手仕舞い

 目先としては買ってきましたが、ここ3日で日経平均は2000円も上昇してきました。何かがあって買われたというよりも、単にボラが高いから買われたというだけであり、3日で2000円も上昇した事は当然と言えば当然なのです。ということは、向こう3日で2000円下落してもなんら不思議ではないのです。これで回復だとか、そんな勘違いだけはしないようにしたいところであります。

 ちなみに、年内に数社の不動産会社が倒産し、ある銀行は破綻となり株価が1円となってしまうでしょう。これはあくまでも私が知っているだけの情報であり、悲惨な話はこれだけでは終わらないと思うのです。同級生が大手工作機械メーカーに勤めているのですが、このままではどうなるか分からないというほど注文が減少しているそうです。全般的にかなり厳しいとは思っておりましたが、本当に苦しい状態であるのは確かの様です。

 さて、こんな苦しい状況ではありますが、何がどの程度苦しくなるかという把握をしておくことにより、今後の状況を予測しやすくなります。それをもとにどのセクターを攻めるかを検証し、そのセクターの中から有望な銘柄を見つけだしていくのですが、そして、その結果として導き出されたのが食品であり、その中でもハムを作ってるあの会社に注目したのです。今までの流れで答えは分かってしまうとは思うのですが、この環境下でこのチャートは本当に別物って感じです。昨日もカラ売りが増えておりますし、今後はますます楽しみと言えそうです。基本は手仕舞いの週末ですが、こればかりは持ち越す方針であります。出来れば私に対抗してカラ売りをガンガン入れてくれるような勢力があると嬉しいのですが・・・。

 一昨日から仕込んでいた4041日本曹達は素晴らしい決算を発表しましたが、朝の気配は出尽くしの感じが強く表れております。これだけ良い内容でも反応しないとは・・・。前日の小松製作所は好決算でS高だったのですが、曹達は同じようには行かなかったといったところでしょうか。どうするかは動き次第ですが、利食い出来ないということはないでしょう。

 あとはとにかく利益確定とし、余力があったらみずほをカラ売っておこうか?って感じであります。まあ、ほとんどは現金で持ち越す予定ですし、無理はしない方がいいと思いますから、売ったとしても遊び程度ですけどね。とりあえず、この局面で買いに行くような事だけはしない予定です。例え週明けに上がったとしても、その次の日は下がるだろうと考えております。例え上がったとしても現金だったらそれほど問題はありませんからね。リスクを最小限に利益を出そうと考えるならば、今日はこういう方針にするのが一番と思います。

愚か過ぎる経済対策

 麻生首相の元に、日本は愚かな航路に舵を切りだしました。このままでは想像もつかないほど大変な事態になっていく様にしか思えません。今日は、どれほど大変なことになるのかを書いていきたいと思うのですが、私はどこの政党にも属さない無党派層であることを宣言しておきます。ですから、S氏は○○党派だからとか、そういう感覚を持たずに読んで頂ければと思います。

 さて、米国発の世界金融恐慌がマネーの世界を襲う大津波となって、NYや東京、ロンドンを一気に飲み込みました。信用は一気に収縮し、株価と同時に商品価格も押し下げてきました。まず、現段階ではマネーの世界が襲われただけの状態で、マネーの世界に絡んでいない大多数の人にとっては、大変な事が起きそうだと思っているだけの状態なのです。感じているとすれば、ガソリン価格が落ちてきたとか、食品が値下がりしてきたとか、そんな程度でありましょう。

 しかし、この大津波をこのまま放っておけば確実に一般消費者をも飲み込む事となり、膨大な損失を生みだしてしまうことでしょう。膨らみ過ぎたマネーはしぼまなくてはならないわけですから、当然今の流れはあってしかるべきなのですが、せめて一般市民に大きな影響が出る前にそれを止めなくてはならないのです。

 この金融危機は、正に負の連鎖というべき流れであって、放っておけば10年以上も悪影響を及ぼすことは確実であろうと考えます。それを止められるのは政策だけであり、確実に有効な手段を打っていかなくてはならないのです。日本は過去にバブルを経験し、その対処方法を失敗という形で身を持って経験しましたから、本来ならば何をどうすべきかを分かっているはずなのです。そして、少なくとも何をどうしたらダメなのか位は分かっているはずなのですが、今回出された政策は経済対策27兆円という愚かなものでありました・・・。

 経済対策についてはニュースや新聞で目にしている通りですから特に述べませんが、当時のバブル処理で失敗したバラマキ型の財政出動をもう一度やってどうするというのでしょうか。米に向けて日本の真似をすれば良いと発言したのを見て、この人は一体何を考えているのか?という感じで、何かの勘違いか?とか思ったりしておりましたが、この経済対策を見て本当にダメな人なんだと確信を持ってしまいました。当時の財政出動で膨らんだ国の借金は840兆円程で、今さら27兆円増えたところで大して変わりはない様にも思いますが、無意味に借金を増やす必要もないだろうと思うのです。

 そもそも、どうやって日本がバブル崩壊から立ち直ったかと言えば、当時バブルだったのは世界中で日本だけであり、日本が混乱していても諸外国は正常であったため、基本的な輸出は問題なく機能していたのです。太りすぎた企業はリストラと合理化を進め、贅肉を落とした筋肉質の強い企業へと生まれ変わり、それが戦後最大と言われるいざなぎ景気を作り出す事となったのです。

 借金をした上でバラマキ財政を推し進め、無駄な箱物を作って更に税金を投入とか、愚かにも程がある政策がバブル崩壊後の日本を回復させたのではなく、あくまでも企業が努力したからバブル崩壊から回復したのであります。残った借金を考えると、政策は足を引っ張っただけに過ぎないのかもしれません。

 当時、私が評価出来ると感じた政策は、銀行へ対する公的資金投入で、それが止まらぬ信用収縮を止めたのは確実であったと言えます。タイミングは遅すぎましたから、長銀は外資に持っていかれ、新生銀行として何倍もの値段で再上場となったわけですが、もっと早くに手を打っていれば、これほど外資に大儲けさせることも無かったかもしれません。まあ、とにかく評価出来るのはこれだけです。

 さて、ここまで書いてきた中で最も重要なことは、今回のバブルは世界中で起こっていた事であり、当時の様に世界において日本だけがバブルであったというわけではないのです。それが故に先が読めない展開が続くと思いますし、少なくともこんな経済対策では何の意味も持たないというか、借金が増えるだけの愚策であるとしか言いようがないのです。

 しかも、3年後には消費税を上げさせてくれとか、どういう了見なのでしょう?目先に人参をぶら下げて、走らされるほど日本人がバカだと思っているのでしょうか?少なくとも私はこんな馬鹿げた政策にはYESとは言えません。

 ただ、どうすればこの混乱が回復するのかという答えを求められると、正直言って明確な答えというものは出せないというのも事実であるのです。結局は日本の様に何年もかけて下落して行き、悪材料にも反応しない位打ちのめされるまでは回復させようがないのかもしれません。ただ、少なくとも今出されている経済対策は、傷口を広げるだけの愚策であるということだけは歴史が物語っているのは確かであります。

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