テーマを把握しよう

 昨日の東京株式市場は、日経平均で400円以上も上げるという大きな上昇となったので、個別相場ではなくインデックス相場ではないかという意見もあるのですが、上げの中心が銀行株でありましたから、これはもうインデックスも上昇して当然なのです。これだけ日経平均が上昇したとしても、相場はあくまでも個別銘柄相場であると見た方が良いと考えております。買うべきセクターを見つけ、そこから良い銘柄をピックアップできれば、これだけ上昇した相場でも買いで取れると見ております。何せ昨日の銀行株の上昇の大きなエネルギーの一つはカラ売りの買い戻しなのです。夢が分からない人というか、夢を信じられなくなった人というか、現実派というのでしょうかね・・・そういう投資家が安易にカラ売りした結果が今の上昇でもあるのです。blogranking

 今の相場は、米のストレステストを見ても分かると思うのですが、それはもう徹底したイカサマ相場であります。昨夜発表されたその内容は、事前に漏れていた内容そのままであり、全くサプライズの無い状態でありました。これはもう完全に混乱はさせないという事の表れでありましょうから、この流れに逆らってはいけないのです。

 イカサマならばいつか剥げ落ちるだろうと心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、これだけ徹底したイカサマでありますから、そう簡単には剥げ落ちませんし、今最も問題となっている金融資産の目減りが、世界の株価上昇によって回復して行っているのです。景気全体も底打ち感が出ているという認識が広がり始めており、徹底したイカサマは本物になる可能性が高くなっていると見てよいでしょう。

 最初は気付きませんでしたが、WHOですら景気に対して配慮した方針を取っている様に思えるのです。今回の新型インフルエンザ騒ぎですが、弱毒性で、しかもメキシコでしか死者が出ていないにも関わらず、フェーズ5まで上げた上にフェーズ6も検討などという判断は、どう考えてもまともではなく、いくらなんでもおかしいと思ったのですが、この件で大騒ぎする事によって、医薬品関連を中心に色々な銘柄が世界中で大きく売買されました。凝り固まった資金が流れるというのは非常に良い事で、世界の株式市場は一時とは言えこの材料で活発に売買されたのです。懸念していた物流に対する影響はほとんどない状態で、これだけ騒いでも経済に対するマイナスは無かったといっても良い位でありましたので、市場活性化を狙った策略と考えれば、悪い面だけでも無かったかという気はしました。blogranking

 新型インフルエンザ関連というのは、あくまでも一過性のものであり、持続性のあるものではないのですが、今の市場にはいくつかのテーマがあります。その中でも一番大きなテーマは環境であり、次に公共事業でありましょう。しばらく前から訴えている通り、これからは環境銘柄でバブルが発生する可能性が高く、環境に該当する銘柄は是が非でも保有しておかなくてはならないという事になります。

 後は売られ過ぎていた自動車やハイテクが戻ったりしているのですが、ここから更に上昇出来るかと言われると、ここから先は業績の裏付けが無くては難しいと見るべきであります。少なくとも黒転しなくてはならないはずで、最低でもそうなる明確な見込みが出る必要がありますから、目先はこれ以上買うのは難しいと見た方が無難でありましょう。

 ただ、銀行株に関しては完全に出遅れており、特にメガバンクはもう少し買われる方向にある様に思います。安いところからこうなる動きは見ておりましたので、今は利食い場を探すだけなのですが、それでもまだ相場は残っている様に思いますから、押し目があったら買ってみるのも一手でありましょう。blogranking

 銀行が買われれば日経平均も上昇しやすいのですが、このまま日経平均が1万円を超えてという展開は想像し難く、上昇余地が残っている銀行株でもこんな高いところで参戦する必要はないといったところです。高くなると買いたくなる気持ちが強くなるとは思うのですが、ここはグッと我慢でチャンスをうかがうべきところと思います。

 一番重要な事は、市場テーマにそって行動するということで、テーマ外の出遅れ株を探さない事です。水準訂正の動きはあるかと思いますが、決して効率の良いものではありません。内需株はしばしカヤの外となりそうですから、特に動きそう!というような感覚を覚える様な動きをしたものに飛びつかないようにすべきでありましょう。飛びついたところで長続きはしないと見た方が無難だと思います。

 今回のテーマは非常に息の長いものとなりますし、おそらくは年内に市場全体が暴落するような危険な状態はありません。今は高値を買うほど強気になる必要はないのですが、流れを見極めて的確な投資行動を取って行きたいものです。テーマにそった仕込みは、大きな利益を生み出してくれる事でしょう。blogranking

高いところは見送っておくべき

 ユーロが利下げに踏み切り為替が円高の方向へ向かう事が予想されますので、日本株は売られる流れとなるでしょう。昨夜のNY株がストレステストを難なくクリアーしたのに100ドル程下げたというのは、このユーロの利下げを先取りした形であったと考えるべきでしょう。上値には色々と重しがありますし、勢いだけでこれ以上上昇させるのは難しいと思いますので、とにかくインデックス絡みは見送っておくべきであります。

 ただ、上値は重いのですが、確実に下値も固まってきております。再度9000円を割って8000円~8500円位までの下落も想定しておくべきです。9000円を抜いたら目先は勢い付くという見方をしておりましたし、しばし9000円が下値となる可能性は見ておりますが、目をつぶって上値を買っては苦しい思いをするだけと思います。少なくとも9000円付近までの下落は待つべきでありましょうし、8500円割れでも苦しくない様な状態にしておくべきです。

 こんな状態でありますから、私は現金枠を空けて待機している状態であります。決して全力で動こうとはしておりません。ただ、テーマに沿った銘柄に関しては、日経平均が8500円を割ったとしてもそれ程大きなダメージにはならず、場合によっては逆行高という事もあるかもしれません。この見極めが難しいところではあるのですが、今後の勝敗を分ける重要なポイントとなるでしょう。blogranking

 今日は押しそうな気配ですが、昨日の上げを考えればまだまだ高いところです。一週間ぐらいは行ったり来たりしながら目先の安値を確認しに行くような感じになるかと思いますので、今しばらくは手出しせずに相場の流れを観察して行くべきであると考えております。押したと思って安易に飛びつかないようにした方が良いように思います。

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