相場は皆が思う方向へは動かない


 最近個人のFX取引が、為替の変動率上昇に合わせて活発化している様です。基本的には円高になったらドルを買って、円安になったら利食いするという行動が殆どの様ですが、参加者の多くはこれ以上の円高は無いという見方をしている様ですが、円高というよりはドル安になる要因が大きく横たわっており、むしろ円安になる材料が欲しいぐらいであります。目先は何となく行ったり来たりですし、テクニカル的にも87円付近は硬そうに見えなくもありませんが、私はかなり恐ろしい状況に至るのではないかと危惧しておりますし、それに合わせた投資行動を取っております。

 まず、基本的懸念は米の膨大な量に膨らんだドルの発行残高です。これだけでいつ暴落してもおかしくない位のインパクトがあるわけで、暴落しないのは世界一の経済大国であるというよりも、世界一の軍事大国であるが故でありましょう。現時点での実力で考えたならば、ドルは遥かに安いレートとなってしまうことでしょう。 → ranking

 次に問題なのは米の商業用不動産の焦げ付きです。初夏の頃からこの危険性はレポートして来たわけですが、著名な投資家であるジョージソロスもこの問題で血の雨が降るという話をしており、もはや並みの問題ではなくなってきているのは明らかであります。現時点で米に残された手段は、おそらく不良債権の基準となるルールの変更位なものでしょう。米のお家芸の一つですが、もはやそれも通じない位大変な状況かと思われます。

 そして、日本の問題ですが、混乱していて先の見えない政治に見えますし、デフレで苦しんでいるのに消費者は物が安くなったと喜び、もはや回復の兆しなどどこにも無いように見えますし、企業も大変厳しい状況であるのは確かなのですが、それでも多くの上場企業は黒字を確保しているのです。大変だ大変だと言いつつも、実は日本は黒字であるのです。一見すると円が買われる理由などない様にも見えるのですが、米もユーロも赤字企業が殆どであるのですから、それらに比べれば円は買われやすいということになるのです。 → ranking

 株価は低迷しておりますし、一番の出遅れとも言われる日本ですが、それでも尚円が買われる状態にあるわけで、円が買われれば株も上がり難くて当然であるのです。全ては絡み合い、向かうべきところへ向かっているのですが、多くの人が考えるような安易な円安はないだろうと見ております。

 この他にも色々と理由があるのですが、とにかく大事な事は、無茶な取引をする場面ではなく、とにかく場の様子を観察するという事です。大きな流れを見つけ、それに合った投資行動を取るべきなのです。私の考えが必ず正しいというわけではありませんが、おそらくはここでのドル買いは非常に悲惨な結果につながる様に思えてなりません。数円担がれる程度なら良いのですが、条件が整うと大変な結果になってしまう可能性が高いという事になるのではないでしょうか。 → ranking

 特にこの相場をボックスだと思っているとするならば、それは相当危ない結果になるかと思います。とにかく、最低でも変化だけは見落とさないようにしたいものです。近い将来何らかの大きな変化が起こる可能性が高いと考えております。

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