下値模索の週

 先週から相場は調整局面で、下値を探る一週間になるとレポートしてきましたが、正確に一週間ではなく、今週一杯位は様子を見るべきかと思います。相場の反応次第では早めに様子見を打ち切るかもしれませんが、とにかく冷静に相場を眺める時かと思います。下値はそれほど深くはないと思いますが、とにかくこれを確認しない事には次の動きが読み切れないといった感じであります。慌てず急がずといった感じで、日々の動きで一喜一憂することのないようにしたいものです。

 先週木曜日の下げで調整が終わりかと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、どうしても下げ切りませんでしたし、これで終わりと言い切ってしまえるほどの納得感はありませんでしたし、金曜日の反発も反騰開始というほどのものでもなく、やはり調整局面であろうという感じでありました。反騰するにはどうしても9000円にタッチする位の押しか、もしくは時間的な調整が必要となるでしょうから、このまま上にという可能性は低いかと思います。月初の急騰を我慢したのであれば、尚更こんな半端なところで出る必要はないかと思います。

 株において明確な答えというものは存在しませんので、これをやれば儲かるという方程式はありません。そもそも教科書を作っている人たちの多くは机上の理論であり、実践経験など無いか、もしくは実践でやられてしまっているかといったところでしょう。そんなもので学んだところで何も良いことなど無いのです。何せ本当に儲かる方法があるならば、それを実践しているだけで儲かるのですから、そんな教科書を書く必要などないのです。

 私自身の取引は、毎日が戦闘であり、日々起こる事に対応しながらの戦いであります。これを教科書にして勝てる方法をまとめろと言われても不可能であります。しかし、日々の私の考え方と売買の予定などを日記として記していく事により、その時の相場への対峙方法をお伝えする事は出来ると思っております。これが、私の導き出した最善の勝利するための教材の様なものだと思っております。たとえば無理に買うなとか、そういう基本はあるとしても、それを偉そうに解説する必要はないでしょう。

 また、チャートの勉強を一生懸命されている方がいらっしゃいますが、日経平均が7000円を割るかという局面に来た時に、そこから反発すると予言したチャーチストが居ましたか?損失を回避して大儲けしたファンドがありましたか?みんな大損しているのです。この下げで買い下がりを公言したのはバフェット氏と私と、後数名ではないでしょうか。無駄な勉強をしたって勝てないのです。大事な事は相場の空気を読むことであり、これから起こりうることを予測する事です。

 とりあえず、押し目が入る週だと思いますが、どう考えてもその押しは8500円が限度であり、おそらくは9000円程度で終わるものと思います。その押し目の水準は円高の進行具合や、GMの破綻処理の問題や、今週発表されるGDPの内容に対する市場の反応で違ってきますので、今の時点でその程度は予測し難いのですが、少なくともこのまま9500円だ1万円だという事はないだろうと見ております。

 また、為替についてですが、95円程度が妥当だろうという見方をしてきましたが、今後も米がドルをすり続ける事等を考えると、90円を割る日も来るでしょうし、場合によっては80円割れもあるかもしれません。輸出産業は大変な事になりますし、円高の進行と共に悲観的な意見が増えてくる事でしょう。

 しかし、何度も書いてきている通り、日本には50兆円という株買い取り枠があり、このジョーカーを持っている限りは株価が暴落するという事はないのです。ここを勘違いすると、この相場では勝てません。そして、米のグリーンニューディールはこれから始まるのであって、終わってしまったものでは無いのです。これも勘違いしてはいけない事です。目先の相場だけで物事を考えていると、こうした先々の事が見えなくなってしまいがちです。本当に株で利益を得たいと思うならば、こうした先々の事を日々確認し、信念をもった投資をする必要があると私は考えております。

 そんな中で私が実践している投資ですが、この状況下において日経平均株価というものは、非常に方向感がつかみ辛く、目先的には予想した方向と違う方向へ動く事もしばしばでありますから、下手に先物等に手を出すとかなり肝を冷やす結果になります。また、調整の幅も狭い可能性が高く、リスクや精神的負担の割には富が小さいと考えておりますので、あくまでも個別銘柄で売買すべき相場だと見ております。

 ただ、最近は新興市場の銘柄への注目度が高くなっているのですが、株数や時価総額が小さい銘柄や、額面前後の株を売買すると気にはなれないのです。確かに中身が良いのに埋もれている銘柄もあるとは思いますし、新興市場自体を完全否定するわけではありません。ただ、あまりに内容の酷い銘柄が多く、そういった銘柄が退場勧告を受けた場合は、まともな銘柄も少なからず影響を受けてしまうのです。よって、私は当分新興市場銘柄を売買する気にはなれないのです。新興市場の銘柄もという希望も届けられては居るのですが、そうした背景があるという事をご理解いただければと思います。

 というわけで、私が売買しているのはほとんどの銘柄は東証一部であります。若干新興市場のものは混じっておりますが、これは間違いないと自信を持って長期保有しているだけで、短期的売買の対象とはしておりません。良い銘柄に出逢うと、それは恋に近い存在であったりするため、時には見誤ってしまう事もあります。もしかしたら私も何か重要な間違いを犯しているかもしれません。恋は盲目と言いますからね・・・。皆様もお気を付け下さいませ。

当てれば神様?

 どうも最近の相場の読みは、自分でも出来すぎか?と思うぐらい当たる事が多いので、メンバーの中には私を神様か教祖様かといった感じで見てしまう方もいらっしゃるようですが、それは大変危険な事かと思います。単に経験豊富な先輩の様な感じで見て欲しいのですけどね・・・。そして、今は当たっているとしても、必ず外す時が来ます。当たっている時に当たっている銘柄で損する人も居るのですから、まともに外すと被害は甚大です。私の書くことを信じるのも自由ではあるのですが、勝ちを保証するものでは無いのですから、少なくとも相場への対峙方法は間違わない事です。

 今回は乗り遅れたが、次こそは!とか、そんな考えを持たれている方がいらっしゃるとするならば、それは大変危険なことであります。そう思ったとしても、絶対に現物の範囲で納めるべきであり、信用でいっぱいに買うような事はして欲しくありません。私は常に自身の投資方針を明らかにし、それに沿った投資を実践しておりますが、全て現物の範囲でありますし、いつでも逃げる事を想定した買い方を心がけております。何が起こるか分からないのですから、絶対に盲目になってはいけないのです。一気に儲けたいと思う方も多いかと思いますが、絶対に焦らない方が儲かります。

 そして、投資方針は場に合わせて行くべきです。ロスカットは儲ける上で重要な手段でありますが、相場の下値が決まっている状態においては、それは効率の悪い作戦に過ぎないと考えるべきです。確かに危険な銘柄であったり、危険を予知した動きをする場合はありますから、ロスカットした方が良かったという事はあると思います。ただ、利益を出そうという時は何らかのリスクは取らなくてはならないのです。

 今の相場は銘柄をしっかりと選び、それを買い下がることが重要と思います。これもまた何度も書いてきた事ですが、利益は恐怖の代償なのです。何も怖い思いをせずに利益を得ようなどという事は有り得ないのです。とりあえず、私には投資資金を失う覚悟があります。失う気はありませんが、失ったとしてもそれを受け入れる事は出来るのです。この覚悟がないと、結局は私のレポートも生かしきれないかもしれません。

 ただ、この温度差をご自身で調整して頂ければ、それは強い武器となると思います。常にその温度差を感じるために、出来る限りこのレポートを読み続けると良いのではないかと思います。そして、分からないと思ったりする事があれば、それは質問して頂ければと思いますし、その最も良い場所がメンバー掲示板であると思います。

 本当はマンツーマンでお話をすれば、きっと多くの方と分かりあえると思いますし、私の傍で売買しているならば、投資効率はかなり上がると思います。ただ、どうしたってそれは不可能でありますので、何とかこのサービスを生かして欲しいと思うばかりです。

 私が目指しているのは教祖ではないですし、資金量は違うでしょうし、情報量も違うでしょうけれども、明らかに皆と同じ個人投資家なのです。

 断然違う可能性が高いところと言えば、一度死んでいる投資家であります。大負けして借金地獄に陥りました・・・。ただ、諦めませんでしたし、努力もしましたから今があると思っております。そして、その経験は多くの投資家の役に立つと思って、その経験から生まれたレポートを、色々な形で毎日毎日書き続けているのです。

 まあ、私もまた間違うかもしれませんし、とにかく信じ過ぎない事です。失敗したって私は何もしてあげる事もできません。自己管理はしっかりとして行ってください。

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