日経平均年初来高値更新の裏

 日経平均が高値を更新して来ました。買い方の投資家に取っては非常に嬉しい事でしょうし、やっぱり日経平均が1万円以下というのは寂しいですし、こんな上昇は続いて欲しいと誰もが願っている事でしょう。まあ、去年からの下げで売りの勝利を忘れられない方に取っては悲惨な相場かもしれませんが、買いにしても売りにしても空気が読めなければ結果は一緒でありますが、損失が無限大の売りの方が、どちらかと言えば不利かとは思います。マーケットは下げの期間の方が長い事が多く、やり方さえ間違わなければ売り方の方が有利なのですけどね・・・。

 この日経平均の上昇の背景ですが、とにかく悪い物には目をつぶり、予想よりも悪く無いとか、非常にポジティブな思考で買われている事が分かります。エコ家電の売れ行きが好調とか、エコカーの売れ行きが好調とか、補助金であったり、使用制限であったりで、どれも売れて当たり前の話しばかりであります。売れて当たり前までなら良いのですが、その売れ行きも止まる所が直ぐ目の前に見えているわけで、こんな物がいつまでも続くわけが無いというのは誰にでも分かる話では有ると思うのですが、それでも上がるのが株の世界であり、その後に突如として下がりだして、下がるのは当然という話が平然と出るのもこの世界の特徴であります。 → ranking

 もちろん米株の上昇も背景にあるわけですが、米にしても景気悪化のペースが緩くなってきたというだけで、景気の悪化が止まったわけではありません。また、失業率も悪化の一途であり、何処に買う理由があるというのでしょうか?この相場をファンダメンタルズから見たならば、どう考えても売りでしょうし、売り方はそれを頼りに売っているのだと思いますが、相場というのはそれ程単純な物ではないといえるでしょう。

 今後の相場の先行きを占う為に、今の相場をもう一度良く点検してみる必要が有るのですが、日経平均自体は堅調に上昇している様に見えますが、上がっているのは225先物に絡んだ225採用銘柄の一部と、GSユアサを代表に個人が好きな銘柄数本程度の上昇が支えているだけであり、この上昇を支える屋台骨は細く弱いというのが現状です。臆病風が吹くだけで崩れ去ってしまう程軟弱な物であり、とても安心していられるような状態には無いように思います。 → ranking

 ただ、屋台骨は軟弱ですが、土台は結構しっかりと作られており、底が抜ける心配は殆ど無い状態にあると見ております。とはいえ上を買うにもぐらつき過ぎですから、ここは一度崩れるのを待ってからの参戦が正解なのではないでしょうか。

 ただ、この屋台骨を作っている原動力というのが重要で、これは色々といわれているようなどの好材料でもなく、誰もが悪材料と思うような事が基本となっております。それは、米が主導して世界中を困らせているあれです。AAAだから大丈夫!といい続けているあれが、結果的に株価を上げる事につながっているのです。というわけで、この相場はファンダメンタル相場では無いという事が分かると思いますし、投資方針はそれに沿った物とするべきでしょう。 → ranking

 それでもこの上昇はちょっと早すぎると思いますし、おそらくは一度は崩れると思います。崩れなければ残念という事になりますが、とりあえずはここを買う理由は無いように思います。特に今日は月末ですし、株価が上がっている方が嬉しい人の方が多いのです。勢いで更に上昇というケースも想定できますので、明確な売り場というのは分からないのですが、ここは利食いで良いのではないかと考えております。

 ただし、夢のある環境銘柄に関しては長期保有が正しいのではないかと思います。目先の動きなど気にしないのが一番という銘柄が有るのも事実です。何にしても新規で買う相場ではないように思います。

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