為替介入の序章

 話題の中心は米政府の自動車ビックスリー救済の方針の行方であったり、公共事業の内容がどうなるかということで一喜一憂している相場が続いているのですが、一番大事な事はその救済に使われる金額がいくらとか、手法ではなく、どこからそのお金を持ってくるかが重要であると考えております。既にクリントン政権で得てきた財政的余力は使い果たしており、ここから財政出動をしようとするならば借金するしかないのです。よって、自動車業界をどうやって救済するかとか、公共事業をどの程度やるかとかが最重要では無いはずなのです。

 しかし、今はそれに触れたくないのか忘れているのかは分かりませんが、今は救済の中身であったり公共事業の規模であったりを株の売買の材料として使っており、救済の内容さえ決まれば大丈夫的な雰囲気すら出てきておりますが、その財源についての論議は残ったままであります。もしかすると、私が予測している内容が既に当たり前の予定として組み込まれているのであれば別でありますが、常に売ったり買ったりの材料があった方が良いという考えもありますし、この辺はあまり考えない方が良いのかもしれません。

 ただ、大局的なことだけはつかんでおかなければ、いざという時に何が起こっているのかを理解できずに間違った方向へ動いて行ってしまいますので、今後起こり得る事はしっかりと予測して備えておかなくてはならないといえるでしょう。今になれば原油が100ドルなんて行き過ぎだったというのは小学生でもわかることかもしれませんが、140ドルに達した時はプロのアナリストが200ドルは行くとか言っていたのです。先を読む力が無いということは本当に悲しいことであります。

 さて、今朝の新聞でウォン安対策として韓国に2.8兆円を融通するという政府の方針が出ておりましたが、経済規模の小さい韓国を支援するのですから金額自体は大したものではないのですが、ここから発生するお金の流れはこうです。
日本は円でウォンを買う
韓国は円でドルを買う
間に韓国のウォンを入れただけで、実質ドル買い介入であることに気づきませんか?そうです。規模は小さいですが、こうして日本のドル買いの為替介入は始まってきたのです。

 ただ、米ドルを助けるには全然足りないというのが実情であり、この程度では円ドルは動かないといっても良いでしょうし、本格的に円ドルでの為替介入をするためには1ドル92円程度ではやり難いというのが現実であります。絶対に日本と中国のマネーが無くては米の自動車業界救済とかは出来ないのですから、何としてでも日本のお金を引っ張るためには為替が更に円高になる必要があります。まあ、財政出動を発表すればドルは売られますから、特別なことをしなくてもそういう流れになっていくようになっているのですがね・・・。

 というわけで、為替は1ドル90円を割るぐらいドルが売られる事となると予測しており、それがネックとなって不調な輸出関連株は更に売られる可能性が高いと見ております。出動すべきセクターを間違うと、本当に大変なことになりそうです。10年先を見据えればどこでも割安かもしれませんが、目先でも上がるセクターはありますし、大局を見誤らないように上手く行動して行きたいものです。


利食い完了とカラ売りの日か!?

 明日のSQが読めないというのもあるのですが、もう絶対に手を出したくない水準まで上昇してきてしまっております。もしかしたら明日の朝にかけて日経平均で9000円とか、そんな水準もあるのかもしれませんが、この状況ではちょっと手が出ないという感じであります。日計りが中心でありましたが、当然持ち越している部分もありました。流石にこの状況ですから長期保有を決めている銘柄以外は全て利食いしてしまう事にします。そして、場合によってではありますが、弱いセクターの高い銘柄をカラ売りして行くような感じで考えております。

 今日は基本的に買いに行く銘柄は無い予定ですが、最近は突如として面白い銘柄が出てきたりしておりますので、情報には耳を澄ましてといった感じであります。高い時は買わないというのが基本方針ですから、こういった展開の時は本当にやる事がないのです。まあ、チャンスはこれからいくらでもありますので、とにかく慌てずにじっくり取り組んで行くのがベストでありましょう。

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