骨抜きモラトリアム

 モラトリアム法案の中身がはっきりしてきましたが、一律義務を付けなかった事により、同法案はほぼ骨抜き法案という事になりそうです。大騒ぎの末に無駄な骨抜き法案とは、単に時間の無駄であったばかりか、株価を大混乱させたわけですから、亀井氏の責任はかなり重いという事になるでしょう。

 私自身はこの法案へ対する見切りを付けて、三井住友フィナンシャルグループが3000円付近まで下落した所で仕込みましたので、実際は亀井氏に稼がせてもらったようなものでありますが、その裏で大きく損を出してしまった人も多くいるのは事実でありますし、何より社会が混乱したのは事実であります。 → ranking

 そもそもこのモラトリアム法案でありますが、今まで金融庁は返済が遅れたら即不良債権という事で、厳しく銀行へ対する指導を行ってきたわけで、不良債権は徹底的に吐き出させて来たのです。その結果として多くの銀行が合併や倒産という結果となったわけで、ここへ来て返済猶予をしろという事に対しては非常に腹立たしい話ではないでしょうか。また、西川社長への退任要求も、銀行業界への喧嘩としか言いようがない話です。

 正確な金額は忘れてしまいましたが、野に下った自民党は何十億も銀行に借金をしているのですが、その担保は与党である事であり、政党助成金であったわけです。議員数を大幅に減らし、政党助成金も激減してしまったのですから、これは銀行にとっては間違いなく不良債権でありましょう。政府は自民から民主へと変わったわけですし、本来はこの辺は追求しなくてはならない場所かとおもうのですが、何故かこの辺は手付かずなのですよね・・・。 → ranking

 おそらく、世界は悪い物を無視して無理やり相場を上昇させて行く様に思います。バブルがはじけて消し飛んでしまった経済を補充するだけの財政出動をしているわけですから、どんなに疑わしかろうともそのお金はどこかに流れて行くのです。日本にとっては円高という一番苦手な悪材料があるため、なかなかそうした状況を認識しづらいところではあるのですが、この上昇は皆が熱狂するようになるまでは続くように思うのです。

 ただ、上がる前にもう一度下を確認しに行くかもしれませんし、今この状況で即買いというわけには行きませんが、亀井ショックの様なわけの分からない材料による下げが出れば、それはチャンスという事になるのではないでしょうか。ある意味買い場を与えてくれば亀井氏には感謝もしなくてはならないといったところではあるのですが、この人が日本の大事な部分に関わっていると考えると、ちょっとがっかりであります。 → ranking

 また、世界から見てもこれががっかりと映るならば、もしかしたら円売りにつながる可能性もありますし、そうなれば株価も上昇することでしょう。良策で株価を上げられないなら、愚策で株価を上げるという妙策・・・。本当は良策で日本を立て直して欲しいのですが、現状を見る限りは良策は無さそうな気がしてなりません。

 もしかしたら、民主党には愚策の限りを尽くしてもらい、円売りの材料を提供してもらうしかないのかも知れませんね・・・。まあ、少々の愚策では対抗出来ないほどドルが刷り続けられておりますので、モラトリアムも一律義務化で行く位で良いかもしれませんが、義務化したら日本は完全に終るでしょうし、リーマンショック以上のショックが世界を襲う事となるでしょう。亀井氏を立てつつ、この法案は骨抜きで良しとしておくのが一番の良策でありましょう。 → ranking

 本当はもっと前向きな材料で売買したいのですが、今の市場にはこんな材料しかないのですよね・・・。とにかく残念でなりませんが、それでも相場は動いているわけで、与えられた材料で何とかするしかないのが投資家の運命です。大変難しい状況ではありますが、とにかく頑張って行くしかありません。

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