暗中模索
  
 サブプライムローンの焦げ付きから始まった世界金融危機は、世界中の政府が銀行等を財政支援しなくては銀行自体が潰れてしまうという状態にまで発展しました。米国人が住宅を担保に借り入れたお金を湯水の如く使ってくれたからこその好景気であったものの、その反動は世界中を震撼させるほどの破壊力を持った物となりました。

 昨夜のNY市場はクレジット市場で状況改善の兆しが見られたとか、バーナンキ議長が財政出動による追加の景気刺激策を指示するという発言を行ったことが好感されて買われた様ですが、住宅市場の値下がりが止まっておらず、資本注入も半端で、しかも高金利での資本注入なので、あくまでも兆しが見られるというだけで、改善したとか反転したというわけではありませんし、バーナンキ議長の発言にしても日銀総裁が政府に財政出動をしろと言っている様なもので、やるべきことはやったから後は政府が何とかしてくれとさじを投げている様な物です。

 こんな材料でNYダウが413ドルも上がったというよりも、単に急激な下げに対応する反発であったというだけのことではないでしょうか。捉え様によっては売られてもおかしくない材料でもありますから、大きく値上がりした時は一歩引いて様子をうかがうべきでありましょう。このまま経済がV字に回復して行くなんて都合の良い事はどう考えたって起こらない様に思います。

 ただ、経済はV字に回復しないとしても、世界中の政府がお金を市場にばらまいておりますから、下落が止まったと判断できるような状態になってくると、その資金は一気に株に流れ込んでくる可能性があります。そうなれば、状況は一気に変化してくるはずなのですが、それももう少し先の話になるのではないかと予測しております。

 本当に先が見えず、毎日どんな動きが出てもおかしくない相場が続いておりますが、現在50位にあるVIX指数(ボラティリティ指数)が40以下にならない事には落ち着きようもないといったところでしょうか。普段は30でも高いぐらいなのですが、今はとにかく高過ぎる状態ということが言えます。とにかく目先は慎重にとしか言いようが無いところが辛いところですが、歴史上経験のない相場でありますから、こればかりは仕方がないといったところでしょう。

 今は世界中が必死に危機を収束させようと努力しているところですから、とにかくその行く末をしっかりと見つめていくほかはないと考えております。

基本的には上がっている時は利食いとカラ売り以外は考えておりませんので、今日の様にNYが大幅高した後は様子見ということになりますが、先週、先々週と外資系は買い越し姿勢となってきておりますから、目先は底値が固まりやすくなってきているようにも感じております。とはいえ基本は安いところを買うべきであり、慌てて高値を買う必要な無いはずなので、今日の様な相場の日には買い出動しない方が良いと考えております。

相場予測

 まだまだ荒れる局面があるとは思うのですが、物によっては相場の影響を大きく受けずに動いているものもありますし、個別銘柄では買えるものが出てきているのも事実であります。先日140円台前半で仕込んだ食品関連株は、150円台に突入し、本日も良い気配を見せております。噂の相手も順調に値を伸ばし始めており、やはりこの両社には何かあると考えて良さそうです。既に仕込み終えているので、ここから先を買おうとは思いませんが、新規ならばまだ行っても良い様な感じはしております。

 それと、メンバー様には伝えてあるのですが、これだけ酷く売られても2766風力開発は全く諦めてません!原油価格が安くなったとしても、新エネルギーの需要は増して行くのは間違いない事実でありますし、同社の技術は風力電力の安定供給という意味では一歩先ゆく感じでありますし、とにかく期待して見ております。いつかは分かりませんが、きっと大きな相場を実現してくれるのではないかと思います。

 相場の雰囲気が良いとついつい買い高いところを買ってしまったりしがちですが、とにく慎重に事を見極めて行動して行くようにしましょう。このまま株価が1万円回復という可能性よりも、再度8000円台前半に下落という可能性の方がまだ高い様に感じます。

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