底値は固まったか!?

 先週の動きを振り返ってみると、かなりの確率で底値は固まったかもしれないという感じが強く見えてきました。7000円割れは明らかに売られ過ぎであり、割らせるべきではないという判断が下ったのは間違いない事実であろうという気がしております。

 先週の週明けの東京株式市場は大波乱の幕開けとなり、28日火曜日には7000円割れまで叩き売られる展開となりました。しかし、その水準からは断続的に大量の買い物が入りだして日経平均は反発し、その後二日間は大幅高となって3日間の上げ幅は2000円にも達するのではという勢いで上昇しました。

 株価が売られ過ぎたと感じた個人投資家が新規で株式市場に参戦というような感じの報道を見て、確かに口座数は増えているようだがそんなに都合よく入れるものかという感じが強く、もっと大事なことを見逃すところでありました。もっと大事なところとは、年金の買いであります。ちょっと前まではPKOと呼ばれていた買いで、このPKOが先週の7000円から8000円は山ほど買いを入れており、絶対にこれ以上の下落は止めてみせるという意気込みを感じるに十分な状態でありました。

 報道では安いと見た個人投資家がとかそんな感じですが、個人の参戦だけでこれほどの売りを止められるわけもありませんから、下落を止めた主力が年金だったと知ればその反騰も納得といったところでしょうか。

 メディアのニュースを見ていると分かると思うのですが、日経平均が8000円を割っているとすると、追加の評価損を計上しなくてはならない銀行や生保が山ほど出てきますし、体力の無いところは耐えきれずに破綻ということになってしまうでしょう。そうなってしまっては負の連鎖が始まってしまうことになりますから、何が何でもそれだけは止めなくてはならないところであるといえるでしょう。今回の年金の出動タイミングはかなり良いものであったように思います。

 さて、世界中の金融担当者は米国発の金融恐慌を食い止めるべく、一生懸命政策を出してきておりますし、米の大統領選挙の投票も今夜からということになります。問題は解決しておりませんし、正しい方向での処理が進んでいるわけではありませんので、今後も何がどうなるかに確信が持てない状態が続くとは思いますが、これ以上の下落はとりあえずは止まるのではないかという感じはしております。売られ過ぎた銘柄には勝機があるかもしれません。



予想レンジ

 日経平均の予想レンジは7500円から10500円といった感じで、その差は3000円もあるのですが、これだけボラが高いとその開きも致し方ないという感じはします。

 ただ、ここで重要なのは直近での安値7000円割れが再度出てくる可能性はかなり低いだろうと見ております。実態経済が悪くなるのはこれからということになりますが、世界を苦しめてきたインフレは終焉を迎えているわけですし、下がるにしても今までの様な乱暴な下げではなく、もう少しゆっくりとした流れになるのではないかという感じがしております。依然としてボラは高いわけですが、急いで換金を進めてきたところもそろそろ一段落するのでは無いかと見ております。

 実際は世界中から絡んだ問題なので、これからどうなるかということははっきりと分かるわけではありません。予想をして当てたとしても自慢できるようなものではなく、あくまでも予想が当たって良かった程度の話であります。この状況下での全体相場の行方など分かるはずもないのです。新しい悪材料が出ない限りは結構織り込めたような気はしておりますので、日経平均が7000円を割って更に下へということだけは無さそうという感じはしております。

 よって、カラ売りよりも買いで勝負する機会を増やしてはいたのですが、今後も買い方中心で対応していこうと考えておりますが、基本である押したら買いという姿勢は貫く方針です。高い時に買っていてはいつまでたっても勝てません。暴騰するような相場ではないはずですので、とにかく高い時は様子をうかがうのが一番でありましょう。

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