不動産業界が荒れるのはこれからが本番!?

 先月18日に大和証券がダビンチ系のREITに100億円を出資というニュースがあり、他の不動産会社やREITが次々とS高した事を覚えている方も多いかと思います。その時のレポートで、このダヴィンチへ対する出資でいったい何が変わるのか?というお話をさせていただきましたが、ダヴィンチの株価はその頃をピークに下落の一方通行といっても過言ではない位の酷い下げに見舞われております。悪い予感は当りそうな気配となっているように思います・・・。

 不動産バブルがはじけたのは米なのですが、日本でもREITが乱立して不動産へ対する投資が活発化し、特に都心を中心に不動産ミニバブルが起こっておりましたし、低金利を利用したマンション購入も盛んで、特に都心部の不動産価格は上昇しておりました。

 しかし、米のバブル崩壊で世界経済は後退する一方で、日本においても景気が悪くなるのはこれからが本番であります。都心部でも駅から遠いなどの利便性の悪い地域のマンションの値下がりは想像以上にきついそうで、場所によってはゴーストタウン化してしまっているところもあるようです。既に担保割れの状態の物件も数多くあり、手放しても借金が残るような状態になってしまっている物件も有るとの事です。89年のバブル崩壊後に見られた様な激烈な値崩れでは無いにしても、当時位の余力がないだけにそのダメージは大きいといった感じになりそうです。

 去年までのいざなぎ景気の影響で、東京にはオフィスビルやらマンションやらが次々と建設され、その当時からこれだけの物件をどうするのだ?という話があったのですが、バブルが崩壊した今となっては本当に悲惨な状況としか言い様がありません。今は未だバブルが崩壊した直後であり、経済が瀕死の状態なのですが、生き返ると信じて大量の輸血で何とか生命を維持している状態ですが、残念ながらこの経済がこのまま生き返る事はないと考えた方が無難でしょう。この輸血の代金は、後で世界中の国民という国の奴隷が税金という形で払わされるだけとなる可能性が高いと思います。

 この不動産会社が助かるかどうかは、どれだけ資金を用意するかという事であり、貸出金利が過去最低といわれる状況ですから、そのお金を借りれば助かるかもという淡い期待も抱いてしまうかもしれませんが、事はそれ程単純ではありません。銀行は返してくれる見込みのないところにはお金を貸さないのです。お金が余っていて、借り入れを必要としない所に何とか借りてもらいたいという事で金利を安くしているだけなのです・・・。不動産会社にお金を貸すには国の補償が欲しいところでしょうね・・・そう、JALに出資した時のように・・・。

 まあ、銀行の気持ちも分ります。潰れると分かっているところにお金を貸しても返ってくる訳がないのですから、それは貸さなくて当然でありましょう。しかし、だったら銀行の役目というのはいったいなんだというのでしょうか?現金や資産などの保管所ですかね・・・。一切の運用をしませんが、資産は必ず守ります!という銀行の方が、これから先は良いのかも知れませんね。という訳で、小さな不動産会社には助かる道が殆ど無いと言う状態になりそうです。このセクターへの投資は十分に警戒して行くべきでありましょう。

 ちなみに、このまま財政出動を続けていくと、資産は運用せざるを得ない状況になって行くはずなのです。

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