシナリオが待っている様な気がしてなりません。

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