晴れてきた霧

 世紀の大型救済である米の自動車ビックスリーへの資本注入の方針が連日メディアで伝えられ、救済が実行されるとか調整が難航しているだとか、国民を納得させるために日々茶番が繰り返されているわけですが、オバマ氏は大統領選挙において自動車を救済すると言って票を集めたのですから、どうあっても救済はするはずなのです。ただ、すんなり税金を投入してはその他の国民に反感を買うのは当然であります。なんだかんだやっても結局助けるのは目に見えていることですので、その成り行きに注目する必要はないと言ってよいでしょう。

 大事な事は資本を注入するにあたっての担保価値がどれほどあるのかということで、当然5の価値しかないものを10として貸したり、10の価値があったとしても5に下がったりと、様々な変化が出てくるわけで、そうした変化が大きくなればなるほどドルは売られるということになります。しかも財源は国債が中心になりますから、何としてもこれを誰かに買ってもらわなくてはなりません。その財源として日本や中国があるのですが、為替介入という形で米国債を買うということになるという話は何度もしましたので、今日は避けますが、全体の流れとしてはこんな感じでしょう。

 時間と共にごたごたはしておりますが、不透明な部分が明確になり始めており、それが株価や為替に反映されてきております。まずは為替ですが、100円台の時は95円程度までは円高になると予測し、95円付近の時には90円辺りまでの円高を予測し、実際に円相場は91円台まで円高になってきたわけですが、放っておけば85円80円と進んで行っても何ら不思議ではないのです。米の経済状況がはっきりすればするほどドルは売られるわけですから、当面ドル安の流れは変えようがないと考えてよいでしょう。

 ただ、とにかく株を売れという流れに関しては既に終わりが告げられており、突然の急落で株価が底割れということも無くなり始めております。実態経済が悪いわけですから、当然ジワジワ下げて行く可能性は残るのですが、手に負えない様な暴落で底割れということは早々起こらないと感じております。不明瞭だった部分が見え始めてきているので新たな予測し得ない悪材料でも出ない限りは大丈夫という感じで考えております。

 とにかく経済対策が進み、目先直ぐに株価が暴落するような事は起こらないと思いますが、同時に天井も見えてしまっているのも事実であります。どんな景気対策を打とうが、どんなに世界が連携して危機を封じ込めようとしようとも、米の住宅バブルは崩壊したのです。借金で遊びまわった付けは払わなくてはならないのです。元に戻すためには同じだけお金を与えて使わせなくてはならないのですから、どう考えたって元に戻るわけがないのです。NYダウが1万ドルを超えるなどということは、もはや夢のまた夢の世界の話であります。どんな経済対策が打たれたって絶対に元には戻らないということだけは分かっておかなくてはなりません。

 どこにいくら必要なのかがはっきりし始め、どこにいくら使うかも分かり始め、為替は予測通りの動きをしてきております。今後は為替への介入のタイミングから新展開ということになりますが、そのタイミングもそう遠くもないと感じております。完全な答えは見えてきませんが、悪いながらも底は見えてきている様に思います。天井も見えてしまっているのがさびしいところでありますが・・・。

個別銘柄は元気いっぱい!

 相場全体は目先良いところまで買われてきたと思いますが、昨日の相場なんかは公的の買い、いわゆるPKOが中心であり決して中身のある上昇という感じはしません。こんな水準でPKO・・・要は年末の株価を意識した買いであろうという感じがしております。PKOでもなければこんな高いところは買えないというのが現状でありましょう。それだけ酷いのです・・・。

 しかし、そのPKOが相場全体に不安感を払拭とまでは行きませんが、だいぶ和らげている様にも感じます。中身のしっかりした銘柄に関しては買われてくるものが多くなってきており、銘柄さえ選別すれば日計りやオーバーナイトでも取れるものが増えてきております。

 5233太平洋セメントですが、連日しっかりとした動きでクレディが新規で投資判断を買いとし、目標株価160円としてきたのですが、あっという間にその株価を抜き去ってきました。

 また、6508明電舎も好調な値動きでありますし、2281プリマハムもだいぶ復活してまいりました。私が注目しているボロ株も、2回目の10%利食いを達成できそうですし、銘柄さえしっかりしていれば全然問題ない感じであります。

 ただ、今日の相場ですが、SQ算出後は大きく売られそうな気配が見えており、225以外の銘柄も少なからず影響を受けそうであります。ここのところ連騰してきておりましたし、本日はメジャーSQの上に満月でありますので、相場は動きだした方に大きく引きずられるかもしれません。少なくとも高いところでの参戦には賛成しかねる状態で、持ち越してる分は朝のうちに利食いしてしまうのが良さそうであります。

 個別は元気いっぱいといった感じですが、全体の流れは決して無視できませんので、慎重に対応していく必要があると言えるでしょう。更に詳しいお話はメンバーズでさせていただきたいと思います。

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