変化を求めた米国人

 米の大統領選挙は民主党のオバマ氏が選出され、米国初の黒人大統領が誕生しました。元々白人至上主義だった国がここまで変化してきた意味は大きいと思いますが、白を黒に変える位の変化が必要な位米は病んでいるということの表れでもあるのではないかと思います。

 サブプライムの直接的ダメージが無かったため、直近では原油が上がり過ぎてガソリンが高いだとか、そんなイメージしか湧かない日本人がほとんどだと思うのですが、米に住んでいる友人の話によると、米の経済はかなり深刻な状況になってきており、一般人の生活はかなり苦しいというように聞いております。

 日本のニュースを見ていると、オバマ氏のどこまでを知っているのだ?というレベルの人達がオバマ氏を応援し、あり得ないほど熱狂している人までいる様ですが、ブッシュ政権で痛めつけられて黒人大統領を選出しなくてはならないほど痛んだ米というものをもう少し理解する必要があるのではないでしょうか。と言うか、日本の政治にもその位関心を持って行動すべきではないのでしょうか。米の選挙権もないのに熱狂的にオバマ氏を応援している人達を見ると、サブプライム問題は依然として対岸の火事という感じなのでしょう。間違いなく飛び火してきておりますし、一般人の生活に影響するのはこれからなのです。

 オバマ氏を選択した米国人のほとんどは、この苦境を何とかして欲しいという願いを込めた選挙だったに違いありません。米国は本当に大変なことになっておりますし、本当に大変なのは1ヶ月後に迫ったクリスマス商戦なのです。1年の消費のほとんどがクリスマスと感謝祭で使われる国ですから、このままクリスマス商戦に入っても大変なことになってしまいます。

 株価の先行きを考えると、恐怖に支配されて売るだけ売ったのでもう一度8000ドルを割ってという話にはなり難いとは思いますが、政策を間違うとそれもあるかもしれないという感じはします。ただ、当面は期待感が大きいので、政策が出される度に反発してくるような相場が予測され、おそらくは底値は守ってくるのではないかという気はしております。

 しかし、どんなに良さそうな政策を出したところで、出せる財政に限りはありますし、次の選挙を考えた政策を出すようであれば何も変えられないということになります。必要なのは銀行を救済することであり、需要を喚起することではないのです。皆は銀行がつぶれるのではないかという恐怖感で売っているので、その恐怖感を取り除かない限り何をやっても無駄なのです。

 どうして日本が10年以上もバブル崩壊から立ち直れなかったのか・・・。その時日本がやった政策こそが、今世界中で行われている選挙対策型のバラマキ財政なのです。こう言ってしまうと未来はない様な気がしてきてしまうかも知れませんが、それでも流れは変わりますので、過度に心配する必要はないでしょう。

 当時の日本と違うのは、日本は買い叩く為にいじめられてきた部分もあるのですが、今回は舵取りを間違うと世界大恐慌に発展する可能性が高いということになりますから、米に限らず各国はかなり真剣に立ち直りを模索しているはずなのです。うまくいくかどうかは分かりませんので、どうなって行くかをじっくりと見極めていく必要があるでしょう。先入観を持たずに、臨機応変に対応する必要があります。

 しかし、大統領選挙というのは、ほとんどエンターテイメントの世界ですね。これの経済効果って結構ありそうな気がしました。結果は分かりませんが、これからの政策の内容などを見ながら冷静に投資方針を立てて行く事としましょう。

今日も見送り

 昨夜のNY市場は486ドル安と急反落となりましたが、当然予測していた結果であり、特に問題はないといった感じでしょうか。勇気があればカラ売りを入れて大きく利益を出せるタイミングでしたが、分かっていても所詮は予想に過ぎず、そこまでの行動はできませんでした。例えやってないとしても、カラ売りも入れて大儲け!なんて書くのが業界の常識?かもしれませんが、やってないことを言うわけにもいきませんからね・・・。

 しかし、サラッと486ドル安なんて書いてしまっておりますが、2か月ぐらい前までにこんな下げがあったとすれば、新聞の一面TOPに「NY株暴落 486ドル安」「経済不安広がる」なんて記事が書かれてもおかしくない位の下げ幅ですが、感覚というものは恐ろしいものでこんなに下げているのに普通の様な気がしております。相場全体がギャンブル場と化している証拠でしょうね・・・。早いところ元に戻ってほしいものです。

 下げそうだと言っても日経平均で9000円前後まででありましょうし、そこが買い場かと聞かれれば、たぶんちょっと早い様に思います。朝から突っ込んだりするならばちょっと買って日計り計画とかは有りかもしれませんが、明日は週末ですし、今日は買わない方が無難だという感じがします。

 ただ、例の食品株ですが、朝寄りで昨日の利益確定分は買い戻す予定です。カラ売りがガッチリ増えておりますし、相場全体なんてもはや関係ないといった感じです。というか、元々相場全体の動きを無視した銘柄ですので、全体が調整している時ほど強さを発揮するように思います。少なくとも慌てて売るような局面ではありませんし、空売りを入れるような場面でもありません。カラ売りがたくさん入ってくれた方がうれしいですけどね・・・。とにかくこれが当面私のメイン銘柄となるのは間違いと感じております。

 もし、一般銘柄を買うとするならば、おそらくは明日の大引け辺りが狙い目かもしれません。ただ、ここのところ大引けで公的の様な買いが見られ、意地でも株価を上げようという感じが見てとれます。今日の大引けにかけてどういう動きをするのかを予測し、今日明日の方針を立てる事が重要かと思います。

 まあ、あくまでも目先張りの話ですけどね・・・。 

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