イギリスとスイスへの不安

 イギリスとスイスは、ヨーロッパの中の金融立国であるのですが、両国とも自国のGDPの数倍の金融資産を保有している状態にあります。オバマ大統領が目立つためか、今回の金融危機の発端となった米国にばかり目が行ってしまい、ヨーロッパへ目を向ける人が多くないのですが、状況を知れば知るほど不安が大きくなってしまいます。

 イギリスは北海油田以外は目立った産業が無く、その北海油田もあと数年で枯渇するといわれ、もはやこの先は何もないといった感じなので、スイスは腕時計位しか思いつきません・・・。目立った産業がない状態にあるのに預かり金融資産は膨大なのです。銀行から出てくる損失の額がGDPを上回っているのですから、どう考えても助ける事は出来ない様に思うのです。

 助けが出るとすれば、スイスはユーロ各国が助ける可能性はあります。スイスフランはユーロとは切っても切れない通貨になっておりますから、ここから助け船が出る可能性はあります。ただ、スイスフランはこれで終わりということになるでしょう。また、イギリスはIMFが助けるかどうかということになるのですが、助けなければ大変なことになるので、たぶん助けるとは思います。

 しかし、何せ両国とも産業がない国でありますから、資金を入れたところで返すあてもなくということになりかねません。米国発の金融危機は両国の存亡の危機までも作り出してしまったということになりそうです。これは非常に大きな問題だと思うのですが、何故かこの問題についてはあまり騒がれていないのです。誰もが予測できないほど酷い事が起こる前兆なのか、私の考え過ぎなのかは分かりませんが、どうも嫌な予感がしてなりません。

 下がるならばカラ売りをすれば良いという意見もありますが、株価がここまで安いところでカラ売りをするということは、日経平均が30000円のところで買いに行くのと同じぐらい怖いと思うのです。単に思いすごしであった場合は、簡単に踏まれてしまう可能性が高いのです。例えば今日であれば好決算を出した任天堂が上昇したらカラ売りをするとか、そんな対応はありだと思いますが、何でも売れるかといわれるとかなり難しいとしか言いようがありません。今の相場というのはそれほど難しいものではなく、ポイントさえ押さえておけば買いで十分に利益が出せるのですから、どうしてもカラ売りに傾きたくはないというのが正直なところであります。

 ならばどうすべきかということになるのですが、例えばイギリスかスイスどちらかがデフォルトになりましたというニュースが出てしまった場合は、高確率で連鎖して両方ともということになる様に思いますし、そうなってしまうと世界中は大混乱になります。そうなると今の日経平均も5000円だとか3000円だとかいう状況に陥るかもしれません。大変恐ろしいことではありますが、こんな恐ろしい事が起こったとしても株価は必ず底値を形成して反転上昇してくる事になるのです。

 ということは、今は買いで売買をして行くとしても、日計りを中心として50%位が現金で残っていれば、万が一の大暴落があったとしても買いに行ける事になります。持ちにしてしまった分は相当大きくやられてしまいますが、安いところで出動できる資金が残っていればなんとでも対応できるのです。見極めは必要ですが、こういったリスクが存在する限りはそれに対応した作戦を実行する他はありません。もし、これを読んで怖いと思ったならば、株はやめて現金で持って行く他はないということになります。

 現金よりも金の方がいいかも知れませんね。ただ、金は相当値上がりしてきて金融危機前の高値付近に来ております。紛争関係が少し落ち着いているというのにここまで上昇してくるというのは、やはりこういったデフォルトが起こるという事を読んだ買いなのかもしれません・・・。

 正直言ってどうなるかというのは私ごときでは想像もつかないほど大きな問題でありますが、どう転んでも私は株で稼いで行くしかないので、全力で予想し、全力で対応して行きたいと考えております。

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危機への対応

メディア向けレポートに書かせて頂きましたが、色々と調べている内に相場へ対する不安が大きくなってしまいました。基本は個別銘柄の買いで良いと判断しておりますが、最悪のシナリオが発動してしまった場合のことを考えると、とても全力投資などということはできないといった感じです。元々信用取引分を保有したままオーバーナイトする事はないのですが、更に現金の比率を高めて安全策を取りたいと考えるようになりました。思いすごしであれば良いのですが、予想してて動かずにやられるというのは最悪のシナリオです。とにかく予想できる事に対しては備えて行こうと思います。

 実際に備えるといってもそれは現金比率を増やして暴落に対応できるようにしておくというだけで、基本的な売買方針への変更はありません。無いかも知れないことに対してこれ以上の備えをする位なら株をやらない方が良いのです。今はポイントを押さえて売買すればそれほど難しい相場では無いのですから、私は休みたいとは思いません。ただ、人それぞれの価値観というものがありますし、休みたいと思うならば休むべきでありましょう。私は今後も自分の考えをお伝えしていくだけであります。

 本日の株価予測は、NY安から安く始まるでしょうし、あまり良好な相場とは言えそうもありませんが、大引けは8000円を守ってくるような感じになるのではないでしょうか。月末の株価は欲しいでしょうし、そのためにここ数日PKOも入っていたのでしょうから、ここで8000円を割っては・・・。しかし、所詮は官僚のやっている事です。諦めという事もあり得ますので、極度に期待してはいけません。私は昨日も宣言している通り、目先は昨日辺りがいいところだと思っておりましたので、売れるものは全て売却済みです。全ては方針通りに行動しております。

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