買うから上がる!だから買う?

 今のマーケットは非常にいびつですね。材料を見ていると、日々強気な材料が増えており、悪い物には見向きもされないような状態です。強気な材料は増えておりますし、現実に株価も上がるとなってくると、半端な信念でカラ売りをしても踏まれるだけですし、上がるなら買うしかないと思う投資家も増えてきます。相場をしっかりと監視できる環境で、しかもその動きに対応できる実力を持った方ならば良いですが、兼業投資家でザラ場は見れないなどという方の場合は、かなり危険な状況であるように思います。今のところは予想通り強気の投資家が増えてきており、相場も予想通り上昇しておりますが、全ては薄氷の上の出来事であり、いつどの様にその氷が割れてもおかしくはないのです。

 例えば、先週末に米雇用統計が発表になり、9.5%が9.4%になったという事を材料に株価が上昇し、ドルも買われて1ドル97円台に急進しましたが、確かに前月よりは良かったといっても、改善したというほどのものではありませんし、今後更に改善する見込みなどどこにもないのです。依然として高水準の失業率であり、ほぼ10人に一人が失業している状態でありますから、とても株を買える様な状況ではありませんし、ドルを買えるような状況でもないのです。 → ranking

 ただ、次々と発行されるドルにより、マーケットにはお金が溢れているのです。本当ならばドルは暴落し、株価も暴落に近い状態になってしまうところですが、とりあえずはそのお金を株に振り向ける事により、株高を作り出して経済を後押ししようというかなり強引な手段を使っているだけの事です。米国以外がこんな事をすれば、それは確実に通貨の暴落が起こるところですが、世界一の軍事力がそうはさせないという事であります。

 とはいえ軍事力があれば何でもできるのか?と聞かれれば、それは絶対に無理な話であり、これだけ無理をすればいずれはどこかで崩壊してしまうのです。ドルも暴落してしまうでしょうし、株価もまた暴落の対象となるでしょう。そんな状態でありますから、理屈は通らないが株価は上がるという状況を見て、上がるから買うなどという単純な考えで参戦したならば、どこかで必ず痛い思いをさせられます。株式市場は既にババ抜き合戦が始まっているといっても過言ではありません。 → ranking

 ただ、この上昇の勢いは絶対に無視できるはずもなく、いずれは崩れると思って間違いないと思いますが、これをカラ売りで取ろうとしない方が無難だろうと考えております。この勢いと嘘がどこまで続くかはわからないのです。おそらくは9月MSQ辺りまでは続くかもしれないとは思っておりますが、かなり緊張した状態で見守っている状態であり、いつ手を返すかは分からない状態であります。

 裸の王様に対し、誰が最初に「王様は裸だ!」というのか・・・。大多数の方は分かっているはずなのですが、直接それを見ないで人の話しを聞いているだけでは、その事実に気付かないでいる人も多いのかもしれません。未だ強気の人がそれ程多くはありませんから、もうしばらくはこの上昇が続くように思いますが、いつも備えをしておかなければならない局面に入っているように思います。 → ranking

 ドルが暴落してしまったら、米はいったいどうするのか?そんなことにはならないのではないか?そう考える方も多いかも知れませんが、米はしっかりと暴落への備えを進めております。最終的にどこまでやるのかまでは読みきれておりませんが、これから秋にかけて色々な事が起こっていくのではないかと思います。

 とりあえず、高くなったところで強気にならない事です。これが死に一番近いと思います。そして、安易にカラ売りを入れない事です。これもまた限りなく死に近い取引でしょう。もし、今の段階で何のポジションも持っていないのであれば、大きな変化が出るまで様子を見るべきでしょう。専業で相場を監視し、納得のできる売買ができる環境にあるなら別ですが、基本的には「休むも相場」という格言を大事にした方が良い局面と思います。 → ranking

 そして、どうしても出たいのであるならば、天井に接近していない環境銘柄を仕込んで行くのが良策と思います。相場が崩れてもこれだけは大きな被害をもたらさず、しかも大きな収益を実現してくれる可能性が高いと考えております。

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