日興シティの行方

 先週末に三井住友銀行が日興シティの引き受けに対する優先権を取ったというニュースがありました。決定ではない話なので、これで決まりというわけではありませんが、この件に関しては既に予想済みであり、三井住友が増資を発表したところから買い下がりということで仕込み続けておりました。ranking

 一応ですが、他に有力だった三菱UFJや、みずほではなく、どうして三井住友というような判断をする結果になったのかを解説しておきます。

 まず、三菱ですが、ここは三菱UFJ証券というものを持っているのですが、これは何十社かの合併を繰り返した集合証券なのですが、その母体となっているのが国際証券というところなのですが、国際証券は元々野村が作った証券会社であります。三菱自体は元々日興が主幹事であったのですが、国際証券を傘下に収めた時から野村寄りの経営方針を取っており、現在では国際証券を橋渡しにして野村と友好な関係を築いておりますので、ここで日興を取るという判断をしたならば、仲の良い野村を敵に回すようなもので、かなりややこしい話になって行く事でしょう。よって、三菱がという可能性はかなり低いという判断になりました。

 次はみずほですが、同社が持っているみずほ証券ですが、日興はみずほ証券に対して大き過ぎますので、いくらこんな状態になってしまった日興とはいえ、名前がみずほ証券になってしまってはどうにもバランスが悪く、とてもまともに機能するとは思えません。また、みずほは劣後債を永久に償還しないとコメントしており、財務的に厳しいのではないだろうかという疑問もわいてきます。よって、みずほも無いだろうという判断になりました。ranking

 一方三井住友ですが、ここが持っている証券は大和証券であり、大和と日興であればバランスが取りやすく、かなり有望であろうという判断が働きました。そして、先日の増資発表ですが、これはもう日興を引き受けるために必要な資金を確保しにかかっているなと想像するのは、そう難しい事ではありませんでした。よって、目先は希薄化ということで売られる可能性があるが、そこは天与の買い場と判断し、材料の進展状況によっては売られる局面があるかもしれないが、買い下がりで対処して行くという方針にしたのです。

 現在、増資というのは一株利益が少なくなるということで、「増資発表=売り」という公式が成り立つ様な相場になっておりますが、増資によって将来が明るくなるケースも沢山あります。同じ株価で、例えば100円の一株利益が3割減って70円になるのと、同じ3割減って10円が7円になるのとでは全く話が違うのです。PERが100倍以上の相場において、いままでの様な感覚で物事を判断していてはいけないのではないでしょうか。大事なのはその増資発表の裏に何があるのかという事であり、それを読まずに単純に売りということでは投資家として恥ずかしすぎやしませんでしょうか。単純に野村や三菱UFJが増資の払込後に上昇したから三井住友も上昇するという安易な判断ではないのです。

 ちなみにですが、私は日興を引き受けるのは三井住友で99%間違いないだろうと思っておりますし、私にとっては出来レースに近い茶番に等しい話であるのですが、確定した話ではありません。私は固い予想だと思っておりますが、それでもこの予想をひっくり返す結果が待っているかもしれません。よって、私は全力で行くような真似はしないのです。株は何が起こるか分からないのです。ranking

 そして、それを一番知っているというか、事実のみを大前提として投資しているのが機関投資家であります。どんなに確定に近くとも、確定するまでは買いに行かないのです。私が主力として買っている銘柄も、TOBになるだろうという材料は出ているのですが、TOBが確定したわけではないのです。よって、機関投資家は買いたくても買わないのです。全ては事が決まってから動くのです。全ては発表された材料の後に行動しては遅いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、発表された後でも正しい判断をすれば儲けるチャンスはあるという事を知っておくべきでありましょう。

連休は豪遊だ!

 連休はどうしよう・・・そんな悩みを持つ投資家の皆様も多いかと思いますが、私はこの連休を遊び呆ける予定です。遊ぶために必要なのは、もちろんお金が必要ですが、無理なポジションを持たない事!これが投資家にとって一番必要な事ではないでしょうか。信用枠ギリギリいっぱいで連休で遊べるわけがないのです。

 現在の相場状況ですが、相変わらずの高値もみ合いが続いており、注目は米銀のストレステストだったり、自動車業界の動向だったりするのですが、どれもこれも不確定なものばかりで、今後を予測するのは本当に難しい事であります。結果を予想し、更にそれによって株価がどう動くかを予測できるのは神の領域であり、私にはとても無理であります。結果は上か下かですから、どちらかの予測を立てれば50%の確率で当てる事も出来ますが、私がやりたいのは投資であって丁半博打ではないのです。ranking

 まず、ストレステストですが、そもそも19行の状態を調べるためとありますが、常識的にどことどこという事は分かっても、どことどこを調べるとされた事ではないのです。スタート時点からあやふやでありますので、この結果がそのまま発表されるかどうかは疑問でありますし、それを市場がどう評価するのかなんてことは予想したって無理です。

 次にクライスラーの問題ですが、おそらくこれは倒産でありましょう。そして、再建策ということになるのでしょうけれども、これが相場にどう影響するのかとなると、本当に難しい話であります。これがGMならばあく抜けとなる可能性が高いのですが、次にGMが控えているのにあく抜けとなる可能性は低く、場合によってはショック売りの様なものが出るかもしれません。少なくともあく抜けはないとは思いますが、こればかりは空気を読まねばならず、とても今からそれを予想するのは無理です。

 これらに対して結果を予想するのははっきり言って無駄です。分かるわけがないのです。それを分かったかのように話をする人が居れば、それは単に詐欺師です。当たれば自慢するでしょうし、外れれば消えていく事でしょう。大事な投資資金をそんな意見に左右される様な事で良いわけがないのです。ranking

 ただ、これが米と同じ日程で相場が張れる状態であるならば、私は日々の動きを検証しながら対応して行く事が出来ると思いますが、日本は今月29日は休みですし、来月も4、5、6と米よりも3日も休みが多いのです。嫌だと言ったって休みは休みで仕方がないのです。この連休中に米で暴落は無いにしても、大きな下げが無いと言い切れますか?絶対に言えないと思うのです。だったらどうすればいいのか?そう、無理なポジションを持たなければ良いのです。

 だからこそ私は先物等のインデックス絡みの銘柄は次々に利益を確定させ、枠を開けて行っているのです。連休はNYの動きを見たって売買ができないのですから、せっかくある休みはエンジョイした方が良いのです。エンジョイした分は連休明けからまた稼げば良いのです!

 ちなみに、個別銘柄は少々軽くする銘柄はありますが、大多数はそのままホールドして行きます。相場は個別銘柄と申している通りで、それを曲げるということではありません。あくまでもインデックス絡みの利食いです。ranking

 こうして利食いした資金は連休の遊び資金となり、休み中にNYの動きにイライラさせられるような事はないのです。休みは休み!景気回復を夢見て、私はできる限りお金を使いたいと思います。ただ、円高で海外旅行が安いとか、お得とか思われる方も多いかと思いますが、私は絶対に海外には行きません!旅行会社の方には申し訳ないのですが、私は日本に元気になって欲しいのです。今は外国にお金をばらまきに行く時では無いと思っております。

 少なくともこのサイトを訪れる皆様は、日本のGDPに貢献してくれる方々である事を祈ります。日本の潜在金融資産は1400兆円と言われておりますが、不安だから使わないのです。とにかく余裕のある人は国内でお金を使い、少しでも景気が良くなる様に努力して行くべきでありましょう。ただ、儲けた企業が海外に進出では元も子もありませんがね・・・。

 まあ、とりあえず混むとは思いますが、連休は温泉でゆっくりしてきますかね。

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