負ける人の行動パターン

 投資で負ける人全てに当てはまるわけではありませんし、相場の状況によってはそれが正しい行動になったりする事もあるのですが、負けを続ける人にはある程度共通のパターンがあります。ご自身がそのような考えに陥っていないかを検証し、今後の投資戦略に役立てて頂けると嬉しいです。

 昨日、私は予告通り三井住友FGの利益を確定しました。3000円前後で仕込んだ玉でしたので、短期間で非常に素晴らしい利益を上げる事が出来たと思っておりますし、私の周りでも同じように利益を出した方が沢山いらっしゃいます。利食いは本当にうれしい事ではあるのですが、利食いしたという事は株を売ったという事であり、次に株を買うまでは現金という事になります。

 現金は金の次に安全な資産であると思うのですが、我々が望むのは安全ではなく、リスクの先にある利益でありますから、当然次の投資先を探すという事になります。利食いで気持ちが浮き立っており、直ぐにでも次の銘柄を買う事で頭がいっぱいになってしまうと、これはもう完全に負けパターンであります。

 含み益は確定するまで絵に書いた餅であり、確定させねば意味がない。これは当然の事であるのですが、確定させた利益をむやみに使えば、食った餅は毒入りという事になります。利益を失うだけでなく、元金もなくしてしまう事になってしまうのです。

 利食いをすると「次は何を買ったらよいですか?」という質問をよく受けます。しかし、利食いした直後に都合よく良い銘柄が転がっているという事はほとんど無いのです。三井住友への投資が計画的でありましたか?あれは増資が発表され、嫌気売りが出たところを狙ったのであって、降ってわいたチャンスをとらえた結果なのです。

 チャンスがいつやってくるのかは誰にも分からない事であり、時として数か月も休まなくてはならない場合もあるのです。それを毎日毎日あれを買いこれを売りなどと出来る筈もないのです。毎日何銘柄も適当に売買していれば、それはどれかが当たるかもしれません。しかし、本当にそんな投資方法で儲かると思いますか?投資で本当に利益を出したいと願うなら、光に集まる小魚の様な動きをしていてはいけないのです。その群れを狙うマグロの様な存在にならなければいけないのです。

 三井住友の話に戻しますが、増資が発表され、利益の希薄化という理由で皆が売りに回りました。しかし、その増資の裏に隠れた材料を予測すれば、一緒になって売っていていいわけがないと気付くべきであるのです。ですから、私は皆が売ってS安になったところから注目して行ったのです。皆と一緒の行動を取っていて儲かるなんてことはないのです。

 今日は円高の影響や、米の株が下落したことを受けて安く始まりそうな東京株式市場ですが、日経平均が9500円に到達したら目先の上昇は止まる可能性があると見ておりましたし、見ての通り昨日の内に余裕の利食いを済ませているのですから、この程度の下落は余裕で眺めていられます。

 しかし、せっかく利食いして空けた資金ですが、この程度の押しでホイホイと買いに行っていてはいけないと思うのです。やはり押し目と呼べるのは9000円割れから8500円程度までの下落と見ておりますので、この水準は非常に半端であるといえるのです。半端なところで買えば、それはもう辛い現実しか待っていないと言っても過言ではありません。

 ただ、本当に良い銘柄というものは、相場にあまり左右されることなくしっかりとした動きをするものです。私の一番のお気に入りである某電気株は、昨日も堅調な値動きをしておりましたし、これからが本番となって行く事でしょう。それでも最大の買いチャンスは2か月も前に終わっているのです。持っていないならこの値段でも黙って買うしかないと思いますが、昨日の利食いのベストの乗り換え先というわけではありません。

 利食いをした後というのはとにかく次!次!という感じになりますが、ここは一服しながら次のチャンスを待つのが得策かと思います。いつになるかは分かりませんが、必ず次のチャンスがやってくるのです。チャンスがやってきた時にロスカットしないと買えないという状況は、本当に寂しい以外の何物でもありません。

 もし、利食いの後に何かないかと目を凝らしている自分が居たならば、それは危ない兆候であると認識してみてください。どんなに美味しそうな銘柄があったとしても、今日位は何もしないで眺めておくぐらいが良いと思います。それが出来れば、きっとあなたの勝ちを継続させてくれる一つの知恵となる様に思います。

様子を見ましょう

 値位置的に非常に微妙な水準ですので、ここは非常にやり難い場面であります。相場は完全に個別銘柄へと移っており、選択する銘柄さえ間違わなければ買って買えない事もないのですが、全体が大きく落ちる局面というのは必然的に個別も影響を受けますので、買い場としてはそんな場面が一番良いのではないかと考えております。いくら個別相場だと言っても、毎日何かを買えるという事ではないのです。

 ただ、もしも私がここで現金が主体でほとんど株を持っていないか、それに準じた状況であるならば、それはそれでちょっと危険という感じはします。資金の6割ぐらいは株で持っておくべきであって、4割は新規の銘柄や突っ込みに備えた現金といった感じが理想と思います。様子見といっても、6割の株式を持った上で、更に株を買うのを様子見するということであります。もしかしたらこのニュアンスが上手く伝わっていないかもしれないと思いましたので、今回は詳しく書いてみました。

 様子を見ようと言っても、株を持っていない状態であるならば、とにかくある程度は買って行くべきと思います。もしも私が現時点で株式を持っていなかったとするならば、とにかく4割ぐらいは例の銘柄を買います。押し目を待とうなどと言っていられるほどの余裕はなくなってきているからです。そして、短期的銘柄としては、昨日大きく値上がりした公共投資関連の銘柄と同じセクターのあれが良いと思います。どちらも有望ですので、どちらかが上がるのであれば、もう片方も来る事になるでしょう。

 後は資金量にもよりますので、何とも難しいところではあるのですが、5割ぐらいはチャンス待ちで待機していて良いのではないでしょうか。その間に本命が下がれば買えば良いと思いますし、予備の銘柄で利益が出せたら、それは本命の買い増しにつなげれば良いと思います。

 そんなわけで今日はあまりする事がありません。チャンスがあればいつでも出動できるような感じで構えておきましょう。相場で勝ちたいと思うなら、決してピリピリしない事です。余裕が無い人は、絶対に余裕のある人に勝てないのです。まあ、余裕があり過ぎて緩慢になってもダメですけどね・・・。

 売りと買いしか無いのに本当に無限に深く広い世界です。私も日々勉強であり、滑ったり転んだりという事もありますが、皆さんが迷わず正しい道を進める事を祈っております。

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