株価に対する国の意思

 日経平均が再度の7000割れかと思われた3月10日から約1ヶ月となり、気がつけば日経平均は8500円以上に居るという状態になりました。反発したとはいえ、ファンダメンタルズが回復したわけではなく、この上昇に対して懐疑的な見方をする人が多く、カラ売りが多く入ってきました。ファンダメンタルズを重視すればするほどカラ売りに対する自信が深まっていくわけですが、結果は見ての通りの大幅高の状態であります。ranking

 確かに企業業績は悪いままでありますし、下手をすれば下げ止まってすらいないのですから、理論的には売りが正しいのですが、ここで最も大事な事は国がどの様な意思で政策を打ち出しているかという事であります。最近のマスコミは国の悪い点ばかりを報道するため、何をやってもダメなように感じてしまうかもしれませんが、基本的には国のやる事に逆らう事はできないのですし、国は大きな流れを作り出していくのです。疑ってばかりではその大きな流れに乗る事はできませんし、株の世界においては特に見誤ってはならない事柄であります。

 3月上旬に、月末には株価が高いと申し上げてきたのは、とにかく3月末を乗り切らなくてはならないという国の意思が見えたからでもありました。そして、株価は想定通りの株価に到達したわけです。そして、今度は4月の相場という事になるのですが、急ピッチの上げに対する調整は必要であるはずですが、基本的には下げさせないという意思が見えておりますから、調整はあるとしてもそれ程大きくは下げないと考えておくべきでありましょう。

 追加経済対策で財政支出15兆円ということが伝えられたわけですが、噂で聞いていた11兆円を大きく上回っており、とにかく株価は下げさせないという事でもありましょう。この動きに対し、疑いを持って株を売る様では勝ちようがないというのが、今の私の感覚であります。ranking

 少なくとも、向こう3か月は下値不安が無く、よほど新しい大きな悪材料でも出ない限りは問題ない相場が続くだろうと見ております。新しい悪材料ですから、例えばそれはGMが倒産という事になったとしても、それは新しい材料ではありませんから、それはそれほど大きく影響する問題ではないと思います。影響するとすれば、もっと想像もつかない様な大きな悪材料であります。

 何が起こるか分からない世界ですから、絶対に正しいという事はないのですが、簡単には変わらない大きな流れというものに逆らってはならないと思います。明らかに国は株価を維持しようとしているのですから、そんな中で下がることを想定していては儲かるはずもありません。下がるとするならば、今やっている事が無意味であったという風に現実的な数字が出てくる時であります。下がるかどうかは数か月先に考えれば良い事と思いますから、今は上がる可能性の高い銘柄を仕込んで行けば良いのではないでしょうか。

チャートの勉強

 メンバー様の間でチャートの勉強が流行っている様ですが、チャートの勉強はほどほどにすべきと思っております。チャートには色々な種類があり、その解釈にも色々な流派があったりで、その時の動きを当てはめて見ると、どれかが当てはまっていたというだけの事であり、未来を予測するのにチャートに頼り過ぎてはいけないというのが私の考えであります。ranking

 今の動きを見て、それに近いチャートにあてはめてみても、未来は予測できないのです。それは、単に当たるか外れるかの賭けに自分を納得させるための材料といっても良いでしょう。ですから、私は株価の予測にチャートはほとんど用いません。かと言ってファンダメンタルズを徹底的に分析するかといわれるとそうでも無いのです。株価の予測にはファンダメンタルズ派とチャート派が主流と思うのですが、私はそのどちらでもありません。

 私は大きな流れを感じ取り、今の株価がそれに対して高いのか安いのかを考えて行きます。市場の信用残の動向であったり、外資の動向であったり、色々な事を考えていくのですが、その時に中心とすべき事はその都度変わっていきますので、これさえ見ておけば大丈夫というものがあるわけではありません。よって、人に教えてくれと頼まれても、教えるという事はできないのです。

 ただ、日々私の考え方をこうしてレポートしているわけで、それを毎日読んでいる方は同じような考えができるようになるとは思います。私の考えが必ず正しいわけではありませんが、大きく外す事もありませんので、後はどの様に投資資金を配分してそのリスクに対応するかということだけでありましょう。ranking

 流れをつかみ、投資資金の投入方法を間違わなければ、必ずや投資で成功する事ができるでしょう。ただし、株の世界というのは必ず想定外の事が起こるのです。何せ天変地異までもが株価に影響するのですから、本当に恐ろしい世界であります。どんなに予測したところで、天変地異までは無理だと思われるからです。ですから、私は現物投資オンリーであります。信用取引は日計りのみとし、ほぼ持ち越しは致しません。時には賭けに出る事もありますが、失敗した時に死ぬような賭けにはしません。

 チャートは今の相場が過熱しているかどうかを把握する位にし、勉強すべきはいかにマインドをコントロールして行くかであるように思います。チャートをどんなに勉強しても確実な未来を読む事はできませんが、買い方や売り方の技術というものは、勉強すればするほど利益につながると思います。

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