どうしてアナリストレポートは当らない事が多いのか?

 為替の読みにしても、株価の読みにしても、実に多くのレポートが存在しており、しかもその中身は実に多様であり、どれかは当るとしても、いつも当るレポートというのは殆ど存在しません。当てなくても給料がもらえるからなのか?とも思うかも知れませんが、当らない理由の多くは、事実のみでレポートを書かなくてはならない場合が多いからなのではないかと思うのです。

 私のレポートの場合は、表に出ている材料から裏を推測し、その推測にあった調査や情報収集をして行き、今後の可能性を想像しながらレポートして行きますが、多くのアナリストの場合は公的に発表された事実のみを使ってレポートを作成して行きます。どうしてその様な発表に至ったのかという事は考えられないというか、考えてはいけない部分なのであります。 → ranking

 例えば、最近よく話題になる出口政策ですが、現在は低金利に抑えている米ですが、利息にうるさい国民が居りますから、いつまでも低金利を続けるわけには行きませんし、景気が良くなるならば金利の上昇と言う話も出さなくてはなりません。多くのアナリストは、こうしたニュースを受けてどこで金利が上昇するのかを予測したり、それを元にした景気の動向レポートを作成するのですが、今尚続く赤字国債の発行と、ドルの増刷が続いている内に金利を上昇させられるわけないという事に気付かないのか、知らないふりなのか・・・。

 米は短期間で物凄い借金をしているのですが、この借金をした状態のままで金利が上昇すれば、あっという間にその利払いで財政はパンクしてしまう事でしょう。日本が借金を膨らませながらも生きてこれたのは金利がゼロで押さえ込めていたからであり、一時少しの上昇はあったとしても、米のバブルによって世界経済が牽引されている最中に、微妙に金利が上がっただけの話であります。 → ranking

 多くの企業が赤字に至り、税収が激減する中、金利を上昇させればその利払いに対して更に赤字国債を発行せねばならなくなるのです。急激に増える多額の借金・・・。利息が安いからこそ何とかなるのであって、借金をしながら金利の上昇を考えるなどという話しはどこにもないのです。出口政策の話しというのは、金利にうるさい奴らに対してのマイクパフォーマンスに過ぎない。

 しかし、それが表に出ている材料である為、アナリストは金利の上昇局面を考えたレポートを作成するのです。ほぼあり得ない状況ですが、そういう発表があればそういうレポートを作らなくてはならないという事でしょう。結果として、裏まで読めないと言うか、読んではいけないものしか書けないため、どうしてもその精度は落ちてしまうことになります。 → ranking

 ただ、ものによっては輝いているレポートもありますし、前回のは悪かったが、今回のは良さそうだという物もあるのは事実です。問題は読む側がそのレポートから何を汲み取るかであり、事実を基にしたレポートしか書けないという事を理解しておいて上げなくてはならないという事になると思います。

 その点私は、何の制約もなく、いつも自由に裏の裏まで読んでレポートを書く事が出来るので、非常に幸せなライターであるといえるかも知れません。ただ、給料があるわけではなく、100%成功報酬の実力だけの世界であり、私の場合は失敗したらそれまででありますから、レポートへ対する真剣度はかなり高いつもりです。 → ranking

 そうそう、アナリストが唯一不確定な物を事実として書く事がありました。それはテクニカルです。色々なテクニカルチャートがありますから、どれかは当る可能性が高いですからね・・・。テクニカルを事実として考える事自体が間違いであろうと思いますし、テクニカルを基にしたレポートなどという物は、朝の占い程度の話しでありましょう。テクニカルのみを重視した投資は危険極まりない物と思いますので、そんなレポートは読む価値も無いとは思いますが、こんな考えの人が居るなら自分はそれを利用してやろうとか、そんな戦略を立てる事はあります。読むにしても、その裏を行けるほどの実力がなければならないといったところでしょうか。

 勝利したいのであれば、流されるのではなく、流れて行く事です。流れに逆らえば疲れて溺れますので、流れに逆らわずに、流れに乗りつつも行きたい場所を目指して流れて行くのです。頑張りましょう!

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