それでもバブルは作られる

 80年代後半に発生したバブルに沸いた日本。皆が知っての通りそのバブルは崩壊し、沸いた分の地獄をたっぷりと味わう事となりました。そして今度は2000年にITバブルというものがIT産業を中心に発生し、世は30前後のIT関連企業の社長が中心の様な社会となりましたが、結局はそれも崩壊しました。そして、今度は米の住宅バブルが発生し、その最後の方で資源バブルが発生となりました。このいずれも崩壊し、特にこの米の住宅バブルは世界中に大きな爪痕を残し、大手銀行や巨大自動車会社までもを倒産へと追い込みました。

 バブルの歴史は古く、中世ヨーロッパではチューリップがブームとなり、変わり種の球根が高値で取引されたそうです。一番の高値を付けた球根は実は病気で変異しただけの粗悪品だったとか言う話もありますが、どうにもならない銘柄が高値を付けるという株の世界にも似たような事が起こります。バブルとはちょっと違う話ですが、妙なリンクを感じるのは私だけでしょうか。

 ここまではバブルが発生という風に書いてきましたが、実はバブルというものは発生するものではなく、発生させるものであり、意図的に作られているものであります。特に市場が小さければ小さいほどバブルは作りやすく、計算しやすいところほど楽にバブルが作れます。株式市場でバブルを作るには膨大な資金が必要ですし、何より市場が大きいのでそう簡単にバブルは作れないのですが、これが原油先物市場とか、金先物市場という事になると、そこでバブルを作るのは結構簡単だったりします。株式市場でバブルを作るのに必要な資金よりも遥かに少ない金額で済みますし、産油国と組めば生産量も調整できますから、ある程度のお金があれば結構簡単だったりするのです。

 そして、仕掛けているところはその上昇で儲けているのではなく、それがはじけた時に一番儲かる様に作戦を立てて行動しているのです。株でも商品でもチャートを見れば分かると思いますが、上げていく時間よりも下げていく時間の方が短いのです。どう考えても下げで取った方が早いし儲けも大きいのです。ただ、その下げで大きく儲ける為には、長い時間をかけて仕込んで行かなくてはならないのです。ですので、上げの時間が長いのも仕方のないことかも知れません。

 今回米の住宅バブルが崩壊し、その後始末に追われて右往左往している世界経済ですが、その後始末のための次のバブル作成というか、次に儲けるためのバブル作成が既に始まっております。それはここのところの原油や金の上昇に見られるわけですが、これが単に目先の上昇だと思っていると痛い目に遭いそうです。原油先物等はETFを通じて機関投資家の大量の資金が流れ込むシステムが構築されており、このETF市場の規模が債券市場に比べて小さいために増発されているドル資金が大量に流れ込み、楽にバブルを発生させることができる状態になっているのです。おそらく、これは去年の高値を抜いて行く動きに発展する可能性がある動きであります。再度こうした商品にバブルが発生するということを予測せずに行動していてはいけないと思います。

 また、株式はどうかと申しますと、これはかなり前からレポートしている通り、環境関連にバブルが発生すると見ております。既にバブル化している様な銘柄もありますが、どんなに上がったとしても本番はまだまだ先です。本当に美味しいのは来年の相場でありましょう。とはいえ2年も持ちっぱなしにはできない方が多いでしょうし、目先は下がる局面もあります。ただ、大きな流れを読み違えて行動すると、ドタバタ劇の後に残ったのはカスだけという事になりかねません。

 経済は昔からバブルが作られ、それが崩壊しを繰り返して成長してきたのです。今回もまた新たなバブルが作られ、次の経済を作っていくのです。バブルは本当に儲かりますので、バブルを悪とするのではなく、利益を取るチャンスを考えるべきでしょう。そして、それを取るために最低限必要な株取引の技術を磨いていくべきでありましょう。

悩みどころ

 高値の目処に近付いているとは感じているのですが、どうも市場全体の雰囲気が少し弱いのですよね・・・。もう少し強気になってくれないと高値にならないではないかと言うことで、予測には少々修正を入る可能性があります。ただ、基本的には強気の環境関連銘柄等は保有し続ける予定ですし、日経平均の高値を見誤ってもそれ程問題はないのですけどね。ただ、やっぱりある程度は当てたいですし、全体的な投資資金配分をコントロールするためにはある程度必要なことですから、難しいとしても今後も予測し続けて行きたいと思います。

 個別は結構面白くなってきているのですけどね・・・。私一人なら特に悩まずに行動できるのですけど、沢山の方に参考にされていると思うと自分の行動にも理由付けが必要になってしまいますし、そういう意味でも悩みが増えてきてはおります。上がると思っていても売ることもありますし、それをなぜ?と聞かれても、なんとなく・・・という事もあるのです。全てが説明できれば完璧なのでしょうけれども、私もそこまで完璧な事はできませんので・・・。

 誰にも負けないと自信を持って言えるのは、毎日真剣に皆様の利益を願って祈っていること位です。とにかく頑張ってください!甘くはないですけど、なせば成るものだと思います。ただ、人に迷惑をかける様な人は成功しないと確信を持っておりますし、下らない行動を取る様な人は自然と失敗して消えていく事でしょう。

 では、今日も一日頑張って行きましょう。

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