経済は回復するのか!?

 答えから先に書いてしまうと面白くないような気がするのですが、今のままでは経済が回復する事はないでしょう。バブル崩壊後の日本が、財政支出を繰り返しながら株価を上下させ、結局は10年も株価は上がらなかったわけですし、その後に景気が回復したといっても、明らかに貧富の差は広がりました。今の米の状況というのは、日本のバブルの数段上の無茶が崩壊した状態であり、今の財政出動が米を回復させるわけはないのです。

 しかし、現実に株価は上昇しておりますし、これで景気が回復するわけはないと考えるのが正しいとしても、それを基本とした投資活動をしていては儲からないという事が起きます。株で利益を出すという事は、単純に景気がどうなるかという事を読むだけの作業では儲からないのです。 → ranking

 おそらく勉強が得意な人程、相場を理解するのは難しいのではないかと思います。人間の頭脳が作り出したコンピューターが管理するファンドが一番の成績を上げているので、全ては計算すれば儲かるようになっているのかもしれませんが、計算というよりは、大きな資産がそこに集まり、その手の内を徹底的に隠しているからこそ成り立っている状況ではないのかとも思います。また、そのファンドが常勝だとなれば、更に資金が集まるわけで、幾ら儲かるとなっても、例えばその上を買う人や、その下を売る人が居なくなってしまえば、それは機能しなくなってしまうものなのです。

 もし、計算で全てが上手く行くとしても、人の頭のレベルで計算しても追いつけない世界であると思いますし、私はこうした物の流れ全てを体で感じて、次に進んでいくべき道を見つけ出すのが大事な事ではないかと思うのです。特に我々の様な一般個人投資家は、大きな流れに逆らう事はできないのです。しかし、流れに逆らう事はできずとも、負けずに利益を出して行く事は可能であると考えております。 → ranking

 今の相場というのは、とにかく悪い物に目をつぶっている状態であるという事は何度か書いてきましたが、その最たるものは日経平均における平均レシオです。PERという表現をする場合の方が多いかもしれませんが、一株利益の何倍まで株価が買われているかという指数なのですが、昨年の平均値は16倍程度でありましたが、今現在は決算を控えている企業もありますので、はっきりとその数値を出す事はできないのですが、おそらくは昨年の倍程度の水準にあるのではないかと見ております。

 ファンダメンタルでは買えない相場だとも申し上げてきましたが、これがその買えない理由の最大の根拠であります。これを聞いたらカラ売りが一番だろうという思いになる方も多いかとも思うのですが、そうして入ってきたカラ売りがこの相場の上昇エネルギーに変換されているのです。理論的株価を考えれば、絶対に日経平均が1万円を越えるなどという事は無いと言っても過言ではありません。 → ranking

 しかし、株価は現実に上がり続けているのです。それは大量に発行され続けているドルが株やコモデティに流れ込んでいる結果でもあるのですが、悪い物に目をつぶって株価を回復させ、それを景気底打ちへとつなげ、更には回復させようとの思惑からという見方までは比較的楽にたどり着けることですが、何せドルの無茶な発行であったり、無茶な公共投資であったりというのが根底にありますので、いずれはこの無茶なレシオにも目が行ってしまう事でしょう。株価の回復を景気の回復へつなげようという考えは間違いでは無いと思いますが、ペースが速すぎてはいけない事なのです。

 まあ、本当の米の狙いはこれを更に上回る所にあると見られますし、これで景気が回復するという事はありえないでしょう。だったら売りか!?とも思うかもしれませんが、先述の通り、米の狙いは更に他の何かなのです。その秘密を見るための鍵は・・・。とりあえず、何度も書いて来ている通り強気の投資家が増えてきておりますし、今のところは狙い通りの展開だと思います。その内大きな何かが起こるかと思いますので、もしも、今まで弱気で見てきたならば、この局面から強気に転換しない方が良いかもしれません。何せこのまま景気が回復するなどという事は、残念ではありますが、有り得ないはずなのです。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。