JALはGMの様に処理すべき

 景気の低迷や、原油高の影響が大きいとは思うのですが、航空各社は大変な財務状態となっており、JAL(日本航空)と、ANA(全日空)は共に増資を発表しましたが、増資のスタイルが違うとはいえ、その値動きは雲泥の差となりました。

 政府保証80%をもらった上で、政策投資銀行が600億円と、残りの400億円を各メガバンクなどが融資となったJALの株価は可もなく不可もなくといった感じの値動きでありましたが、自力で公募増資を実行し、最大で1826億円余りを調達すると発表したANAは暴落となりました。

 確かに公募増資ですから、株数が増えて希薄化が起こるのは当然ですが、企業として自力で生き残りを図っている企業の株価が下落しているのに、政府保証をもらわないとお金も借りられないような企業の株価が下がらないというのは、理論的には納得できても倫理的に納得出来ません。

 JALとは、かつては大蔵大臣が筆頭株主であった実質国営航空会社で、そのマークの鶴は正に日本の国鳥であり、会社のマークにも親方日の丸をちらつかせている傲慢会社であります。どんな傲慢な経営をし、どんなにピンチに陥っても、いとも簡単に政府保証の融資を受けられれば、確かに潰れる心配は無いでしょう。今回の融資にしても、株を発行するわけでもありませんし、株価は下がらなくて当然といえば当然です。

 目先は株価で明暗が分かれましたが、民間として努力しているANAが、政府の傘の下で傲慢経営をしているJALに負けるわけがないと信じます。今回もこんな形でJALを助ける事となったのですが、厳しい財政事情はいずれこんな愚行も許さぬという事になるでしょう。JALという会社は、実質破綻していると言っても過言ではなく、こんな会社にお金をつぎ込むのではなく、さっさと潰してGMの様に整理していくのが妥当だと考えます。

 今は確かに株主から大蔵大臣の名は消えておりますが、完全に民営の会社ならば政府保証80%などという好条件の借金は出来るはずもないのです。これから先、原油価格は更に上昇して行くと見られますので、今は燃料サーチャージがゼロ円になったりして、目先は確かに航空各社も復活しそうな気配もなくも無いのですが、世界の景気は後数年は停滞するはずなのです。傲慢経営を続けるJALにこの借金を返せるはずもないと思いますので、おそらくはこの政府保証が発動してしまうことでしょう。

 民間会社が自力で増資をし、それが潰れてしまえば出資した人は諦めるのが当然ですが、政府保証という事は、我々の税金で保障するという事です。

 将来の株価ですが、目先は確かにANAが値下がりしましたが、いずれはJALの方が遥かに下となるとと思いますし、いずれは退場となるのではないかと思います。というか、退場させねばならないでしょう。行いの悪い会社は潰れて当然なのです。政府はこれ以上無駄な借金を増やすな!税金を取るなとは言わないが、使い道は有意義にしてくれ!これが私の願いであります。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。