3月も下旬に入りましたね。

2月に続き、3月も余裕だと考えていたのですが、相場は思いのほか厳しくなってしまいました。

足を引っ張ったのは金融問題で、米国のSVB等の地銀の破綻、欧州ではクレディスイスの身売りがありました。

これらは西側の結束やルールの整備などである程度回避できましたし、金融危機までは発展しないと見ています。

ただ、目先にはダメージがありましたし、今後も不良金融機関は炙り出されてくるでしょう。

特に心配なのはドイツ銀行ですが、どう着地するのでしょうか?




クレディスイスはハードランディングながらも一応は解決しましたが、ドイツ銀行も追い詰められれば同じような結果になるでしょう。

ただ、ドイツ銀行はどこが引き受けるのか?

貸出先は中国が多く、これが問題になっているのです。

中国経済が回復に向かうなら救われる可能性もあるのですが、回復に向かう可能性は非常に低いです。

ここまでくると、習近平が諦め、他の優秀な人に政権を渡しても手遅れでしょう。

断言しますが、中国経済は本当に厳しいところまできてしまっているのです。

中国のトップの産業は不動産開発と転売ですからね・・・。

居住用以外に投資用マンションをどんどん作り、それが売れなくなってしまったわけです。

家賃収入でローンが返済できればまだ良いのですが、マンションの供給量が34億人分で全人口の2倍超・・・。

これが中国不動産の現状です。

北京周辺でも不動産が値下がりしている状態なのに、田舎の不動産に値が付くわけもない。

今は共産党パワーで売らせていないから暴落していませんが、売買を自由化したらほとんどの不動産は無価値となります。

こういう投資の資金源となってきたのがドイツ銀行であり、それが同行を苦しめているのです。

そういう意味では、もはや解決不能の泥沼にはまっているように見えるのですけどね・・・。

クレディスイスも酷かったのですが、ドイツ銀行は更に上を行く酷さと見ています。

本当にどうなることやらですが、とりあえず今すぐにということではありません。

今後のリスクとして観察を続けるだけで良いと思います。

こうして色々あったのが3月であり、この状況ではなかなか結果は出しにくいと言えます。

ただ、結果は出せずとも仕込みは行えますし、結果が全く出ていないわけでもありません。

1498円から推奨し、高値付近で一部利食いをお勧めした6298YACはかなり大幅な利益を得ることに成功していますし、今日の押し目は買い場としてレポートしています。

基本的に強気継続ですし、良いものは結局買われると考えています。

タイミングがずれている銘柄もありますが、弱気になる場面ではありませんし、諦める必要もないでしょう。

今は功を焦らず時機を待つべきです。

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