売り屋の魂と買い屋の魂

 株の世界には売りと買いがあるのですが、売りというのはカラ売りの事でありますが、買いは株の値上がりで利益を得ようとする行為であり、売りは株価の値下がりで利益を得ようとする行為であります。どちらも株から利益を得るための行動でありますし、どちらも値幅が利益になるので同じと考える方も多いかと思いますが、それは同じ様でいて全く違うものであるのです。ranking

 私は完全に買い屋なので、常に買い方の気持ちで株価に接しております。売りは非常に苦手であり、よほどの事がない限りは売りはやりません。株価の上昇を狙って買っていくのが私の投資手法なのです。2月は下落があからさまに分かっておりましたので、部分的に売りも取り入れましたが、本当に極一部であります。買い屋が売り屋の真似をしたって、そんなにうまくいくものではないと身を持って体験してきているからです。

 売り屋を否定する事はありませんし、売りを極めている方を尊敬しておりますが、真似しようと思ったりはしません。あくまでも売り屋の考え方を買い方の参考に取り入れるだけとしております。中には安くなったら買って、高くなったらカラ売ってという往復で美味しい思いをしようと考える方もいらっしゃるかとは思うのですが、私はそんなに甘い世界だとは思っておりません。買いだけを考えても、売りだけを考えても儲からない人が、往復で儲けようなどという事は有り得ないのです。ranking

 効率を求めるならば、売りと買いどちらもできた方が良いに決まっておりますが、みんなそれぞれ必ずどちらかの魂を持った投資家であると思いますので、とにかく自身が売り方なのか、買い方なのかに気付き、どちらか一方の考え方を突き詰めて行動して行くべきと思います。

 今、株価は急上昇してきているのですが、その上昇エネルギーの一部はカラ売りの買い戻しであります。日経平均が7000円をも割るという状況を見て、世界の経済情勢を見て、日本の経済状況を見て、自身の会社に関わるところを見て、これはもう駄目だと感じた方が多いのでしょう。株は買っても儲からないという程度の浅はかな考えで入れたカラ売りが、この相場の大きな上昇エネルギーに変換されているのです。ranking

 もちろん本当の売り屋の方は、この程度の上昇で買い戻したりはしませんし、ここから更に1000円上がっても平気であります。私が7500円から7000円まで買い下がっていた時に平気でありました様に、一つの流れを極めている者にとっては大した事では無いのです。

 ただ、見ての通りカラ売りの買い戻しが次々に出され、それが相場を押し上げているという事は、信念を持たずに、単に目先で儲けようなどという浅はかな行動が生み出した結果であるという事になります。本当に売りで儲けたいと思うなら、こんな程度の上昇で音を上げる方がおかしいですし、逆に喜ぶべき局面でありましょう。ranking

 自分は売り屋なのか?それとも買い屋なのか?それに気付くまでは大きな勝負をしない事です。そして、どちらだったとしても、ボラが高い相場で無理に行動してはいけないのです。私自身かなりの成績は出しておりますが、全ては現物範囲での投資であります。決して信用取引分を持ち越すような事はしないのです。

 この様に急上昇してまいりますと、どうしても売りでと考えたくもなるかもしれませんが、もしもあなたが買い屋であるならば、そんなに欲張らない方が良いと思います。目先は確かにスピード違反状態ではありますが、確実に情勢は変わってきていると思います。ranking

ここからが相場の世界

 3月末で日経平均8500円から9000円という予測を立て、月末には株価はぶれてしまいましたが、その予測は十分に役に立つものであったと自負しております。そして、4月に入っても株価は意外と強いという状態になるだろうとしてきましたが、思いのほか上昇エネルギーが高く、想定よりも早い段階で9000円という値段が見えてきそうな気配であります。

 私の考え方ですが、8500円というのはついて当たり前の値段であり、特に疑う値段ではありませんでしたし、8000円以上はキープできて問題ない水準であろうという感覚で株価を見てきました。ですから、8500円までは相場では無く、単に行事の様な感覚で、特に冒険でもなんでもないといった感じでありました。ただ、それでも実際はそうならない可能性もあるわけですし、下手に書いてしまうと自身だけではなく周りにも被害が及んでしまう可能性が高いので、書き方はかなり慎重にさせて頂いておりました。投資家の皆様には、常にご自身で投資判断を下す必要があるのですから、情報を提供する側が必要以上に事を表現する事はすべきでないと言う判断です。ranking

 さて、8500円までは当然と思っていた私ですが、ここから先は相場の世界に入って行きますので、これはもう本当に予測が難しくなって行きます。相場の格言で、相場は相場に聞けというものがあるのですが、正にその通りであり、ここから先は慎重に相場と対話して行かなくてはならないのです。

 まず、今回のG20ですが、分裂するかとも伝えられていた会合は経済危機からの脱却のために一致協力してという内容にまとまりました。完璧な内容ではありませんが、これだけ経済がおかしくなったわけですし、20カ国もの国が集まって一つの考えになる方が奇跡といったところでしょう。私はこの程度でもかなり良い点を付けても良いと考えております。ranking

 この会議での一番の注目点は、時価会計ルールを変更するという事に合意した事でありましょう。という事は、今までの資本主義経済は新しいものに変わるという事になりますので、もしかしたら株式市場はこれを敬遠するかもしれませんが、今のところは好感されている様ですし、支援材料も次々に出てきております。

 米では製造業指数が回復の傾向を見せてきたとか、金融不安が後退してきたとか、国内外を問わず好材料が目白押しであります。となり近所を見れば景気が悪いので、感覚的には危機感でいっぱいだと思いますが、その危機感を何とかするために世界が動いているのです。自身が景気が悪いと思えば思うほど好材料が出てくると考えてよいでしょう。ranking

 さて、この状況で株価は一体どうなるのでしょうか?

 一つの株価の予測方法というか、参考程度にしかならない話ではありますが、チャートで月足というものを見て頂きたいのですが、年間の高安の値幅というものを見ると、少なくとも5000円位の値幅がある事に気付くと思います。今年も5000円位の値幅があるとして、今の9000円付近が高値とすれば、後に4000円まで落ちるということになりますが、私は先日の7000円が今年の安値と考えております。となると、今年の高値は1万2000円!?某外資系証券のM氏の想定値段に近いのは気になりますが、日経平均4000円と1万2000円どちらが実現可能な値段だろうかと考えたら・・・。皆様はどの様に感じましたでしょうか?

 目先は確かにスピード違反でありますし、本日は週末でもあります。朝が一番高いところで、伸び悩むという可能性は高いと感じておりますが、全てを利食いするとか、ましてやカラ売りするなどという考えは、私には浮かんでこないというのが、現状であります。何せここから先は相場の世界であり、予測が難しく楽はさせてくれないと思います。ここから先の行動を間違うと、せっかく今まで出してきた利益も吹き飛んでしまう事でしょう。自分のスタンスをしっかりと確認し、しっかりと前を見つめて投資活動を続けていくべきでしょう。ranking

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