進む原油安と円高

 昨夜のNY市場で原油が1バレル46ドル台まで売られ安値を更新しましたが、これで7月の高値147ドルから100ドル以上の下げとなりました。改めてチャートを振り返ってみると、9月に100ドルを割ったところからの猛反発があったり、かなり凄まじいチャートとなっているのですが、完全に予測通りの下げである事に安堵しております。しかし、140ドル付近にいる時に150ドルは当然で、200ドルも行くだろうと豪語していたアナリストは一体どう責任を取るというのでしょうか。明らかに行き過ぎた価格を前に消費者を不安に陥れる様な発言は、アナリストとして完全に失格でありましょう。この見通しによって廃業を決意したり、先行きを悲観して命を絶った人も沢山居るのです。例え200ドルに行くかもしれないと思っても、こうなれば上昇はしないがとか、そうならない可能性についての解説もしておくべきなのではないかと思います。100%の見通しなどというものは不可能なのですから、発言には十分に注意して頂きたいところです。私自身も発言にミスがある事はありますが、少なくともこんなにも無責任な発言はしていないつもりであります。

 しかし、原油は本当によく下がってきましたが、これにプラスして円高が進行しておりますから、国内のガソリン価格や灯油価格などの燃料価格はもはや暴落と言っても過言ではないでしょう。価格が下がるのが目に見えているので買い控え状態になっており、ガソリンスタンドの経営もかなり厳しいと聞きますが、燃料代の低下は景気の下支え効果が高いと思いますので、ガソリンスタンドには頑張ってもらうほかはないでしょう。どう考えてもレギュラーガソリン1リットル100円割れまではあると思いますし、100円を割るとかなり需要が上がると思います。運輸関係は荷量の減少分を穴埋め出来るほどコストが削減できるところもあるかもしれません。

 この円高でありますが、先日もレポートしました通り、全ては米国債を日本に買わせるための序章に過ぎないとみておりますので、90円前後辺りからは突然の為替介入が発表される可能性が高いと予測しております。せっかくの円高ですからこれを利用しなくてはならないと思うのですが、とにかく米の財政支出を支えなくてはなりませんので、いつまでも円高では居させてくれやしないでしょう。海外に出るなら今がチャンスではないかと思います。

 ニュース番組などを見ていると、オバマ政権は日本を無視し、中国に偏った外交をするだろうとか、するかもしれないとか、結構不安になるようなことを平気で言っているわけですが、例えばトヨタやソニーがいったいどれ程の雇用を米にもたらしているのかを考えたりしないのでしょうか。だいたいドルを買えと命令して買うのは中国では無く日本でありますから、日本を無視できるはずがないのです。あえて言うならば、無視するだろうなどと言って不安にさせておいて、当局の為替介入を黙認させようという布石ということかもしれません。真意は分かりませんが、少々日本に厳しい政治になる可能性はあるにしても、無視して中国に偏った外交とかは考えにくいと思います。

 別の見方から言うと、中国はいつでもドルを売ってくる可能性があるが、日本は勝手にドルは売らないので、中国にはやさしくしておかなくてはならない。日本には少々冷たくしておいても勝手にドルを売ったりはしないのだから・・・。とにかく、メディアで言われている様な内容がそのままということにはならないと考えております。

 現在のところ予測通り円高ドル安が進んでおり、いずれ介入ということになってくると思われます。そして、株価はその介入をきっかけに上昇を開始すると見ております。ただ、相場がそれによって完全に反転するということではなく、それにより下げが終わる可能性が高いということであり、そこから先はまだまだ不透明と言うほかはないでしょう。

 絶対に勘違いしてはならない事は、今現在将来を予測できている人は居るかもしれませんが、誰の意見が当たっているかは絶対に分からないのですし、判定出来るわけがないのです。世界経済は未曽有の混乱の中にあるのですから、とりあえず今の時点で今後の経済の見通しを断定的に論じている人が居るとすれば、その人は馬鹿か詐欺師のどちらかであります。まあ、当たれば神様になれますから、一発を狙うなら断定的に予測を立てるのもありかもしれませんが、私はギャンブルをする気は無いので慎重に流れを見極めたいと思います。


上昇トリガー

 メディア向けレポートにも書かせて頂きましたが、予測通り円高が進行してきておりますし、90円前後辺りからは政府の介入が予測されますので、為替の動きにはかなり注目していかなくてはならないでしょう。介入は目先の上昇トリガーとなりますので、絶対に見逃せないところとなりますが、この介入はあくまでも私の予測であって必ず起こるということではありません。対応は臨機応変にということにしておいてください。

 しかし、私はこの方針で売買していくことに決めておりますので、あくまでもこれを基本に売買して行きますし、レポートの内容もこれに準じたものとなって行きますので、お読みになられる方はご注意ください。また、こんな介入などしない方が良いとか、いつまでも米の属国かとか、色々と意見はあると思いますが、主義思想は利益につながる場合とそうならない場合がありますので、その辺も冷静に株価への影響だけを考えて行動して頂ければと思います。

 さて、基本行動の突っ込んだら買いで、上がったら売るという方針に関してですが、これはあくまでも守るべきことではあるのですが、為替の状態を見極めての行動でもあります。90円付近まで来るとどこで介入があってもおかしくないですから、株価が上昇しているとしても円高が方向であるならば買わなくてはならないということにもなります。この辺りの考え方は日々メンバーズで解説していきますので、詳細はメンバーズをご覧ください。

 また、一般銘柄の売買でも十分に行けるのですが、材料株の動きが面白くなってきているのも事実であります。バランスよく資金配分すれば、かなり楽しい売買が出来ると思います。詳しい銘柄についてはこれもメンバーズをご覧頂ければと思います。

 悪い材料は続くでしょうし、決して楽ではない相場ではあると思いますが、来年春までに想定できる日経平均の最悪のシナリオの中には、おそらくは日経平均が1万2000円から7000円まで下落してくるようなショックだけは無いだろうと見ております。あの下げは何とか乗り切っておりますし、まあ何とかなるのではないでしょうか。弱気になり過ぎずしっかりと狙うところを狙って行けば、結構良い感じの利益が出せると見ております。

 ちなみに、今日の方針ですが、反発気味なので昨日の安いところを拾った銘柄の利食いが中心です。後は一般銘柄がぶれる局面を狙うか、材料系の押し目を狙うかといった感じであります。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。