公的資金投入の是非

 米自動車ビックスリーへの救済は大きな材料となっておりましたが、1月の新車販売台数は想定以上の落ち込みとなり、年間残にすると1000万台を下回る事態となってしまいました。これは米自動車業界が想定していた最悪のシナリオの数値を下回る状態であり、助けるために必要な公的資金が全く足りないという事態に陥ってしまう可能性を表しているように思います。1月はたまたま悪すぎたのか、それともこんな程度なのか、本格的に景気が回復するタイミングが見えていない状態であると共に、問題の根本である住宅問題が片付いていない以上、どのような状態なのかは分からないというのが現状でありましょう。

 例えば去年の原油価格高騰などはバブルであり、投機資金などが集中して値段が上がり過ぎている事は明らかでありましたから、私はあのような異常事態に関しては政府が介入して市場を落ち着かせるとか、補助を出すとか、減税で対応するとか、色々と対応して良いと思うのです。そうして異常事態を抜けた時に投入した資金を回収すればいいのですし、異常な高値で破綻する事は無くなるのです。

 しかし今回のように自動車の価格が落ちてるとか、住宅の価格が落ちているとか、価格の下落というものに対して政府がお金を出すというのはどうでしょうか。値段が下がるという事はそれが必要とされていないから下がるのです。明らかに供給が過剰であるか、市場のニーズに合ってないか、とにかく生産側に問題があるのです。要らないものを作っている事が問題であるのですから、そういった会社にお金を入れる意味など無いのです。明確な再建策があり、景気の回復シナリオがしっかりしているというならば、一時的に悪い局面を乗り切れれば良いということになりますが、どう考えてもダメなものはダメなのです。

 昨日、国内ではエルピーダが公的資金注入の申請を出したということで話題になりましたが、要は供給過剰なのです。戦略が正しいとするならば、株式市場から公募増資でもすればいいのです。本当に良いと思うものならばこんな状態でもお金を出す投資家は山ほど居るのです。それを断念して政府にお金を求めるというのは、もはや必要とされていないと考えるしかないのではないでしょうか。

 確かに雇用を守るという側面もあるかもしれませんが、ダメになった産業にお金を投じたところでどうにもならないのです。お金を投入すべきはダメになったところでは無く、これから伸びるところにすべきなのです。あまり良い相場環境ではありませんが、これから確実に伸びて行くと思われる産業はいくつもあるわけで、そういった銘柄に投資して行けば、必ずや大きな利益を手にして行けることでしょう。エルピーダの次は○○が注入されるのでは?とか、そういう銘柄を探してというのも一手ではありますが、基本的にはこれから必要とされるところに投資して行きたいというのが私のスタンスであります。

上重く下固く

 状況が変わらないので正直言って書く事が無くなってきております・・・。毎日色々な話は出てくるものの、大きな流れはほとんど変わっていないのです。日々の動きに理由を付けて色々としゃべる事は可能ですが、はっきり言ってほとんど無意味であります。ニュース番組を見ていると、買われれば買われた理由を嬉しそうにしゃべり、売られれば売られた理由を淡々としゃべりといった感じであります。相場観を持たずに、買われた理由なんかを普通に聞いていると、なんとなく相場がそのまま上昇してしまいそうな気がしてしまい、つい買いついてしまって嫌な思いをしてしまうという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。相場で勝利するためには、まずはこの日々の動きに惑わされない様な相場観を持つ事が重要かと思います。

 何度も書いている事ではあるのですが、今はとにかく上値が重いです。当分は8500円を超える様な相場に発展する可能性はかなり低いと思います。何せその水準では公的が売ってくる可能性が高いので、今の相場においてこれ以上の売り圧力は無いと言っても過言ではないでしょう。今買っているのは公的のみと言っても過言ではない位の相場なので、これが売りに回ればもはや買い手は居ないと考えてよいでしょう。

 そして、下値はと言いますと、3月末で7600円以上は確保したいという状態にありますので、その値段に近付くと徹底的に買うというような感じであります。多少下がっていても3月末だけ回復させればという作戦なのではないかと見ていた時期もあったのですが、ここ最近の動きを見ていると、そういった危険な作戦よりは下値を固くして市場全体に安心感を持たせようというつもりなのかもしれません。真相は分かりませんが、少なくとも8000円近辺までは公的らしき買いが観測されておりますので、おそらくはこの流れで間違いないと見ております。

 となると、本当に売買のレンジが狭く、本当にやり難いのですが、個別の銘柄に集中して行けば何とか利幅も確保出来ますし、やりようがないとまではいかない感じであります。楽ではありませんし、全く動けない日もあるのは事実ですが、毎日上手くいくわけでもありません。ただ、例えば年率換算で10%の利益を目指そうとか、実現可能そうな低い目標を立てる事により、良い結果を得られる可能性が高まったりします。銀行金利が1%にも満たない世の中で10%の運用益を目指す!全然恥ずかしいことではありませんし、まずはそれを達成する力をつける事が重要と思います。

 とりあえず、今は底値が固く、上値が重いので、安くなってきたところでそれ以上に突っ込んだ銘柄を仕込み、反発したら利食いするという作戦が最も有効だと思います。よって、昨日の様に日経平均が8000円にも到達するような上昇を見せている時はあくまでも利食い出来る物を利食いする時であって、仕込みをする時ではないということになります。先物の気配を見ているとあまり下げそうもない様な感じはしますが、今日はPKOも手を抜いてきそうな気がしますので、寄り後はダラダラと下げて行くような感じかもしれません。幅にもよりますが、今日一日の下げでは買いレンジに届かないかもしれませんが、とにかく安くなくては買う気は起こりません。安くなるならオーバーシュートする位であってほしいです。

 おそらくは今日は値位置が半端すぎるので目立った仕込みはできないとは思いますが、狙っている銘柄はだいたい一緒であります。これらが思ったよりも突っ込めば買って行くかもしれません。とりあえず、いつも通り基本を守って対応して行きましょう。

 予定よりも相当早かったのですが、昨日をもちまして2月の会員募集は締め切りとさせていただきました。予想以上の反響があり、大変驚いておりますと同時に、本当にうれしく思っております。沢山のお申し込みありがとうございました。次回募集は3月1日を予定しておりますが、3月も定員を設定しますのでご入会をご検討の方はお早めにお申し込みください。メンバー様に向けては更に情報量を多くし、より一層お役にたてるように努力してまいりますので、これからもよろしくお願い申し上げます。

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