未曽有の危機は防げたのか

 終わったことを考えても仕方が無いとは思うのですが、そもそもこの世界金融危機を防ぐ事はできなかったのでしょうか。根本は米国民が住宅を担保にお金を借りて贅沢し過ぎたというのが原因で、危険なサブプライムローンの債権が証券化された上に安全な債権と混ぜて世界中にばらまかれた為に、世界中に危険な債権がしみわたりました。以前より危険な兆候は見えていたのですが、リーマンの破綻により一気に崩壊が進み、結局は米の借金の付けを世界中が払わされている状態になりました。blogranking???


 リーマンをつぶした時は、ここは助けるべきではないかと思いましたが、根本がこの借金をして遊んだ事が原因ですから、助けたとしても結果はそれほど変わらなかったかもしれません。ただ、もう少し緩やかな下げだったかもしれませんが・・・こればかりは終わってしまった事なので検証しようがありませんが、思い起こせば07年にパリバショックというものがあったのですが、この辺りから金融業界は悲鳴を上げ始めていたのかもしれません。この時バーナンキ氏は風邪だと言っていたのですが、正に風邪は万病の元といったところでありましょうか。

 当時のFRB議長は天才と言われたグリーンスパン氏で、氏は「バブルは崩壊してから対応すれば良く、日本の様にはならない」とおっしゃってました。また、バーナンキ氏はサブプライム問題が発覚した時に、損失は1000億ドル程度と大きく見誤っておりました。実際の損失は20兆ドルとも言われ、20倍もの開きがあったのです。

 また、麻生総理も大きな勘違いをしておりました。この経済危機はハチに刺されたようなものと・・・。ハチはハチでもスズメバチ20匹位に刺された様な感じですけどね・・・。そもそもハチに種類がある事を知っておられるかどうかが疑問でもあります。歴代のRRB議長が見通しを誤るのだから、日本の総理が間違っても仕方がないかも知れませんが、随分前からずれた首相であったという事でしょう。blogranking???


 私の記憶を洗っての話なので、これもまたずれている部分はあるかもしれませんが、少なくともグリーンスパン氏は米がバブルであるという事に気付いておりました。政治がバブルを止める事はできないというような発言もしておりましたし、止める気はなかったのでしょう。おそらくここが最大の問題だったのだと思います。行き過ぎる前に適度に金融の引き締めを行うなどし、住宅バブルにせめてブレーキをかけるべきだったはずなのです。

 そもそも日本の様にはならないとの話ですが、当時は世界の中で日本だけがバブルであって、今回は世界中が米のバブルで踊った感じなのです。やろうと思ってもどうにもならなかったのかもしれませんが、ここまで悪化する前に打つ手はあったはずだとは思います。

 去年前半まで、ドイツのメルケル首相は、ヘッジファンドの運用実態を明らかにすべきとしきりに訴えておりました。きっと、放っておけばこんな状況になるような予感がしていたのではないでしょうか。そして、結果としてそのような事になったわけです。blogranking???


 さて、過去の話はこの程度にしておくとして、世界はこの危機から立ち直る事はできるのでしょうか。その答えは正直言ってまだ誰にも分かりませんが、資本主義経済が続くのであれば時間はかかっても立ち直っていくと考えてよいでしょう。それがいつの日になるかを予測して行動するのが株式投資なので、あらゆる状況を想定しながら最善の行動を取って行くようにすべきと思います。

 私は3月末は8500円から9000円にと申し上げてきましたが、これは目先の反転上昇というだけであって、所謂リバウンドであります。上昇局面ではありますが、株が上がるというほどの感覚ではありません。何せ1万円は程遠く、1万2000円などという数字は当分見えないはずなのです。

 米のサブプライムローンという錬金術はネタがばれてしまったのですから、どうやったって二度と元には戻らないのです。ここ数日は株価が反転し、やや強気な話も出てきているかとは思いますが、この流れを見誤ると高値掴みで大損というシナリオも見えてきます。その時々の流れをしっかりと掴み、できる限り最善の行動を取って行くようにしたいところです。blogranking???


上がり続けるわけではない

上昇のタイミングは予想よりも遅かったのですが、誰もが悲観する7000円割れの時も特に悲観することなく、むしろ喜んで仕込んできましたので、この上昇は非常に嬉しいものであります。悲観論がまだまだ多いですし、強気一色という状況にはなり難いとは思うのですが、上昇と共に強気になってくる方も増えてくる事でしょう。そこで一緒になって買っていては身が持たないケースがほとんどですが、今回は私自身も悲観的な見方をしている部分があり、そういう意味ではもしかすると上昇が長引くかもしれません・・・。ただ、それを見極めるのは、現時点では不可能でありますので、あまり先のことは考えないようにしておくべきと思います。

 株価を予測する手法にテクニカル分析というチャートを用いた手法があります。過去に照らし合わせて未来を予測するわけですが、私もこれにあこがれて一生懸命勉強し、テクニカルアナリストの試験にも合格しましたが、実際の株価を読むのは不可能と悟ってしまいました。参考にはなりますが、参考以上のものは得られなかったのです。

 何せもしもそのテクニカル分析に答えがあるとすれば、皆がその答えの通りに行動すれば良いということになりますが、皆が同じ行動を取ってしまえば株価は動かなくなるのです。一部の優秀な人たちがテクニカルで儲けていて、その技術は門外不出というのであれば話は別ですが、誰もが25日線がどうとか、一目均衡表がどうとか言っていては、どうにもならないというのが正直なところです。blogranking???


 ただ、例えば25日移動平均線ですが、株価がこれより下にあれば抵抗線となり、上に行けば支持線となるという心理がありますし、この25日移動平均線というのは心理の分かれ目の様に感じておりますので、比較的参考にしております。ただ、あくまでも参考程度であり、株価を占うということはしません。いろいろと知識を詰め込みましたが、テクニカルで必要と思って残った知識はこの位です。

 投資において本当に必要なのは、テクニカル分析よりも世の中がどういう原理で動いているかを考えることだと思います。誰がどうやって儲けようとしているのか?誰がどうやって損を隠そうとしているのか?誰がどうやって誰かの為に動こうとしているのか?などだと思います。とにかく大局を見つめ、大きな流れは何処に向かっているのかを見極める事です。

 川は下流に向かって流れて行きますが、岩があれば部分的に逆流したりしますし、表層と下層では流れの速度が違ったりしますし、パッと見た目だけ以上に複雑なものであります。ただ、基本的には下流に流れて行っているわけですから、この流れを見誤らないようにしなくてはならないという風に思います。blogranking???


 ここ数日はメンバー専用掲示板にお礼の書き込みや、お礼のメールを多数いただいており、本当にうれしい限りではあるのですが、まだ利益を確定していないのでそんなに喜んでいてはいけないというのが私の本心であります。含み益が出たり、損失が縮小したりしてくるのは嬉しい事でありますが、まだ売っていないのです。喜ぶのは売ってからという事にしようではありませんか。私は月内に利食いするつもりはありませんので、私が喜ぶとしたらもう少し先になるでしょう。

 それと、メンバー様には何度も申し上げていることですが、私は皆様が踏みとどまるように言った覚えはありませんし、踏みとどまった方は、本人の意思で踏みとどまったのです。S氏のおかげでと良く言われますが、決してそうではないということを自覚し、更にトレードが上手くなる様に精進していくべきだと思います。甘えていてはいつか損を出した時に、甘えた事しか考えられず、結局何も無くなってしまうという事も起こると思います。

 とりあえず、まだ勝利は手にしておりませんが、常に勝って兜の緒を締めろ!の気持ちでおごることなく冷静に相場を見つめて行きましょう。blogranking???

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