米の財政赤字が850兆円に増額修正

 今朝の日経新聞の報道によりますと、米の財政赤字は当初予想の3割り増しになり、今後10年で850兆円になる見通しだという事でした。雇用の悪化や税収回復の遅れが主因との事ですが、日本の借金が860兆円になりますから、これで日米共に借金の規模は同じになりそうということになりますが、米のこの見通しはあまりに楽観的過ぎるとしかいいようがありません。

 現時点で既に500兆円の財政出動をしており、これで経済を支えているわけですが、10年で850兆円とすると、来年はどうするの?というレベルの話になってしまいます。雇用の回復も来年中頃以降という事になっておりますし、どう考えてもこの見通しは甘過ぎるように思います。 → ranking

 また、今現在問題としているのは、サブプライムを中心とした個人の不動産ローンの焦げ付きに起因している物なのですが、商業用不動産の不良化が計算に入っていないのです。意図的なのか、それとも問題ないと判断しているのかは分かりませんが、米には総額650兆円という商業用不動産があり、その商業用不動産を基本に組み込んだCMBSという商品があるのですが、商業用不動産が35%程値下がりしている為、この商品の償還が非常に厳しい状況となってきており、今後新たな火種になる可能性があるように思います。

 まあ、実際に米が真に狙っているのは皆が考えるような素直なシナリオではなく、もっと深く暗い、そして汚いシナリオであると思いますし、後で出してくる悪材料にするには丁度良いものだとは思いますが、私の様な個人投資家でも見つける事の出来る負債を堂々と隠して良い物なのでしょうか。 → ranking

 また、個人のサブプライムローンの借り換えなどを支援してきた米ですが、結局は14%程度の人が借り替えたローンを早くも焦げ付かせたり、クレジットの支払いが滞っており、その負債もうなぎのぼりの公算が高くなっております。何せ10人に1人が失業している状態なのに、どうやって住宅ローンやクレジットを払えというのでしょうか・・・。これは、どう考えても無理な話であることは、素人の目にも明らかであります。雇用の回復は来年中頃以降であるとしておりますし、どう考えても焦げ付きは増える一方でしょう。

 本来はタイトルを別に作って書く内容であるように思うのですが、バーナンキFRB議長が再任された事を見ても分かるのですが、オバマ氏はチェンジを合言葉に当選したにも関わらず、FRB議長をはじめ、財務系は殆どチェンジしていないのです。どうも疑わしい部分がある人だとは思っておりましたが、結局はブッシュの後始末役であり、一生懸命やったけどダメだったという役割になる大統領のように思います。 → ranking

 このサブプライム問題は、既に米経済を破壊し、世界経済をも破壊してしまったのです。米が再度借金をして世界中のものを買うという事は出来るはずもなく、何をやっても元に戻る事は出来ないのです。それなのに大きな借金をして、再度景気を浮揚させるというような発言を繰り返しているのです。どう考えても上手く行くはずがないのですし、出ている数字にはあまりに嘘が多過ぎます。

 という事は、いずれその嘘もばれて、相場は暴落するという事になるだろうと予測する人が多くなると思うのですが、相場とはそれ程単純な物ではないのですよね・・・。これらを理解した上で、相場の行く末も考えていかなくては、相場で利益を出すのは難しいという事になります。 → ranking

 まあ、今の私の投資戦略は冒険に近いものでありますが、勝算のない冒険はしません。更に米の行動を読み、それを投資活動に活かし、こんな相場でも利益を出して行ける様に努力を続けていこうと思います。相場は複雑だから面白いのですし、複雑だからこそ沢山の答えがあり、沢山の行動が生まれ、相場が成り立っていくのです。異色な考えではあるかもしれませんが、勝利してやろうという気合は誰にも負けてないつもりです。自分の勝利を信じ、仲間の勝利を願い、今日も相場の世界で生きていこうと思っております。

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