何でもありは日本でも

 米では市場を守るためという理由から、自分の作ったルールで苦しくなったらそのルールを変更してしまうという暴挙が実行されているわけですが、我々が深くかかわる日本でも同じような事が起こり始めました。

 東証と大証は、上場企業の上場基準を緩和し、時価総額の下限を10億円から4割引き下げて6億円とすることで最終調整に入ったということですが、そもそも潰れそうだから売られるのであって、その基準を甘くすることによって、確かに助かる企業はあるかもしれませんが、無意味に延命される企業もあるということを知るべきでありましょう。上場企業の時価総額が6億円などという値段で良いわけがないのです。

 例えるなら、皆様は狂犬病をご存じかと思いますが、この状態は狂犬病の野良犬を放置するに等しい問題であると思うのです。狂犬病は感染した犬などに噛まれるなどして唾液などから感染し、感染すれば100%死にいたる病気であります。危ないから噛まれないようにというアナウンスはしても、それを捕まえようとはしない・・・。それが今回の上場廃止基準の緩和であると言えるでしょう。

 そもそも悪い奴が居るから色々とルールを作ってきたわけですが、調子が良い時はあれも規制これも規制として市場を透明性の高いものとしてきたのに、どうしてこんな逆行するようなルール変更をするのでしょうか。基準を緩和した企業が潰れた場合は東証と大証が責任を取ってくれるというのでしょうか。

 こんな規制緩和よりも必要な事は、上場基準を厳格化し、最初から腐っている企業を上場させない事の方がよほど重要であるのです。上場した時点で得られる利益だけを目的として上場する様な企業が、こういった局面を乗り切れずに上場廃止基準に抵触するケースが多いのです。

 東証や大証は投資家の利益を守るため、もっと厳格な仕事をしてほしいものです。そもそもヘラクレスだとかマザーズだとか市場が多過ぎるのです。日本の何倍もある米はNYとNASDAQしかないのです。市場を統合し、もっと分かりやすい運営を目指して欲しいものです。


嫌な局面こそ買い

 昨日と一昨日の下げで目先の下げは良いところまで下げたかと見ていたのですが、NYが更に下げた為に本日の東京株式市場はもう一段下げる事となりそうです。ただ、来週火曜日夜にはオバマ氏の大統領就任もありますし、一気にここから下へと売られる様な感じにはならないと見ております。

 そもそも米の小売売上高の減少などというものは、去年の11月には予測できていた事です。私も12月の小売は最悪のものとなることを書いてきましたし、予想通り史上最悪のクリスマス商戦であったということが証明されたに過ぎないのです。昨夜の下げは、市場が現実を見て過剰に反応しただけではないでしょうか。というか、これから最低でも春まではこんな感じの悪い数字ばかりが出てくる事となるのです。いちいち驚いていても仕方がないと思うのですが・・・。

 前にも書いたことがありますが、株価というものはこれ以上上がらないと思った場所から上がるのと一緒で、これ以上下がらないと思った場所から下がったりもするのです。8300円辺りが目先の下限かと思っていたのですが、その水準は本日の寄りであっさり割ってしまいそうですが、ここは下げ過ぎた場所として考えて良いと見ております。

 目先は様々な事情で上げたり下げたりするとしても、ここから先大きく事情が変わらない限りは買われる銘柄というものがありますので、こういった局面ではそいういった銘柄を狙い撃ちして行くつもりであります。目先どこまで下げるか分からないのでナンピン姿勢で買い下がっているのですが、おそらくはこの辺で大分いい感じなのではないかと思っております。遅くとも週明けには今週買い下がった分を利益確定という方向で決着をつけていけるのではないかと見ております。

 ただ、問題は予想以上の事態が起こった場合であります。現時点では予想以上の事態が起こるような感じはしていないのですが、だからこそ何かが起これば予想以上ということになってしまうのです。この下落は正常な範囲の上下運動だと思いますが、万が一そうではないということが分かれば、一気に手仕舞いということにもなりかねません。そうなるとダメージも大きくはなるのですが、少なくとも全ては現物範囲の取引でありますから、そう大きなダメージとなる事はないと思います。

 今は先を読むのが難しいのですから、決して無理をしていい相場では無いのです。ここだけは絶対に間違わないようにしたいところです。個別の銘柄の対応方法についてはメンバーズで取り上げて行きたいと思います。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。