個人投資家の為替観

 個人の売買が中心に為替が変動しているわけではないのですが、今朝の日経新聞の記事によりますと、多くの個人投資家は円高局面でのドル買いを積極的に実行しているそうで、しかも長期の保有が目的のドル買いも多いという事です。証券関係のアナリストからはドル安方向への意見が多くなっているのですが、個人がその真逆の動きをしているというのは非常に興味深いと感じました。

 多くの人がドル安と思うならば、多くの人がドルを売るわけですが、それと同時に下がれば利益確定の売りも出ますので、意外と皆が下がると思うと下がらないのが相場だったりするのですが、個人は買い向かい、機関投資家は売り向かうという様な構図になってきますと、相場は意外と面白い動きをしたりするものです。 → ranking

 昨今コンピューター任せのシステムトレードなるものがあるわけですが、その中には巨額の資金を運用しているプログラムもあり、相場への影響が非常に大きくなっているものもあるのですが、機械だけに感情という物がなく、人ならば利食いするだろう所でも平気で売り浴びせてきたりするのです。落ちると判断したら徹底的に落としてやろうという感じで考えれば良いのかと思いますが、その売り方は正に人の所業ではなく、私はこれをターミネーターと呼んでおります。

 現在、1ドル91円付近での値動きとなっている為替相場ですが、あるポイントを超えるとターミネーターが起動する可能性があり、高レバレッジの取引を繰り返す個人のFX取引は格好の餌食となってしまう可能性が高いかと思います。そうならない事を願ってはおりますが、売買動向を見ていると、おそらくはそんな局面が近づいている感じが強くなっております。 → ranking

 「ここまで来ても未だ下がるのか!」ターミネーターの狙いは正にそこであり、その売りには血も涙もないわけで、ほぼ全員が死んだところで買い戻す事となるのです。さて、目先は92円の方向に向かっているように見える為替相場ですが、このスタンスで個人投資家は生き残る事ができるのでしょうか?

 米は今期最大の好材料である、7-9月のGDPプラスの材料を出してきましたが、当分の間はこれ以上の好材料が出る可能性は低いのです。今後の為替動向はどの様な感じになり、株価はどの様に推移するのでしょうか。投資は長期のビジョンを持ち、目先の動きを分析し、そこでかけ離れた部分に対して売ったり買ったりするわけです。 → ranking

 FX取引にしても、長期のビジョンを読み間違えば、本当に大変な結果を招く事となるわけです。多くの個人投資家がドルの先高感を見ている様ですが、一度立ち止まって良く考えてみた方が良いように思います。まあ、日本の政治を見ているとドル買いの方が正しそうな感じはしますけどね・・・。

 とりあえず、ドル買いをするにしてもあまり高レバレッジにし過ぎない様にし、これからの相場をよく観察して行くべき時のように思います。変化の波が近くまで来ているような気がしてなりません。

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