民主党と航空行政

 JALは大きすぎて潰せない。民主党もまた、自民党的発想になってしまったのですが、無駄な空港を作り続け、JALに飛行機を飛ばし続けさせた責任が国にあるのも確かです。まあ、JALの幹部は殆ど天下りでりますし、飛ばさせるといっても無償で飛ばさせていたわけではありませんから、どこに責任があるかという事になると、それは非常に難しい事であるといえるでしょう。ただ、一つだけ間違い無いだろうと思うのは、官僚と企業が癒着した競争力の欠片も無い腐った体質が、国民に多大な迷惑を押し付けているという事です。

 前原さんが羽田を24時間空港にし、関空をしばし棚上げするような発言をしておりましたが、羽田を24時間の国際航空にした場合の住民への安眠の保障はどうなるというのでしょうか。24時間絶え間なく離着陸をされたならば、周辺住民の安眠は約束できなくなるはずです。その点関空であるならば、海上空港でありますから、これは24時間でも大きな問題はないでしょうし、元々そうするために作られたものです。どちらかと言えば関空を24時間化する方が妥当だとは思います。 → ranking

 ただ、正直言って政府の言うハブ空港というものを実現し、これをアジアの中心としたいとするならば、少なくとも安い土地の余っている中国の空港を超える必要があり、どの航空会社もそこに降りるのが得と思うようなものを作らなくてはなりません。羽田に滑走路を一本増やした所で何の勝負にもならないのです。中国は土地をブルドーザーで平らにするだけで良いのです。埋め立て工事の必要な羽田や関空がコスト面で勝てるわけがないのです。

 民主党は多くの公共事業を執行停止とする様ですが、全てを停止するわけではありませんし、やるものはやると言う姿勢であると思いますが、発想が半端では自民党と特に変わりは無いといえるでしょう。ダムと違って空港建設を白紙に戻したり、空港を閉鎖したりしても巨額の費用がかかるわけではありませんし、ダムよりは手を付けやすい部分だとは思いますが、とにかくまともな方向での解決を望むばかりです。 → ranking

 政治家の力が強ければ公共事業がやってきて、それが地域の経済を活性化させる・・・。民主党が言うとおり、そういった時代は終わりであり、終わりにしなくてはならないことなのです。しかし、JALは救済するだとか、ちょっと怪しげな発言があるのも事実です。時代錯誤というか、ナンセンスの塊の様なモラトリアム発言だとか、本当に疑わしい内容が目立って仕方ありません。

 先日、某有力投資家とお会いしてお話しする機会があったのですが、彼はとある情報を元にJALを買い集めている様です。この売られて底値でもみ合っている所を丹念に拾い集めているそうなのですが、どうしてそうした行動に出たかと聞いたところ、政府は確実に同社を救済するだろうという情報を得たからの様なのです。 → ranking

 はっきりとは言いませんし、当然それは嘘かも知れません。投資家と投資家の話などというものは、ある意味騙し合いであり、良い言葉で書けば駆け引きでしょうか。まあ、どこまで本気かは分かりませんが、おそらくは買っているのは本当でしょう。どこで売るのかは知りませんが、この株価では売れないでしょうし、本当に上を目指しているのでしょう。

 この取引を私は真似ようとは思わないのですが、私がこの話から感じ取ったのは、民主党も自民党と余り変わらないな・・・という事です。やり方は少々違うかも知れませんが、やっぱり血筋が近い影響もあるのでしょうか。結局は今までとあまり変わらないような感じが強いのです。 → ranking

 果たして、日本の航空行政とJALに未来はあるのでしょうか?税金を投入して事業をやる事を悪いとは言いませんが、隣国である中国に勝とうという事であるならば、半端な施策では無理な事は明らかなのです。敵をもっと分析し、本当に勝てると思うことをやるべきでしょう。企業の無駄な延命や、無駄な公共事業は将来を危うくさせるだけであり、再度の不良債権増大に直結しかねないのです。もう一度10年を失いたくなければ、ここはもっときっちりとやるべき事をやり、やらざるべき事をやらないようにすべきなのではないでしょうか。

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