もしもし亀よ

 連日報道されている亀井さんの発言で、遂には官僚も法案を作る方向で行動を開始したようですが、いったいどれ程我がままで、しかもいったいどれ程ナンセンスな政治家なのでしょうか。一番の問題となっているモラトリアム法案(借金の返済猶予)ですが、先進国の間で共通認識である金融システムをひっくり返す様な話しであり、こんな暴挙が許されるというか、黙認されるのは米だけの話しであり、極東の島国日本がやれる話しではないのです。

 しかも、今の世界経済は資本主義という基本的なルールに則って経済活動をしているのであり、明らかにこれはこのルールを無視した法案であるといえるでしょう。野球で言うならば、9回裏10対0で三者凡退となって試合終了のはずのところで、試合が終らずに審判の判断で10回が始まるような物です。そんなルール変更を誰が許すというのでしょうか。終った試合はそのまま終わるべきであって、続けるべきではないのです。それが資本主義であって、それが正しい道なのです。 → ranking

 もし、このモラトリアムを本気で実行したならば、確実に外資のお金は逃げ出します。こんなルール変更を平気でするような国に投資妙味などありやしないのです。これを機に日本を社会主義国家に作り変えて行くというのであれば、それを受け入れる他はありませんが、私はそれを望んで民主党へ票を投じたわけではありません。民主党にやってもらわなくてはならない事は山ほどあるのですが、明らかに間違っている事だけは進めて欲しくありません。

 ただ、この明らかに間違っているモラトリアム法案ですが、鳩山総理のレポートには機敏に反応した外資も、特に反応を示して来ないのです。やれるわけがないと思っているのか、単に呆れているのか、それとも・・・。私はこの「・・・」の部分が非常に面白いと感じており、投資方針はこの部分を基にしていく予定です。もし、このまま法案が作成され、それが議会を通過したら恐ろしい事になるかと思いますが、何か恐ろしい事にならない妙案でもあるというのでしょうかね。妙案が出て、それが素晴らしい内容であれば全ての前言を撤回し、私も亀井信者となりましょう。 → ranking

 しかし、民主党も同じように中小企業は救わなくてはならないという様な発言をしておりますし、前政権の自民党も中小企業の支援はそれなりにやってきました。ただ、そういった支援により、立ち直る企業もありますが、借金が増えるだけで立ち直れない企業の方が多いのが実情であり、苦しみが単に先延ばしされるというだけの事に過ぎません。

 そもそもの話しですが、米のバブルが崩壊し、世界中の物を消費してくれていた大国は崩壊したのです。今は国債の乱発とドルの増刷でごまかしておりますが、バブル崩壊前の経済に戻る事はあり得ないのです。これはオバマ大統領も認めている事でありますし、しかも経済の悪化を止めるには数年以上の歳月が必要なはずなのです。 → ranking

 また、中国の内需に期待という話しもありますが、そもそも米へ対する輸出で大儲けしていただけであり、米の景気が回復しない限りは中国の上昇も考え難く、内需拡大によって今度は中国が世界中の物を買ってくれると言うのであれば話しは別でありますが、例え内需が拡大したとしても国内で何でも作ってしまう国になっておりますので、世界経済を牽引するほどの事にはならないことでしょう。

 日本は、構造的に中小企業が生きていける国ではなくなっているのです。中小企業までもが安い労働力を求めて外国人労働者を雇い、その労働者たちが技術を持ち帰ってしまっていますし、外国に進出する事が出来ない中小企業が生き残れるわけがないのですし、生き残るために必要なのは資金ではなく、発想と経営の転換なのです。景気が良い時と同じ事をやっていて儲かるほど甘くはありませんし、今後も美味しい景気など当面来る事はないのです。

 この様な状態のところへ、単に延命の貸し出しや、返済猶予を与えた所で何も変わりやしないのです。大地震が起こったとか、戦争が始まったというのなら話しは別ですが、資本主義経済の中で生まれた問題は、資本主義経済を続けようという限りはその中で解決すべき事なのです。このルールを守れない様ですと、日本に未来は無いと言っても過言ではありません。 → ranking

 亀井さん。あなたの考えている事は、本当に日本の再生ですか?後ろに回っている手で出しているサインもありそうですけどね・・・。

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