上に行けない相場

 先行きとしては実体経済に先行して株価が売られてきたわけで、企業活動の結果を表す決算がこれからという状態でありますから、目先は急落し難い状態になりつつあるものの、上値も限られていると考えるべきでありましょう。相場の状態は、今まで下げてきた分が下げ過ぎなのか、下げ足りないのかを判定しているところでありますから、当然高い局面は見送らなくてはならないということになります。

 そして、当然上に行けない相場なので、ある程度の反発があればそれに対応した下げが出てきて当然なのです。昨日の様な上昇局面で買いに行くと、あっという間に苦しくなるということが証明されたと思いますし、目先はこういう動きをするという可能性が高いので、投資スタンスはそれに準じた行動をすべきなのです。

 中長期的にはすでに底を打ったかもしれませんし、実は下げが始まったに過ぎない場所なのかもしれません。この動きがいったい何なのかは誰にも分かるはずがないのですから、現金が山ほどあるような方はゆっくりと買い下がれば良いのです。例えば、日本の年金資金は、9000円割れの辺りで結構買い物を入れてきております。ここが底値だったらどうして買わなかった!って事になってしまいますから、とにかく期間を分散して安くなったら安くなったなりに買いに来るのです。そういった状況になってもおりますので、超目先という意味ではそれほど下げないかもしれません。

 ただ、あくまでも超目先なので、日計り方針の参考程度にしかならない考え方です。世界の金融の混乱は、今のところ収まる気配を見せておりません。バブルの処理を間違った日本を見ている様で本当に怖い感じがしております。景気対策よりも、もっと銀行にお金を入れて行くべきなのです。

 マネーの総量を水に例え、景気刺激策を雨に例え、金融システムをダムに例えるなら、ヒビだらけのダムからはあちこちから漏水している状態で、崩壊する前になんとか補修しなくてはならない状態であります。急務であった補修工事は進んできましたが、それと同時にダムの水もだいぶ減ってきましたが、下手をすればそのダムは空っぽになってしまうかもしれません。しかし決壊するよりは良いですし、しっかりと補修しておけば、いずれまた雨を蓄えれば良いのです。ただ、多量のヒビが入った原因がダムの許容量オーバーだったので、どんなに上手く直しても前ほどは水を溜められないので、ダムを直す前に雨を降らせても全く意味がないのです。

 ダムを直す前に雨をジャンジャン降らせて800兆円を超える借金大国となった日本・・・世界の銀行への支援金はまだ200兆円にも達しておりません。有権者からの不満はあるかもしれませんが、本当にやるべきことを間違うと世界中が日本の様になってしまうかもしれません。そして、もしも日本の様になっていくとするならば、底打ちまでにあと数年が必要でしょうし、そのダメージは大変なものとなってしまうでしょう。

 今の段階では世界がどうなっていくのかが誰にも分からないので、様子を見るほかはないのですが、目先の数字がちょっと良くなったとかそんなことで楽観するようなことのない様にしたいところです。

アイスランド銀のサムライ債デフォルトか!?

 窮地に陥ったアイスランドのカウプシング銀行は、ロシアに支援を要請し、ロシアはこの支援に答える形で資金供給をという形になっていたのですが、どうやら日本で発行していたサムライ債はデフォルトということになりそうです。

 そもそもどうしてロシアがアイスランドの銀行を助けるのかということから考えると、ロシアマフィアのマネーロンダリングを担当しているのがアイスランドであり、ロシアマフィアは政権とも深くつながっていることから、潰れられては困るという思惑が強く働いたということになるのでしょう。

 このサムライ債は日本の大手企業も購入していたりするのですが、ロシアというお国柄を理解せずに買っていたとすればご愁傷様という感じですが、理解して買っていたのならば自業自得というところでしょう。

 ロシアという国は、歴史上から考察するに、日本という国をかなり軽視しており、国境があるとしてもアイスランドもロシアに準じる国でありますから、考え方的にはロシアもアイスランドも大差ないという感じでありましょうから、当然アイスランドも日本は軽視していると思われます。

 というわけで、日本から集めたお金は「都合が悪くなれば返さなくてもいいや」程度の考えといってもおかしくはないと考えるべきでしょう。北方領土の問題も解決していないのに、まともな経済活動ができるわけもないのです。

 そもそも社会主義国家が資本主義の真似ごとをしているだけなので、資本主義の常識で対応してはいけないのです。常識と思って対応した結果がサムライ債のデフォルトであると考えても良いかもしれません。

 世界の信用収縮は続き、今後は資本主義としても耐えきれずにデフォルトということもあり得ます。世界経済の混乱が収まるのが先か、混乱がさらに拡大するのかは分かりませんが、少なくとも危険な国からは資金を引き揚げなくてはならないということでありましょう。

 これ以上大きなデフォルトが起こらない事を祈りますが、とにかく防衛できる事は極力防衛して行かなくてはならないでしょう。それが正に信用収縮の動きなので、このスパイラルを止められるかどうかが今後の焦点でありましょう。

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