IMFの金放出

 IMFが保有する金400tが売りに出されているのですが、現在その買い取りの交渉が水面下で進んでいるいるわけです。おそらくは中国と米が中心となって買い取ると予測しておりますが、日本は何としてでもその大多数を買い取るべきであると考えております。

 現在、金価格は1000ドル付近でのもみあいが続いているわけですが、そのもみあいの背景にあるのはこの大量売りだしの値決めのための安定化策といったかんじでしょうか。売却が決定すれば、再度金価格も動きが出て来る事かと思います。 → ranking

 本来、株にしてもコモデティにしても、大量の売りが出れば相場は崩れるのが当たり前であるのですが、金というものは有限の資産であり、これだけマネーが溢れている世においては、単純に売り出しが下落につながるという考えは通じないと考えるべきではないでしょうか。

 FRBは国債の買い取りを今月一杯で中止するという旨の発言をしておりましたが、実行される可能性はそれ程高いとは思いませんし、実行した所でドル安の流れは止まらないように思います。まだまだ国債の発行が続くわけですから、これはもう米はドル安を止める気はないし、止まる事はないと考える方が自然でしょう。 → ranking

 しかし、これ以上のドル安が進めば日本企業の収益は悪化の一途であり、円高は日本の国際競争力を確実に奪っていくと考えて良いでしょう。時間をかけての円高ならばなんとかなると思いますが、その動きはかなり急激な物が予想されますので、政府は本気でこの問題に取り組まなくてはならないでしょう。円高容認発言なんかしている場合ではないのです。失言だけでも87円を割り、あっという間に80円という場面も想定されるのです。

 そこで、99.9%実現しないとは思いますが、日本は大量の国債を発行し、IMFの売り出し400tの金を買い取ってしまうという手があります。財源は赤字国債となりますが、金は資産となりますし、利払い分の赤字を埋めるだけの値上がり益は十分に得られる事となるでしょう。大量の赤字国債の発行により、円も下落するはずで、悪い事などどこにもないのです。輸入物価は上昇しますが、拡大すべきは内需であり、消費すべきは国産品であります。エネルギーは太陽光や風力を主力としていけば、最終的にはエネルギーも国産化が可能なのです。 → ranking

 まあ、政府には投資家的発想は出来ないでしょうし、実現は不可能だと思いますが、こうした行動を取れば多くの企業は業績を回復させる事が出来るでしょうし、経済的窮地を脱する事が出来れば必然的に社会は安定するのです。税収も上がりますし、いずれは何とかなって行く事でしょう。

 ただ、結局現実的には起こりえない政策であり、亀井さんのモラトリアムの何百倍も日本経済を活性化する事が出来るかと思いますが、お互いに実現不可能の話であるという意味では共通点がありそうです。まあ、彼は政治家でありますし、もしかしたら実現してしまうかもしれませんけどね・・・。そうなれば、その時は全財産で日本株売りという事になるのかも知れません。本気でモラトリアムをやったら日本は世界から孤立してしまうでしょうし、しかも世界を再度の経済危機に陥れてしまう可能性が高まるといえるでしょう。 → ranking

 とりあえずいえる事ですが、米の借金をベースにした消費社会は壊れましたし、二度と戻る事はないのです。その代わりに世界で起こった変化は、大量の資金供給であります。ダメージの少なかった日本は支出を大きく増やしてはおりませんが、結局はお得意先の米国がダメになったわけですから、そのダメージは大きくて当たり前なのです。世界中が財政出動をしているのに、日本だけがやらない・・・。だから円高になっているともいえるでしょう。

 さて、この環境で我々投資家がとるべき行動とは、いったいどんな物なのでしょうか。なかなか見えてこないとは思いますが、手が出せないほど難しい状況でもありません。頑張って対応して行きたいところです。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。