世界のキリンビールになれるか!?

  国内ビール生産2位のキリンビールが、同4位のサントリーと経営統合したとのニュースが伝えられ、キリンビールが大きく買われる結果となりました。三菱系であるという事や、業績面から注目していたのですが、この材料は想定以上の結果であり、先行きを有望視させる素晴らしい材料でありました。

  この材料を見て思った素直な感想は、上場企業であるキリンが、ビール万年赤字の未上場であるサントリーとの経営統合をよく決断したな・・・という事です。どの企業も会計基準は同じだとしても、やはり上場企業と未上場の企業では会計監査の基準に違いがあり、絶対に未上場の方が甘いのです。モルツという素晴らしいビールを造る会社ではありますが、こだわりが強いせいか、モルツは素晴らしいけれども採算が・・・という問題を抱えており、結果的にビールが万年赤字であるというような経営状態でありますから、何処にどんな赤字が隠れていてもおかしくないという危険があるはずなのです。 → ranking

  もっとも、上場企業であっても赤字を隠したりするわけですし、上場企業だから安全だという事はありません。特に新興市場は、正に隠し赤字の温床であり、今後も突然の倒産などという話が幾つも出て来る事でしょう。そういう意味ではあまり気にする事では無いのかもしれませんが、やはり未上場会社との経営統合は相当の決断があったに違いありません。

  キリン側からすれば、サントリーに隠れ赤字があったとしても、三菱グループの力で何とかなる!という判断なのか、物作りに誇りを持っていると思われる同社に対する信頼感なのか、まあ、それなりに調べているとは思いますし、きっと何も悪い事は起こらないとは思うのですが、この決断により同社のビールシェアは国内1位に成る事は確実ですし、アジアでダントツの信頼感のある日本企業のビールがアジア全体に広がっていく姿を想像するのはそう難しい事ではありません。 → ranking

  まあ、キリンがどこかと経営を統合し、アジア戦略をとなった場合、アサヒとサッポロは元々同じ会社が分裂した物であり、ビールナンバーワンを奪ったアサヒとの統合はありえない話でしょう。当然サッポロとも無理な話であり、選択肢的にサントリーしかなかったというのも事実ではあるでしょう。それにしても凄い話です。新聞の扱いでいうと、衆院選来月30日と逆の場所にすべきと思うぐらいです。錆びて切れなくなった首相の伝家の宝刀が振り下ろされた記事よりも、このご時世の元で非常に前向きな経営戦略を実行し、アジアに打って出ようという同社の扱いの方が上で然るべきと思うのは私だけでしょうか。

  もう一つ改正臓器移植法が成立という記事も上にきておりますが、脳死を人の死という法律に拒否反応を示している方も多いように思いますが、法律では脳死の状態になれば同意の元に臓器移植が出来るというだけの事ではないでしょうか。脳死だからこの人の生命維持装置全てを停止しますという事ではないですよね?医療が発達し、移植をすれば助かるという時代になって、今までは諦めなくてはいけなかった命が助かるようになった。死んでしまう可能性が非常に高い命の一部が、瀕死の誰かの命を救うかもしれない。この状況を法律が邪魔してはいけない事だと思うのです。その形が脳死が人の死であるという法律であるというだけの事でしょう。 → ranking

  今正に死を目前に唯一の希望を移植に託して頑張っている方の為を思うと、終末期医療の現場でも脳死が人の死として扱われる懸念とかでガタガタ騒いでいるのはあまりにひどいのではないかと思う次第です。医者が脳死の状態ですと宣言した時に、家族がそれでも心臓は動いている!動いている限りは動かしてやってくれ!といって、ダメです!法律では死です!という医者が居るとは思えません。まあ、ここから先は保険適用外ですという医者は居るかも知れませんけどね・・・。

  少し脱線してしまいましたが、キリンの経営統合は非常に面白い材料だと思います。長い目で見たら買って損のない会社ではないでしょうか。突如としてサントリーの隠し赤字発覚!などというニュースが出てもおかしくはないですけどね・・・。心から同社の躍進を願っております。また、思惑でアサヒとサッポロというのも有りそうな話です。二大ビールメーカーがアジアを狙う!日本にとって非常に有意義な話でありましょう。

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