ロボット相場の行方

 どうしてこんなに株が買われているのか?テクニカルを得意とする人は、リーマンショックで急落した部分が真空地帯になっているので、その部分までは戻して行くだろう。NYダウで1万2000ドル辺りまでの戻りに期待などというアナリストが出たり、景気の悪化が止まりつつあるのだから、回復を先取りして買うべきだとするアナリストも出てきております。

 しかし、私も上昇するだろうとは見ておりますが、この上昇の背景にあるのはAAAを継続しながら増発され続けている米国債を、FRBが買い取っているために刷り続けているドルが株価を押し上げると考えております。色々な上昇理由がささやかれていますが、どれも当てはまる物はなく、全ては悪い物に目をつぶって良いものだけを更に良く見ているだけに過ぎないと考えております。 → ranking

 溢れたドルは、景気が良くなるという感覚があるならば、設備投資等に回り、景気を回復させて行く事となるのですが、誰も景気が回復するとは思っていないので、余ったお金は設備投資ではなく投機という形で株式市場やコモデティ市場に流れ込んで行っております。

 ここのところの株価の上昇も凄いのですが、コモデティ市場も値上がり傾向が顕著になってきております。政府としても景気回復を株価上昇につなげようという政策ではなく、明らかに株高を景気回復につなげようと考えている様ですから、ここは株高に対して疑いを持ってはいけないところといえるでしょう。 → ranking

 株高によって景気が回復すれば良いのですが、残念な事ではありますがその効果はかなり薄いです。何せその大多数は投機にまわってしまっているので、設備投資などに回って景気が回復するという流れになる可能性はかなり低いのです。

 また、基本的にファンダメンタルズが付いて来ない株高でありますから、突如として誰かが逃げ出すかも知れません。今は皆でお化け屋敷を歩いている最中ですが、相当怖いお化け屋敷なので、必ず誰かが逃げ出します。しかも、このお化け屋敷には出口がないのです・・・。出るには戻るしかないのですが、非常口位はあるかもしれませんので、そこに期待しているのかもしれませんけどね・・・。 → ranking

 しかし、普通に考えるならば、とても怖くて買えるはずも無い本当に恐ろしい相場のはずなのです。でも、こうして上昇して行くのは、その背景には怖いという感情を無視したプログラム売買という物があるのです。買っているのは人ではなくロボットなのですから、恐怖を感じずにどこまでも行ってくれると思ってしまいますが、恐怖は感じなくても出口が無い事は理解しているのです。非常口が見つけられなくても壁に穴を空けて出て行くかも知れません。何をやるかを予想するなんて無理なのです。

 今年の春に7000円を割るところまで売ったのもロボットだと言われておりますが、今回は余ったドルの運用が彼らの仕事であり、その行動はどこまで売っていくかを見極めるよりも難しいかと思いますが、最終局面に至ればそれを見切る事はできるかもしれません。見切るにしても、目先はとりあえず一緒に付いて行くしかないと思いますが、ここから買うのはやっぱり怖いですよね・・・。怖いならば今回は様子見に徹して、次の流れを掴む事に全力を尽くすというのも手であるかもしれません。休めるのは個人投資家の特権であります。 → ranking

 とりあえずですが、純カラ売りは死の危険が高い相場だと思いますので、基本は買いベースで考えて行くべきでは無いかと思います。

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