八ツ場ダム建設の是非

 民主党はこのダムの建設をマニフェスト通り中止するという方針を貫くつもりのようですが、本当にそれが正しい判断なのでしょうか?このダムの建設は、無駄なものであるのは確かでありましょうし、最初から作るべきではないものであったのは確かだと思いますが、そもそも建設反対を50年も貫いてきた住民を説得し、建設計画を進めてきたのは国なのであります。政治家や建設業者は作りたくて進めてきた計画だと思いますので、建設業者が利益を取れなくなっても仕方がないとは思いますが、そもそも建設に反対だった住民が国の方針転換によって犠牲になってはいけないのではないでしょうか。

 住民が建設続行を願っている真の理由は、殆どの住民が代替地への転居が終っていることや、温泉旅館などの地形を生かした産業の方が大きな影響を受けるからという事になります。建設を中止とした所で、自然豊かだった山はダムや代替道路の建設によって切り崩され、既に修復不能な姿となっており、元々廃れ気味であった温泉地は復活不能な状態になってしまっております。単に中止というだけでは住民が納得しなくて当たり前でありましょう。 → ranking

 ただ、このダムの建設は無駄なものであるのは確かであり、今後の水資源の利用が増えなければ、単に維持費が掛かるだけの無駄な施設になる可能性が高く、建設自体は止めるのが妥当であろうとは思います。必要なのは、ここまでやってしまった事をどうやって住民に詫びるかという事でありましょう。少なくとも向こう数十年の営業保障などを約束する必要もあると思いますし、ここまでやってしまった事に対するお詫びは十分にしなくてはならないという事になるでしょう。また、この様な無駄な計画を推進してきた官僚や政治家も罰を受けるべきであり、建設を中止するというのであれば、ありとあらゆる手段を持って皆が納得行く様な事をして行かなくてはならないでしょう。

 しかし、こうして民主党が政権を取り、連日この様に問題が報道されると、マニフェスト段階では単に無駄なものは止めれば良いという感情で見て来た国民も、真相を知れば知るほど単に中止ではダメだという事に気付くのではないでしょうか。民主党は単に一行の文章で八ツ場ダムの建設中止と書いていただけなので、民主党に票を投じた人で有っても、その真実を知れば単に中止では不味いという事に気付く人も居るのではないでしょうか。 → ranking

 私の感覚での話しでありますが、日本は少子化で困っておりますが、世界では人口爆発の状態であり、水資源の需要は高まる一方であります。国内に目を向けた場合はダムは無駄という事になりますが、世界へ水を売るという発想で見た場合ならば、これは決して無駄にはならない可能性もあるのではないかという感じはします。

 今後のダム建設に関してはストップをかけて様子を見るにしても、ここまで作ってしまった物は建設を続行し、今後は無駄な事業をやらないという方向に持って行くのが妥当なのではないでしょうか。撤収や保障の費用を考えるならば、もっと前向きな方向で物事を合理的に考えて行くべきではないでしょうか。 → ranking

 まあ、こうした無駄を削って他に資金を回したい民主党ですし、最初の看板から架け替えては後が続かないという事になりますからね・・・。民主党としても引くに引けないところではあるとは思うのですが、友愛の精神に則った政策を進めて欲しいものです。何があろうと善良な国民が政治の犠牲になってはいけないのではないです。

 自民党が政治を続けていたならば、こうしたところにメスが入る事もなかたっとおもいますし、この政権交代は決して悪い物であったとは思いません。今、日本の膿が出てきているところであり、それがなくなるまでには相当の痛みが出るのは仕方がないのです。ただ、くれぐれも善良な国民が苦しむような方向へだけは向かわないようにしてもらいたいところであります。 → ranking

 こうして徹底的に無駄が排除されて行くとするとなると、やはり建設業関係は厳しい状況が続きそうです。全ては株価が物語っているといった感じですが、単に無駄を排除するというだけで日本経済は再生して行くのでしょうか。こればかりは流れを見ながらの判断となりますし、現時点では答えを出しかねますが、自民党政治よりは良いと思いますが、結局は再生までは行けないような感じがしてなりません。

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