基本円高だが・・・

 先月上旬に急激に為替が円安となり、100円付近から下げ続けてきた円高の流れにテクニカル的変化が表れ、有名なアナリストも円安の流れに変わったというレポートを発行したりしました。私は96円から97円台まで急進して行く中で、ドル売りを断続的に入れて行きました。その円安の流れは僅か二日で終ってしまい、あっという間に円高の方向へ戻り、思惑通りの含み益を得る事に成功はしているのですが、ここへ来て思惑と少しずれた事が起こってきました。

 為替単体で見るならば、特に問題のない事なのですが、私の投資先の主たる市場はあくまでも東証一部でありますので、為替の変化というものは時として大きな影響を及ぼしたりしますし、為替からはどうしても目が離せないのです。目を離せないからこそ、低レバレッジではありますが為替を売買し、その値動きを真剣に見るようにしているのですが、どうも先月の上旬に表れたテクニカル的変化でドル買いに走った投資家が多かった様で、FXのドル買いが大きく積みあがった状態になってしまっているのです。 → ranking

 私の取引が単に為替だけの話であれば、積みあがったドルが崩落するのを待ち、崩落した所で利食いすれば良いだけの話なのですが、メインが株であるため、どうしても為替の影響を受けてしまう可能性が高いので、単純に為替を楽しめる状況にはないのです。しかも、その時期が非常に厄介で、来週はMSQということもあり、株だけではなく先物も仕込んでいる為、その扱いは非常に難しい物となっております。

 この状態で資金管理が出来ていないと、非常に大変な事態に陥ってしまうのですが、基本的には押し目買いを中心とした仕込みとしておりますので、私自身の取引としてはそれ程問題はないのですが、利益を得ようと思うと、今後の売買はサーカスに近い物になってしまうかもしれないと強く感じてしまいます。 → ranking

 将来的には為替は80円60円といった感じで円高が進んでいくと見ておりますが、今現在の動きはあくまでも目先の仕掛けの様なものであり、ドル買いの個人のロスカットを誘うだけの相場でありましょう。全員ではないと思いますが、この局面でドル買いを試みた多くの投資家はテクニカルを重視したのだと思いますが、株にしても為替にしても、テクニカルをメインの判断材料に投資するのは非常に危険な事です。多くの判断材料を見て、その最終決断としてテクニカルで補助するような感じならば良いと思いますが、テクニカル分析が投資の主力になるなどという事は有り得ない話しなのです。

 おそらく、この円高の流れは一時的で、再度円安には戻ると思いますが、再度97円をとか、100円をという事にはならないように思います。今現在はどこにも円安になる材料などほぼ有り得ないのですから、例えどんなにテクニカルが円安になるという予測を出したとしても、それに乗ったらほぼ死ぬという事になります。 → ranking

 どうして円安はないのか?米の赤字国債の発行量と、これからの発行予定量を見て、米の経済が元に戻ることはない事を知り、世界経済も回復には相当な時間が必要だという事を知れば、ドル安要因が大きい事は直ぐに分かる事かと思います。急激にドル安になるのだけは防がなくてはなりませんし、まだドル安にするには早すぎるはずですから、急激にドル安が進んだならばドル買いもありだと思いますが、それはあくまでもドルが安くなった局面でやることであり、高くなったところでやるべきではないはずなのです。

 為替はテクニカル重視という事を良く聞いたりするのですが、全ては時と場合によりますし、どんな株であれ、どんな商品であれ、テクニカルに依存した売買は非常に危険であると思います。多くの自動売買プログラムが価格を動かしているのも事実ですが、人は人の感性を持ってそれらに対抗して行くべきではないのでしょうか。機械に出来る事と出来ない事があるわけですし、機械が最終的な勝利者になるとは思えません。私は人の投資家として、これからも相場の世界で戦って行こうと考えております。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。