信頼回復には程遠い新興市場

 最近寄せられた質問の中で、東証一部は閑散としているので、新興市場に目を向けたいがというものがありました。この質問は以前に私がご紹介したことのある銘柄についての質問なのですが、銘柄名については省略させていただきますが、この質問から思い浮かんだ事をレポートさせて頂きたい思いました。

 確かに東証は出来高が落ちてきておりますし、新興市場に目を向けたいという気持ちは分かりますが、それでも東証銘柄の値動きは普段よりも大きく、決して動いていないというほどのものではありません。あえて新興市場に行くほどの困った状況ではないと思いますし、何より新興市場に対する信頼感がこれほど薄らいでいる状態ですから、日計り目的で割り切って参加するならば良いのですが、とても投資という観点からは買えないというのが現状ではないでしょうか。

 新興市場へ上場している企業の一部は決算書を操作してイカサマをやっている状態であり、上場益さえ取れれば後はどうでも良い的な企業があります。景気も悪くなってきておりますし、突然倒産とか、普通にはあり得ない様な恐ろしい事がいつ起こっても不思議ではありません。

 中にはまともな企業もありますので、全てがダメだというわけではないのですが、いずれは良くなるとかそういう感覚で入ると悲劇的な結末になる可能性が高いという認識を持って行くべきであろうと思います。トヨタが突然の赤字転落という状態なのですから、新興市場は突然倒産なんて普通だと考えておかなくてはなりません。

 そもそもこんないい加減な会社を上場させる方にも問題があるので、市場運営者にももっと厳格なルールをと思うのは私だけでしょうか。当分は新興市場に対して投資という気持ちで接していては危険であるという認識を持って行くべきでありましょう。

年末相場の行方

 出来高は日々減少しており、今年も例年通りといった感じの動きでありますが、本日は鉱工業生産指数が発表されます。予想は-6.8ですが、これに対してどういった数字が出てくるかで年末までの動きが分かってくるといった感じでしょうか。これよりも良ければ買われるし、悪ければ売られるでしょう。まあ、ここまでは誰でも予想出来る事と思いますが、、悪かったとして売られたとします。しかし、売られたとしてもこの相場がこのまま崩れ去っていくような感じでもないと思いますので、売られるほど悪い数字であれば買い対処ということになります。

 ただ、基本的に今年も株を持たずに正月を迎える方が良いのは確かであると思いますので、よほど急激に突っ込まない限りは単に見送りという感じになります。どうあれこのまま上昇して行く相場になるとは思えませんので、こんな状態において株を持ったまま正月を迎える必要は無いと言えるでしょう。

 しかし、米はモラルも何もあったものではありませんね。GM関連のファイナンス会社を銀行扱いにしてしまいました。まあ、このままじゃ大変な事になってしまうのは分かるのですが、大変な事になるなら何をしても良いというのもいかがなものでしょうか。まあ、景気が悪くなると戦争を始めてしまう国ですからね・・・。文句を言っても仕方がないので、この性質を読んで次の行動を予測して行くほかはありません。来年も楽はさせてくれそうもありませんが、何をするか分からないというわけではなく、悪だくみを予測すれば良いのですから、まだやりようはあるといった感じでしょうか。想像を超える様な悪事もあるかもしれませんけどね・・・。

 国内の材料ではアサヒビールが好決算を出してきました。私は普段全くアルコール類を口にしないのですが、ストレスのはけ口としてのアルコールは魅力的と考える人は多いですし、景気が悪くなっても消費が落ちる事はないでしょう。落ちるとすれば増税と不祥事ぐらいでしょうか。後はとにかくいつも言っている・・・続きはメンバーズで。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。