最後は売り方が勝つ

 市場全体の信用買いと、信用売りの比率というのは、個別銘柄では売りが増加して逆日歩状態となるものがありますが、市場全体でいえば、どんなに売りが増えたとしても買いを上回った事はありません。株の世界には売りと買いしか存在せず、バランス的には1:1であるはずなのですが、信用取引となるとそのバランスは崩れてしまう事となります。

 買い方とは、株式投資という言葉に表れている通り、企業の業績の伸びに期待をして、その配当の増加を得るために買うのが株券であり、それ自体の値上がりにも期待して買う行動が基本であり、ある意味正義の行動であると言えるかどうかは分かりませんが、何となく正しそうな感じがします。 → ranking

 一方売り方ですが、その企業の業績下落への期待であったり、不祥事への期待であったり、買い方の熱狂を逆手に取った行動であり、株式投資の全く逆の行為でありますので、その行為はとても正義とは程遠く、人によっては非常に不快なものであるでしょう。悪事を働く人は少なくは無いのですが、正義と悪のどちらが多いかと聞かれたならば、恐らくは正義の方に付く人の方が多く、そのバランスが信用取引は買いの方が多いという結果につながっているのかも知れません。

 しかし、株を売買するに当って求められるのは、確かに配当は重要な要素でありますが、値幅を取るのが最も効率が良いわけですし、配当を無視して値幅に特化したカラ売りというのは、ある意味プロフェッショナルな世界であるといえるでしょう。買い方は値幅取りに失敗しても配当でそれを埋めて行く事が可能な場合もありますが、カラ売りはそういうわけには行かないのです。あくまでも値幅を狙うしかないのですし、あくまでも信用取引でありますから、そこには必ず金利が発生しますので、正に甘えの効かない世界であるといえるでしょう。 → ranking

 また、買い方というのは、いずれは利益確定なり、損金確定なりで売らなくてはならない場面が来ます。どんなに買い方が多くても、売り方が居るから存在できるのも事実であり、皆が買い続ければ、結局は上値を買う人が居なくなり、結局は下げざるを得なくなるのです。多勢はいずれ崩壊するのが市場の原理でありますから、断然売り方の方が有利という事に成ると思います。

 ただ、断然売り方が有利ではあるのですが、その売り場所を間違うと、それは本当に悲惨な結果を招くのも事実です。今年の春に日経平均が7000円を割って、6000円も割るだろうと予測してカラ売りを入れた大多数の投資家は大打撃を受けました。市場は不安でいっぱいでしたし、その行動も分からなくもないのですが、相場反転の兆しも読めないようなにわか投資家がプロフェッショナルの世界に安易にクビを突っ込んだ結果であるともいえるでしょう。 → ranking

 売り場所さえ間違わなければ、最終的に勝利するのは売り方でありますし、大多数の人が悲鳴を上げて株を投売りしている間に利益を積み上げて行くのですから、その利益の出し方はある意味快感でもあるでしょう。しかし、値上がりが損失になる売り方というのは、損失が無限大である為、結局はその局面をどうやって掴むかという事が問題であります。買い方が大多数である為、いずれは相場というのは崩壊する運命にあり、どこかで売り方が勝てる局面が来る可能性が高いのですが、決して楽というわけではないといえるのではないでしょうか。

 今の相場は買い方が有利なのか?それとも売り方が有利なのか?今日までは予想通り買い方有利できましたが、ここから先はまだまだ不透明であると見ておりますが、また必ず売り方が大儲けするタイミングが来るように思いますし、結局は売り方が勝つのが相場の世界であります。それでも私は買いを主体にして、何とかこの世界を渡りきって行きたいと考えております。

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